4月29日公開の映画「無限の住人」を観賞した。

この映画は無限の命を得た侍がある少女の用心棒となり

少女を狙う者たちを次々とぶった斬るストーリーである。

不死身の体を持つ用心棒は生きる苦悩が描かれ少女を守る理由も描かれていく。
拓哉主演の映画という事で何かと色々言われていたけれど、

私は色々な事情があってあのようになった訳であり、

それとこの映画の出来不出来は別物として

扱うのでその点はあまり考慮していない。

問題はこの映画がどうなのか?というのが本当に大切な訳で、

三池監督作品というとどうしてもぶった斬る作品が多数な訳で

おおよそ三池監督に任せればこういうケースになるというのは

これまでの経験上からしてある程度想像はできていたけれど、

元々こういう敵討ちの作品って殺陣が多数になるのは言うまでもない訳で

後はどれだけアクションを描けるかにかかってくる。

そんなぶった斬る作品をレビューしていきたい。

キャスト

万次演じる木村拓哉

浅野凜演じる杉咲花

天津影久演じる福士蒼汰

尸良演じる市原隼人

乙橘槇絵演じる戸田恵梨香

黒衣鯖人演じる北村一輝

百琳演じる栗山千明

凶戴斗演じる満島真之介

司戸菱安演じる金子賢

八百比丘尼演じる山本陽子

偽一演じる北代高士

閑馬永空演じる市川海老蔵

吐鉤群演じる田中泯

伊羽研水演じる山崎努

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

賞金稼ぎたちに妹の町を殺された賞金首の万次は、

百人もの賞金稼ぎを斬り殺した。

その様子を見ていた謎の老婆・八尾比丘尼は、万次を死なない体にしてしまう。

それから50年。日本のすべての剣術流派を統一することを

目指す“逸刀流”の者たちに両親を殺された少女・凛は、

逸刀流統主の天津影久への復讐を誓う。

猛者揃いの逸刀流の剣士たちに立ち向かうため、

凛は百人斬りとしても知られる“決して死なない男”万次を用心棒に雇う…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてある老婆から不死身の体にされた

万次はかつて百人を切り殺した事で賞金首となっていた。

まあこの経緯については命じられるままに

斬った結果終われる身になった訳だけれど、

その時一緒だった町という少女をその時に失った過去があった。

その時に老婆からある虫を注入された事で死ぬに死ねない不死身の体となった

万次は50年以上の時を生きる事になる。

この時代の寿命は50年前後と言われていただけに

いかに長く生きているかという事だ。

そして時は流れ全ての剣術流派を統一しようとする者たちに

より少女の凛は両親を殺された。

その敵討ちの為に老婆が用心棒に指名したのが万次だった。

万次は最初は乗り気でなかったが凛が町と似ていた事で

用心棒を引き受ける事にした。

しかし万次も怪我をしていくら傷口が塞がるとはいえ

怪我の影響は大きく不死身になる前のような剣術よりは落ちていた。

まあ普通に怪我をした状況では万全ではなくどうしても動きが鈍くなる訳で、

滅茶苦茶強いのは確かだが以前のようではないという事だ。

その為にどうしても強敵と対峙すると負傷してしまう。

それだけ周りも強い訳なんですけれど、

そんな中で凛を鍛えながら凛の仇天津影久を探していた。

そんな中その仇の相手天津影久は流派を統一しようと道場を次々と制覇していたが、

この事を幕府は快く思っていなかった。

そんな中で次々と凛と万次を襲ってくる天津影久の手下相手に

苦戦するも何とか倒し続ける。

しかしその中に万次と同じ境遇を持つ者と遭遇した万次はいかに

不死身の体でも死ねる事を知った。

確かにここで出会った万次と同じ不死身の男である閑馬永空は

斬っても死なない相手ではあったが、

それでもある条件が整うと死ぬ事ができるという事を

自らの死を持って示したのだった。

閑馬永空は既に200年以上生きたらしい。

それだけ生きると生きる事に疲れてしまうのは確かに理解できる。

それ以上生きて何になるという事がね。

そんな中で次々と現れる天津影久の手下を倒していく万次だったが、

ここで彼らと違った相手と対峙する。

しかしそれは天津影久を亡き者にしようとした幕府の手下だったのだった。

万次と凛は天津影久と共に幕府に追い込まれる。

果たして凛は仇を果たし、万次は凛を守り切れるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

敵を討つ大義というのは誰にでもあって誰にもないものなのだが、

凛も天津影久もそれぞれ討つ大義があったからこそ

最後に仇となった訳だけれど、

そこはさらっと流されているのだけれど何事にも因縁というものがあり、

その因縁を知るとそういう事だったのかというのは確かにある。

状況が違えば凛は天津影久を仇としなかったかもしれない。

それ以上に凛も最終的には幕府に追われた訳だから

最後の決着の前に幕府と戦わなければならなかった。

それでも正直凛は戦力になっていないんですよね。

多少役立ったもののこの腕で天津影久を討とうというのだから

如何せん無謀な事だったのかになる。

万次がいなければ間違いなく仇討はできなかっただろうと思う。

それでも万次が凛が町に似ていたからこそ最後まで生きる意味を持って

戦い続けた訳で物事には理由が必要だという事だ。

ラストのアクションシーンは本当に見どころ満載であり

あれだけ斬りまくったらそれはそれでスッキリするというものだ。

総評として仇討するにもやはりそれなりの力がなければ

仇討は叶わない訳で万次が果たした役割は本当に大きい。

そしてどんなに苦しくても凛の仇討を果たすまでは

生き続けるという希望を凛からもらったからこそ最後まで生き続けた。

ラストの殺陣は本当に見どころだったし、

これだけの人を斬りまくったというだけでも見応え十分だった。

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