11月3日公開の映画「氷菓」を観賞した。この映画は古典部に入る事になった少年が同じく入部した少女に振り回されながら色々な謎を手短に解いていくストーリーである。

謎に手短はないのだがいかに簡潔にして謎を解いていくのか見どころだ。

謎ときに手短というのはないのだけれど、謎を解決する最短距離はある訳でいかに最短で謎を解決できるかというのはある。ここで描かれるのは古典部の創刊号氷菓を巡る謎を解いていく事になる。果たして評価の創刊号に秘められた真実とは何だったのか?


キャスト

折木奉太郎演じる山賢人

千反田える演じる広瀬アリス

伊原摩耶花演じる小島藤子

福部里志演じる岡山天音

関谷純演じる本郷奏多

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする“省エネ主義”の高校一年生、折木奉太郎。神山高校でも安穏とした<灰色>の生活を送るつもりでいた奉太郎だったが、姉の命令で廃部寸前の「古典部」に入部することになってしまう。

嫌々部室へと向かった奉太郎は、そこで、“一身上の都合で”古典部に入部してきた少女・千反田えると出会う。一見清楚なお嬢さまといった印象のえるだが、その正体は、一度「わたし、気になります!」となると誰にも止められない、好奇心のかたまりのような少女だった!中学からの腐れ縁、福部里志と伊原摩耶花も入部し、活動目的が不明なまま、ここに新生古典部が発足した。

えるの好奇心に巻き込まれるうちに、神山高校で起こる不思議な出来事を次々と解き明かしていく奉太郎。そんな奉太郎の推理力を見込んだえるは、彼にある依頼をする。「10年前に失踪した伯父がえるに残した言葉を思い出させてほしい」という、一見荒唐無稽に見えたその依頼は、思いがけず、33年前に起きたとある事件へとつながっていき…。


結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとしてやらなくていい事なら、やらない。という高校1年生の折木奉太郎は姉の命令で廃部寸前だった古典部に入部する事になった。しかし当初誰もいないだろうと思っていた古典部にもう1人の入部者がいた。


それが千反田えるというこの辺では名の知れた名士の娘らしい。思わぬ事に巻き込まれた奉太郎はそのえるとの初対面で閉じ込められた事が判明し、内側から鍵を掛ける事は不可能という事でどうして鍵を掛けられたのか?という謎を奉太郎に気になりますと説いてほしい依頼をした。奉太郎は当初色々な仮説が立てられるけれど、色々な謎を探ったら見事な洞察力でその謎が最短距離で解かれた。


この謎についてはネタバレとなるけれど、実はこの周辺でメンテナンスをしていた業者がおり、その業者が誤って鍵を掛けてしまった。すれ違いとなりえるが気づかずに閉じ込められたのだった。


そんな奉太郎はえるの頼みで次の謎となったどうして図書館で同じ図書がその日に借り出され、その日に返却されるのか?という謎があった。その謎はこれまた奉太郎の洞察力で最短距離で解決する事になる。


これは劇場でその謎を観てほしいところだけれど、ここから本題に入るけれど、この古典部はかつて所属したえるの伯父に当たる人が行方不明となりその伯父がどうして古典部に所属していた当時高校を退学しなければならなかったのか?という点が大きな謎としてえるの中に残っていた。


その事件を調べようとするが1番の核心が掲載されているはずの氷菓創刊号がどう探しても見つからないで途方に暮れる。その謎を調べようと新たに加わった伊原摩耶花、福部里志と共に33年前の出来事を調べ始める。


そこで色々調べているうちにある事件がえるの伯父を退学に追い込まれてしまったらしいという事が判明する。その事実を知るのは当時その事件に関わった当事者なのだが、果たして奉太郎はその当事者を探し出す事ができるのか?そしてその謎を手短に解く事ができるのだろうか?


結末は劇場で観てほしいけれど、謎解きは最短に!というのが本当は正しい言葉なのかもしれないけれど、それを物事で考える上で手短に終わらせてしまおうという奉太郎の面倒な事が嫌いな性格によるところが大きいんだけれど、それを気になりますというえるの瞳がこれまた印象的ではある。

謎解きには色々な側面や事情があるので手短に解けるのはあまり人が絡まない時に最短で解けるが、さすがにえるの伯父の件は最短に解いても手短に解けない謎ではあった。とはいえ謎というのは色々な事情が絡み、その事情を理解しないと解けないものなので氷菓の意味が解った時この謎は解けるという事だ。


総評として面倒な事が嫌いな奉太郎の手短さはそれだけの鋭い洞察力がなければ手短にならない訳で、その手短さが最短で謎を解いていく。普段から色々な事を見ていないと解けないのは探偵ものでは鉄則であるけれど、最大の謎になっていたえるの伯父の件は色々な事情を知らなければ解けない謎であった。その謎を知った時世の中は理不尽にできているのだという事を感じてしまうだろう。





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2015-02-27



氷菓 (角川文庫)
米澤 穂信
KADOKAWA
2001-10-28



米澤穂信と古典部
米澤 穂信
KADOKAWA
2017-10-13