11月26日公開の映画「疾風ロンド」を鑑賞した。

この映画は生物兵器になる細菌が盗まれた研究所の研究員が1人で

亡くなった犯人が隠した場所を探しに向かうサスペンスである。

犯人が亡くなった事で隠された場所を探す事になるが

内容の割に危機感を感じないストーリーとなっている。
これだけの生物兵器を盗まれた時点で極秘任務として

かなりの人員が投入されなければならないと思うけれど、

日本の隠ぺい体質という図式で1人で探さなければならない

研究員が事情を伝えずに探すというのはさすがに無理難題というべきだと思うし、

それだけ危険なものだという時点で指示する方もする方という感じだ。

危機感を感じないストーリーを振り返りたい。

キャスト

栗林和幸演じる阿部寛

根津昇平演じる大倉忠義

瀬利千晶演じる大島優子

栗林秀人演じる濱田龍臣

高野誠也演じる志尊淳

高野裕紀演じる 望月歩

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

大学の研究所施設から、違法生物兵器“K-55”が盗まれた。

研究所所長の下に届く犯人からの脅迫メール。

「人質は全国民。身代金の3億円を用意しろ」警察には頼めない。

しかも残された時間は4日間…。

そんな窮地に白羽の矢がたったのは、何故だか、

しがない主任研究員。

秘密裏に生物兵器を捜す命を受けるも、全く手掛かりがない。

そんな中、犯人死亡の一報が。

まさかの事態に呆然とする一方で、刻々と迫りくる大惨事へのタイムリミット。

生物兵器の行方も完全に不明になったと途方に暮れていたその時、

犯人の遺品から僅かな手掛かりを掴む。

そこから浮かび上がったヒントは“日本最大級のスキー場”で……。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして研究所から違法生物兵器“K-55"を盗まれた研究所は

3億の身代金を要求される。

この時点で本来警察や警視庁に頼むべきところを

自らの責任が問われるという事で報告せず対応しようとする。

この時点で初動の間違いだけれど、

そこから運が悪い事に犯人が交通事故で死亡し手がかりは残された遺品という状況だ。

そしてわかったのが隠された場所が長野のスキー場という

この時点でわかったのなら大規模捜査でやればそれほど難しくなく解決するものだ。

それをスキーを滑る事ができない研究員が1人で探せというのだから

この時点で無理難題という事だ。

それでも研究員を首になりたくない栗林はどういう訳か息子を連れてスキー場へ行く。

いくら息子がスキーができるとしてもこれだけ危険な状況で

連れていく時点で父親失格と言える。

そしてそこからK-55を探し始めるも周りは全く危機感のない、

危機を知らない人たちなのでのんびり構えるのは当然だけれど、

早い話スキーを滑れない栗林が探そうとする時点で無理だったという流れになっている。

事情を知らずに探すスキー場のスタッフもまた必死になって探すも

それがどれだけ危険なのかは後半に知る訳だ。

それを狙う者もいるけれど、ここにストーリーに絡む必要がない人物を絡める事で

正直このストーリーの目的がよくわからなくなっていく。

果たして無事にK-55を回収する事ができるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

原作は未読なので原作を追求するつもりはないが、

これは危機的状況の出来事であり、

その周辺の家庭事情を入れる意味が正直あるのだろうか?という部分が多い。

スキー場の人間模様にしても、

経営している店の事情にしてもそちらを描いているのか?

それともこの危機的な状況を描きたいのか?

力の入れようがあまりにも違うのではないかと感じる。

正直言ってスキーの格闘シーンが面白かった以外は

このストーリーに必要性があったのか?と問われると何ともし難い。

総評として出来事に対して対応する内容があまりにもお粗末であり、

そこにどこかの家庭事情を含める必要性がこのストーリーに本当に必要だったのか?

と問わざる得ない内容だった。

あまりにもいい所取りしようとし過ぎている。

この作品で私自身が評価できるのはk-55の争奪戦のシーンだけだね。

あとは久しぶりにお粗末な内容の作品に出会ってしまったというのが率直な気持ちだった。

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疾風ロンド (実業之日本社文庫)
東野 圭吾
実業之日本社
2013-11-15