1月25日公開の映画「あした世界が終わるとしても」を観賞した。

この映画は2つの世界に同じ人物が存在する世界で一方の世界から来た人物に命を狙われるがこの世界を守るためにもう1つの世界へ戦いに挑んでいくパラレルストーリーである。

もう1つの世界でもう1人の自分が存在すると知った時にどういう気持ちでもう1つの世界と向き合うだろうか?




パラレルワールドの作品というべきものだけれど、2つの世界に同じ人間が存在するというのは同じ命も共有している事にも通じる訳ですけれど、一方で亡くなるともう一方でも亡くなるというのがこのパラレルワールドの1つのルールである。

しかし世界が違うと立場も違う訳でそれを利用して命を狙うというケースも存在する。このストーリーはそんな違う世界に住む2人の男女がパラレルワールドの世界を知って巻き込まれていく戦いを描かれる。

果たしてパラレルワールドの世界で繰り広げられる戦いを止める事ができるのだろうか?

キャスト

狭間 真(はざま しん)の声演じる梶裕貴

泉 琴莉(いずみ ことり)の声演じる内田真礼

ハザマ ジンの声演じる中島ヨシキ

イズミ コトコの声演じる千本木彩花

ミコの声演じる悠木碧

リコの声演じる水瀬いのり

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

高校3年生の狭間真は、小さいころに母親が突然死で他界していた。彼の幼なじみの泉琴莉は、クラスメートと距離を置く真のことを気にかけていた。ある日、琴莉の携帯電話に真の父が突然死したと知らせが入る。そして真の前に、この世界と相対する世界“日本公国”から来たというハザマジンと名乗る少年が現れる。

結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして突然死するケースが急増する平和な日本において、突然死は謎のままとされていた。そんな中で暮らす狭間真と泉琴莉は小さい時から幼馴染として信仰があった。そして真は突然父親が亡くなった事により身寄りのない身となった事で琴莉の会社に勤めていた父をこのような事をした事に対して怒りを覚えていた。

そんなある日に目の前に何ものかに襲われそうになった真を助けた人物が真そっくりのハザマジンという人物だった。最初は何が何だかわからないまま逃げるしかなかったがジンからこの世界と別の世界日本公国があると言われた事で事態は大きく変わってくる。

それまで普通に真と琴莉は接していたが、真と琴莉がもう1つの世界では対立する立場だと知り更には琴莉と向こうではコトコという人物で本当はジンと対話したいという気持ちを抱いていた事を知る。それにより事態は大きく変わってくるのだが、事は簡単に行かず向こうの世界日本公国の方が圧倒的な独裁政権であり、向こうの弱い立場の者たちは尽く処刑されていた。

それによりこちらの世界日本の人物が次々と亡くなるという事態となり戦う為には向こうと繋がっているこちらの世界日本の人間を抹殺するしかないという事だった。しかし事態は既に日本公国に気づかれておりこちらの世界からではどうする事もできない状況まで陥っていた。そしてコトコは処刑された事により琴莉は死亡する。

この悲しみが真を大きく突き動かしていく事になるが、そこで更なる真実を知る事になる。真の父が真の母の死はパラレルワールドのリンクに関係している事を知った事により対抗できる対策を既に完成させていたのだった。それにより真はジンと共に日本公国に乗り込み戦う事を決意する。

果たして真はジンと共に日本を日本公国の暴走を止める事ができるだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、それぞれの世界での立場が違うために立場の弱い世界の人物を狙うというのは確かに形勢不利な世界から見たら当然の話だし、それでジンもこの平和な日本に来た訳だ。しかしそこに来た時点で既にジンは日本公国に狙われており、更にはそこからコトコの真意を知っていくというのはまたそれぞれの立場が違うからこそ知らない事があるという事だ。

その真意を知った先にこれまで考えていた事が変わってくる訳だけれど、世界が違えば立場が違うその為にすれ違う事もあるという事もある。でも世界が違えば違った関係がある事もまたこの作品では絶妙に描かれていた。

総評として世界が違えばジンもコトコもわかり合えたのだと思う。それは真と琴莉がこちらの世界でわかり合えていたからこそであり、改めて2人が平和な日本だからこそ実現できていたという事だ。世界が違えば立場も違う。2つの世界があるならそういう関係が変わってくる事を知るのだった。






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