12月16日公開の映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」を観賞した。

この映画は結婚式目前で倒れた花嫁が原因不明の病気で意識不明となり結婚式が延期になり後に病名が判明して一命を取り留めるが目覚めるまでに1年3か月を要してそこから長きに渡るリハビリを経て8年越しの結婚式を挙げた実話である。

命が助かっただけでも奇跡の話であるけれど、8年も待ち続けた花婿さんの愛情は涙があふれるほどのエンディングを観る事になるだろう。

今年最後に選んだ作品はこの8年越しの花嫁になるのですが、これが実話という事で病名からもいかに意識を取り戻す事が奇跡的だったかもわかるし、それに長き年月を待ち続けた花婿さんはそれだけ花嫁さんを愛していたからこそできた事なのだと感じます。


結婚後にこの状況になったのならそれも可能だとは感じますが、結婚直前だとその現実を受け止められない人は少なくないと思います。それだけ8年も待ち続ける事がいかに大変な事なのかを知る訳です。果たしてその奇跡の実話はどんなものだったのか?

キャスト

中原尚志演じる佐藤健

中原麻衣演じる土屋太鳳

中原初美演じる薬師丸ひろ子

中原浩二演じる杉本哲太

柴田演じる北村一輝

室田浩輔演じる浜野謙太

島尾真美子演じる中村ゆり

和田演じる堀部圭亮

そうめん工場社長演じる古舘寛治

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

尚志と麻衣は結婚を約束した20代のカップル。幸せ絶頂の2人だったが、結婚式の3ヶ月前、麻衣を原因不明の病が襲う。一時は心肺停止、長い昏睡状態で麻衣は寝たきりとなる。そこから尚志は毎朝出勤前に病院まで通い、麻衣を看病し続けた。

しかし、いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親からは「もう他にいい人を見つけたら」と言われる。それでも尚志は諦めず、麻衣の側で回復を祈り続ける。その祈りが届いたのか、数年後、麻衣は徐々に意識を取り戻し言葉を発するようになるが、麻衣は記憶障害により尚志の記憶を失っていた。


結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして2人の出会いから結婚直前までは何処にでもいるカップルと同じなのは言うまでもないのですが、結婚式直前の3か月前に花嫁の麻衣さんが倒れてから2人の運命は大きく変わる事になります。


ある日突然記憶障害となり、その直後に原因不明の痙攣や奇行で意識不明になってしまい一時心肺停止という普通の状況でも考えられない事の連続だった訳で担当した医師も本当にこの状況で命を取り留めただけでも良くやったという状況だったと思います。意識不明になり病名がわかるまで尚志さんと麻衣さんの家族はそれはそれは不安で仕方ない日々だったと思います。


それでも数か月して抗NMDA受容体脳炎とわかり手術を受ける事になるのですが、この状況で手術を受ける事もかなりのリスクはあったとは思いますが、一度は命を落とした事を踏まえればわずかな可能性でも奇跡に掛けたい家族の思いがあったと思います。手術は無事に成功し麻衣さんは助かった訳ですがそれでも手術から1年以上意識を取り戻す事はありませんでした。

長い期間寝たきりになると筋肉が硬直してしまい動かなくなるのですけれど、まだ1か月ほどなら取り戻すのにそう時間はかかりません。私も昔腕を靭帯損傷して骨折も判明し1か月以上ギブスを付けていた事がありますけれど、腕は曲がったままで直すのにリハビリ3か月を要していました。


そう考えれば1年以上という月日は単純計算数年単位は掛かるという事を示しています。それでも1年3か月の月日を経て意識を取り戻した麻衣さんは奇跡の生還をした訳ですが、ここから長きに渡るリハビリが続く事になります。


まず体を動かすリハビリに着手しますが意識もはっきり取り戻した訳じゃない中では本当に赤ん坊のところからのスタートとなり、意識も多くの記憶を失っており尚志さんの記憶は全く残っていなかった状況からであり、これだけでも記憶を取り戻す事が、動けるようになるまでいかに大変な事なのかは言葉にできないほどです。


命が助かっただけでも奇跡、そして奇跡からさらに奇跡の結婚式までやっていく訳ですからもう想像する事はこの時点で家族や尚志さんも描けていなかったのかもしれません。


でも1つ1つの奇跡と積重ねを経る事でその奇跡は現実として見えてくるようになった事で2人は結婚式をするという目標に向かっていったのでした。


結末は劇場で観てほしいですが、本当にどう表現してよいのかわからないほど命が助かり意識を取り戻し、そして記憶を取り戻して歩けるようにまでなり、結婚して子供も出産したというのですからこんな話を信じる事の方が難しい訳です。でも実話です。だからこそ実話だからこそこの話が真実として受け止めて観る事で全然感じ方が違ってくる訳です。


これまでTBS系の劇場作品では余命1か月の花嫁、抱きしめたいなど実話の悲しい話が映画化されてきましたが、この話はこれまで描かれた実話より奇跡がいくつも重なった実話なのが信じられないほどの話です。この実話は病気で諦めかけた人には大きな勇気になると思いますし、実話だからこそ勇気づけられる事になった人も多いと思います。


総評としてこれは感動ポルノと批判する人がいるのかもしれません。でも人々は色々な病気を多くの人に知ってもらう為には病気の事を知ってもらい、どうやって奇跡の復帰をしたのかも知ってもらう必要がある訳です。この作品では本人たちも登場しておりますがこういう事例を知ってもらう事で多くの人に勇気を与えたいという思いがあったからこそ書籍化し、そして佐藤健さんと土屋太鳳さんに演じてもらう事で記録に残す事ができました。


誰かを助けるためには知ってもらわないと救えない事がある。知ったから救われる事もある。これからも色々困難な事があると思いますが末永く幸せな生活を送れる事を願いたい奇跡の実話でした。




















瞬き(初回限定盤)(DVD付)
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2017-12-20