7月27日公開の映画「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」を観賞した。

この映画は2008年7月にスタートしたコード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-シリーズの劇場版でシーズン3の数か月後が描かれるストーリーである。10年の月日で一区切りとなるこのシリーズに5人が残して伝えていくそれぞれの想いが描かれる。
丁度10年前にスタートしたシリーズも一旦区切りを付けるという意味での劇場版になったと感じている。当時の年齢設定は実年齢よりも10歳上という設定なので今の彼らは実は40前後なんですよね。

その意識がないとフェローの新たな4人との差を感じさせないのですが、もしこのメンバーで10年後を描くと5人は50前後、4人は40直前という感じになるのだと思います。

その5人も藍沢がトロントに旅立ち、緋山も産婦人科の医院に行く事が決まった直前に起きる事故と向き合っていきます。果たして5人が4人に伝えていく事と、5人が歩んだ10年間とは?

キャスト

藍沢耕作演じる山下智久

白石恵演じる新垣結衣

緋山美帆子演じる戸田恵梨香

冴島はるか演じる比嘉愛未

藤川一男演じる浅利陽介

名取 颯馬演じる有岡大貴

灰谷俊平演じる成田凌

横峯あかり演じる新木優子

雪村双葉演じる馬場ふみか

町田響子演じる伊藤ゆみ

新海広紀演じる安藤 政信

橘 啓輔演じる椎名 桔平

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

地下鉄トンネル崩落事故から3か月後、旅立ちの時が迫る藍沢たち。その旅立ちが“別れ”を意味することに気づきながらも、彼らは10年間を共にした互いへの思いを抱えたまま、日々を過ごしていた。しかしそんな彼らの思いに構うことなく、出動要請が入る。前代未聞の「空」と「海」で未曽有の大事故が連続発生。史上最悪の現場に、彼らはいかに立ち向かうのか。そしてその先に、答えはあるのか…。

結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとしてドラマのシーズン3から3か月後という事で藍沢も緋山も去る直前になった。3人のフェローと看護師の4人はその間に大きく成長して戦力となっていた。

そんな5人も藤川と冴島が結婚式を挙げる事が決まっていたが、その直前にある患者が飛行機の乱気流の事故で運ばれてきた。その女性は末期がんで余命僅かの女性だった。

乱気流による肋骨骨折により病状は更に悪化し年を越せるかどうかという状況で婚約していたフィアンセが駆けつけて結婚式をやろうと提案されるが時間が無い。

その結婚式を藤川が冴島と挙げる予定だった式場を提供した。2人は残された時間で式を上げるが女性は吐血し余命僅かの状況となったが式を挙げる事が叶った。

この事故ではたまたま藍沢が乗り合わせていた事で多くの患者を適切に誘導する事ができた。飛行機に医者が登場するという事でいかに治療が可能になるのかがわかる事例だけれど、現場に医者がいるといないのでは負傷者が助かる可能性と怪我を最小限に抑える事ができるという違いが現れる。

その誘導のおかげで白石は適切な指示をする事ができた。

一方で次に起きた海ほたるの衝突事故では色々難しい局面を迎える事になる。これは劇場で観てほしいシーンなので詳細は避けるけれど、多くの負傷者が出た事により難しい局面で経験がない中でもこれまでの経験が活かされるという部分も描かれていく。

10年という経験値は様々な局面で色々な対応力を身につけている。藍沢もまたそれだけ多くの場数を踏んできたからこそ経験がないが、これまでの経験値から最善の選択肢を選ぶ事で患者の命を助ける事ができてきた。

もちろん白石、緋山、藤川もこれまでの経験から最初の頃とは見違えるほどの処置で多くの負傷者を救っている。それもこれまでの辛い経験をしているからこそわかる事があるという事でこの経験をフェローの3人と看護師に伝えているのはシーズン3でも多く観てきた。

彼らも5人が経験してきたから今があるという事を10年後に知る事になると思うけれど、今はわからなくても必ずここで伝えた思いが伝わっていく。

そんな事故で思わぬアクシデントを迎える事になった。そのアクシデントを5人は乗り越える事ができるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、5人が乗り越えてきた10年という月日は10年の経験を次の世代に伝えていくという事でもあるし、救命救急に着いた頃は今の4人同様に色々な失敗を繰り返し、時には取り返しのつかない事故により医師生活を奪ってしまったという経験もしてきた。

医療現場でも救える命と救えない命があるのは今の医療技術でもある訳であり、寿命がある以上は仕方ない側面はある。それでも可能性ある限り医者として命を救うという使命は救命救急という最前線の現場の中では考える時間が与えられていない。

短い時間の中で瞬時に判断していく事はそれだけの場数を踏んでいかなければできないという事だ。それを乗り越えて5人の今があるというのを10年間観続けてきた。5人はそれぞれの道を進む事になったけれどその先で再び5人でチームを組む日が来る事を楽しみにしている。

総評としてこの10年間を振り返る劇場版となったけれど、この10年のこの作品の中ではずっと一緒に乗り越えてきたというのがよくわかる内容となっているし、最後には天国からのサプライズもあったのだけれど、きっとこの救命救急チームの成長を喜んでいるのだと思います。

次にシリーズがあるとしたらそれは白石のチームとしてスタートする事になるだろうけれど、この5人で過ごした10年という月日はこれからも強い絆で繋がり続ける事になると思います。