6月15日公開の映画「空飛ぶタイヤ」を観賞した。

この映画はトラックの脱輪事故を巡って運送会社とトラックメーカーとの事故の真実を追求したストーリーである。トラックの運転による事故は人の人生を狂わせてしまうだけに本当の原因を知った時に安全のためには妥協してはならない事を知るだろう。

脱輪事故というのは多くは整備不良かトラックの欠陥になるものだけれど、近年は車検の不正があったりするので何時自分がその被害者になるとも限らない訳だ。特にトラックの脱輪程凶器になるものもなく、タイヤが脱輪しただけで大きな被害が出ると思った方が良い。

このストーリーは運送業者が脱輪事故により1人の女性が亡くなった事により真の原因は何処にあるのかを追い求めている。果たしてこの事故の真の原因は何処にあったのだろうか?

キャスト

赤松徳郎演じる長瀬智也

沢田悠太演じるディーン・フジオカ

井崎一亮演じる高橋一生

赤松史絵演じる深田恭子

高幡真治演じる寺脇康文

榎本優子演じる小池栄子

門田駿一 演じる阿部顕嵐

小牧重道演じるムロツヨシ

杉本元演じる中村蒼

宮代直吉 演じる笹野高史

狩野威演じる岸部一徳

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

よく晴れた日の午後。1台のトラックが起こした事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社社長の赤松徳郎は警察で信じられないことを聞く。走行中のトラックから突然タイヤが外れた、と。

整備不良を疑われ、世間やマスコミからバッシングをされる毎日の中、彼はトラックの構造そのものに欠陥があるのではないかと気づき、製造元のホープ自動車へ再調査を要求する。

遅々として進まない調査に苛立ち、自らの足で調査を始める赤松だが、そこには大企業のリコール隠しが存在した。赤松は親から引き継いだ会社や社員、家族を守るため、何よりも自らの正義のため、巨大な企業に戦いを挑む。

結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして良く晴れた日の午後に1台のトラックが脱輪事故を起こした事により1人の主婦が亡くなるという死亡事故となった。

当初は運送業者の整備不良が疑われて、当然警察も運送業者の整備不良から疑ったが、検査の内容からとても脱輪するような内容の検査ではなかった事で立件もされない状況に当事者となった赤松運送の社長赤松徳郎は警察から何も連絡がない事に不思議に感じる。

通常こういう事故の場合は何かの通達が来るんだけれど、実際のところ警察は起訴する場合は書面を郵送するまで何も教える事はない。要するに警察は事故を起こした相手に対して起訴や容疑が固まらない限り何も教えない組織だという事だ。

よく交通違反などでも個人情報などを理由に教える事はない。それにそれを知る為には申請書にお金を出さなければならず自分がどんな違反で何点違反点数があるのかもわからない。

警察が何か悪い事を通知する時には直接郵送か、令状を持って乗り込んでくるかなので当然赤松運送からしたら郵送も送られても来ない、乗り込んでも来ない事は針の筵な訳です。

何も通知も乗り込んでも来ない事に疑問を感じた赤松は独自にこの事故が起訴できない理由があるという事を感じて、トラック業者に問い合わせるも当然トラック業者は問題はなかったと取り合わない。

しかも事故を起こしたトラックの部品を返却もしないという対応に不審を抱いた赤松は同じような事例の事故を調べ始める。そこでわかったのは同じトラックで同様の事故が何件も起きていたという事実だ。

通常トラック事故でも死亡事故でない限りはただの事故としてしか新聞などでは取り上げられないので知らないのは無理もない話なのだが、そこである運送業者から事故を起こした車検証を見せてもらって明らかにこれは整備不良による事故でない事を証明するだけの内容を知る事になった。

その頃トラック業者内部でもこの事故に対して対応に疑問視する者もいた。沢田悠太という赤松が何度も連絡して交渉していた相手だが、沢田も内部の決定に納得できない1人だった。

沢田だけじゃなく他の社員の中にもこの事故が整備不良じゃない事を書類として事実を知った社員が内部告発を検討していた。それを知った沢田はある行動に出ようとする。

その頃赤松の下には銀行からの融資が打ち切られ、債務超過で倒産の危機に瀕していた。果たしてこの事故の真実は明らかになり赤松は真実を知る事ができるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、内部と外部では当然知れる情報は違ってくる訳で、外部側から知れる情報は本当に限られる。

一方内部側もこの事が本当に良い事なのか?という疑問を抱いている者もいるという事だ。しかし告発すれば当然それはその会社にいる事ができないという事になり告発はその会社を辞めるという覚悟が必要だ。

辞めるほどの覚悟がなければ内部告発なんてできないのが社会の現実だったりする。外部から知れる事は限られているが、事故の原因を突き止めるには内部外部はないという事を肝に銘じないと事故の真実にはたどり着けないという事だ。

総評としてこの事故により人が亡くなっているという事を重く受け止めなければ今後同様の事故が起きる訳で、どういう業界でも事故が起きた時には様々な対策がなされる。その対策によりこれまで亡くなっていた事故が亡くならずに済むケースもある。

これは運送業界の問題だけではない運転する事のある人も、交通機関を使う人全員が関わる事故であると認識しないといけないだろう。