9月21日公開の映画「コーヒーが冷めないうちに」を観賞した。

この作品はある喫茶店の席に座るとコーヒーが覚めない間にその店で起きた過去に戻れるストーリーである。その店で起きた事以外は未来を変える事はできない条件をどう捉えるべきだろうか?

その店に来た人以外には何の効力もないという色々な面倒な条件がある訳ですが、それでも過去に戻って伝えたい事があるというのは人の切ない気持ちの1つであるとは感じます。それもコーヒーが覚めるまでの間の時間という事でかなり時間は限られる訳です。その時間で何を伝えられるのか?と考えると伝えられる事はそれほど多くないのだと感じます。

果たしてコーヒーが覚めるまでに伝えたい人に何を伝えられるのでしょうか?

キャスト

時田数演じる有村架純
新谷亮介演じる伊藤健太郎
清川二美子演じる波瑠
賀田多五郎演じる林遣都
時田流演じる深水元基
平井久美演じる松本若菜
高竹佳代演じる薬師丸ひろ子
平井八絵子演じる吉田羊
房木康徳演じる松重豊
夏服の女演じる石田ゆり子

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

とある街にある喫茶店「フニクリフニクラ」。この喫茶店のとある席に座ると、望んだとおりの時間に戻ることができるという都市伝説があった。アメリカに行ってしまった幼なじみに思いを伝えたいと思うOLの二美子は、ある女性が座り続けているその席が空くのを待ち、過去の自分と幼なじみに会いに行こうとする。スタッフの数は、「過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから冷めてしまうまでの間だけ」と告げ、二美子にコーヒーを淹れる。

結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして喫茶店「フニクリフニクラ」のとある席に座ると望んだとおりの時間に戻ることができるという都市伝説があった。この噂だどれほど信じられているのかは定かではないが、その喫茶店へ行くと戻れるのは本当らしいという事でその噂を聞きつけた客が入り浸っている。

エピソード1

まずは清川二美子の事例ですが、二美子は別れた彼にある事伝えられなかった事を後悔していました。喧嘩別れした彼にもう一度伝えたい事があるという事でその席に座ろうとしましたが、その席にはある女性が座っており、その女性に触ると溺れるという不思議な現象に巻き込まれるのでした。

でもある時間になるとその女性が席を立ち席が空いた直後に座ってようやく席を確保できるという不思議な席なのでした。その席でコーヒーが覚めるまでの間に過去に戻ってその時の相手と出会えるというルールなのですが、醒める前に飲み干さないとずっとその席に座り続ける事になるという不思議なルールでもあります。

この彼はどんな事をしても結局海外へ行く訳なのですが、その時の真意を知るには確かにこの過去に戻りたいというのはわからないではないと感じましたね。

エピソード2

2人目は記憶を失っていく妻に渡せなかったものを確かめに過去に向かう夫なのですが、その時に伝えたかった手紙を知るために過去に向かうという事ですが、確かに記憶がある時に合っておかないとわからない事もある訳で、そこで真意を確かめるには良い選択なのかもしれません。

エピソード3

亡くなった妹に会うために過去に向かう姉ですが、どんな事を言っても過去は変わらないという部分でこの時に伝える事で未来が変えられる事ではないというのはわかっていても諦め入れない姉の姿が描かれる訳ですが、物事には色々な後悔があるものですのでそれでも過去に行きたいという想いはあるという事です。この結末は劇場でみてほしい。

エピソード4

これがあまり語れない部分になりますけれど、あの女性は一体何者なのか?という事が描かれる訳ですが、このストーリーの全てがここに集約されている事を踏まえても過去に戻っても代える事ができない現実というのを残し続ける事が果たして良いのか?どうなのか?と考えさせられる事になると思います。

結末は劇場で確認してほしいですが、過去は変えられないとわかっていても変えられるのではないか?という一瞬の想いがあるから過去に戻ろうとしたがるのかもしれません。物事を歩んだ過去は変える事はできない訳で、変えたからどうなったのか?というのは誰にもわからない訳です。

そこにいかなかったから何もなかったのか?とも限りませんし、その時は回避できてもその後は回避できない事だってある訳です。結局未来は誰にもわからないという事だけは確かであり、過去は変えられないからこそ過去なのだという事です。

総評としてわずかコーヒーが覚めるまでの間に伝えられる事は本当に少ないですが、そのわずかな時間だからこそ知りたい真実があるという事です。その真実を知った時にどう受け止めるのかは人それぞれなのだと感じます。