10月19日公開の映画「ここは退屈迎えに来て」を観賞した。この作品は27歳になった女性が都会から地元に戻って高校時代憧れだった男性に会いに行くまでの過程を描いたストーリーである。

高校時代から9年の月日を経るとそれぞれの生活環境は大きく変わるものだけれど、その環境の変化はあの時代の思い出の中だけにしたいのかもしれない。

富山を舞台とした作品ですけれど、私は今年金沢へ行った帰りに富山に立ち寄ったのですけれど、富山駅までのあの長い道路は本当に富山の街の規模を考えると都会から観ると完全に田舎になってしまうとは思います。

それでも地方都市としての良さもある訳ですけれど、地方都市から都会に出た女性が地元に戻って仕事をしているのですが、そんな中で高校時代に憧れた先輩に会いに行くというのがこのストーリーですが、しばらく会っていない人に会う事で何を思い出し、何を感じるのだろうか?

キャスト

私演じる橋本愛
あたし演じる門脇麦
椎名くん演じる成田凌
新保くん演じる渡辺大知
山下南演じる岸井ゆきの
森繁あかね演じる内田理央
サツキ演じる柳ゆり菜
まなみ先生演じる瀧内公美
遠藤演じる亀田侑樹
なっちゃん演じる片山友希
椎名朝子演じる木崎絹子
皆川光司演じるマキタスポーツ
須賀さん演じる村上淳

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

27歳の「私」は、何者かになりたくて東京に出たけれど、10年が経ち、なんとなく実家に戻った。高校時代に仲が良かったサツキちゃんと、当時みんなの憧れの的だった椎名に会いに行くことに。一方、地元に残った「あたし」は元カレの椎名のことが忘れられずに苦しんでいる。

結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして27歳の私は何者かになりたくて東京に出たものの、10年が経ち実家に戻って地元富山に戻って高校時代に仲の良かったサツキと一緒に当時憧れだった椎名に会いに行くという事だった。

高校時代には憧れだった椎名は27歳になってどうなっているのか?というのはこのストーリーの流れになる訳だけれど、このタイトル通りに富山という街は何もない街と言ってしまえばそれまでになる。

特に北陸新幹線が開業するまでは東京に出る為には富山空港へいくか、高速バスで関東まで行くしかなかった。北陸道があるとはいえ富山から関東に出る事は1度新潟まで出た上で上越から長野なのか?それとも長岡まで行って関東なのか?という事になるけれど、それほど富山という土地は東京へ出る事は大変な場所であった。

今は北陸新幹線で東京まで出る事は比較的容易になったけれど、私も地方都市の良さを踏まえても娯楽と言えるのは新潟と比べても確かに少ないのは事実だ。

新潟は政令市の地方都市とはいえ首都圏からは大きくない都市と言われますが、それでも今ではプロ野球の毎年開催されますし、4万収容のスタジアムもあるし、アイドルグループの本拠地となっているので都市の規模は圧倒的に日本海側最大の都市である。

富山は確かに富山城や自然の名所がありますけれど、大きなイベントがあるかと言われると確かにないし、都市部まで出ないと本当に富山は何もない場所ではある。だから高校生にとって娯楽と言えばゲーセンだったりするし、遊べる場所は限られてしまう。

大都市圏なら遊ぶ場所は多いけれど、だたその分誘惑も多いからそういう事を考えると誘惑される場所はない。だからこそ小さな街だからこそ色々な噂も知れ渡りやすいし、自然と人間関係は限られやすくなる。

私も長年同じ所へ通っていたら同じ顔がいるとわかるし、例え相手の名前を知らなくてもどういう人なのかはある程度知ったりする事もある。

そんな私ともう1人のあたしがいる訳ですけれど、あたしの方は椎名を忘れられないあたしなのですが、地方ほどやる事がない訳で自然とやる事は決まってくる訳ですけれど、あたしにとっては1度味わった味を忘れられない訳ですが、人は1度愛されてしまうと忘れられない存在になってしまいその後の人生に苦しむケースもある。あたしの場合はそういうケースの1つだ。

私の場合はそういう事はなく憧れの存在であるけれど、憧れだからこそあの頃の残像が残り続けている訳ですが、10年も経てしまうとあの頃の面影があっても全く違う人生を歩んでいる。

私もかつての高校に立ち寄って椎名に会いに行く訳ですけれど、その間に椎名とある関係ある女性2人が登場するのですが、この2人は一体椎名とどんな関係なのだろうか?というのは劇場で観てほしいところだけれど、私は椎名と会った時に知る現実とは?

結末は劇場で観てほしいけれど、10年の月日は色々な事を変えて色々な事を忘れるのだと感じる。私も10年前と20年前では全然違ってしまう訳ですけれど、あの時代憧れだった人でも10年経つとただの人というのは珍しい事ではありませんし、あの頃の憧れのまま会うのは色々ショックを受ける事があるという事をこの作品では示していたと思います。

総評として地方都市から大都市に出た後に再び地元の地方都市に戻って現実を見つめ直していく訳ですけれど、やはり育った場所はどんな地方都市だったとしても良いものであるのは違う都市に暮したからわかる事ですが、その当時の人間関係は大きく変わっているという事だけは忘れてはならないという事です。

月日を経ると忘れてしまう事がある。それだけは当時の印象と関係を踏まえておかないといけないのだと思います。