10月8日公開の映画「少女」を鑑賞した。

この映画は湊かなえ原作の少女を実写化した作品で、

死にたいと思うほどの経験をした2人の少女がいじめと向き合いながら

自分の居場所を見つけていくストーリーである。

いじめを経験した先にみるいじめに対する受け止め方は人それぞれとなるだろう。
女性同士のいじめは男性より陰湿と言われるけれど、

本当にいじめられる人は生きていることそのものが息苦しいものだという事を描いている。

いじめられた経験のない人にはこの気持ちを理解するのはかなり困難かもしれないが、

一度いじめを受けてしまうとその場所にいる事そのものが難しい。

どうしても仲間意識が強すぎて他人を受け入れないような

空気が学校時代はあるもので、その空気に入れないと孤独な学校生活を送る事になる。

そうなると人は死にたいと思うようになっていくのだが、

こので登場する2人の少女もそういう状況に追い込まれる。

そんな中で死と向き合いながら自分の居場所を見つけようとする。

果たして2人は自分の居場所を見つける事ができるのだろうか?

キャスト

桜井由紀演じる本田翼

草野敦子演じる山本美月

滝沢紫織演じる佐藤玲

牧瀬光演じる真剣佑

小倉一樹演じる児島一哉

高雄孝夫演じる稲垣吾郎

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

高校2年生の夏休み、由紀は小児科病棟でボランティアをしていた。

夏休みに入る少し前、転校生の詩織が「親友の死体を見たことがある」

と少し自慢げに話していたことに、言い知れぬ違和感と、

ちょっとした羨ましさを感じたのだ…。

それならば自分は詩織よりも強く“死”の瞬間を目撃したい。

そして、その時を誰よりも面白く演出したいと考えた由紀は、

残酷にも短い生命を終えようとしている少年たちと仲良くなり、

自らの思いを遂げようと画策していた。

一方、由紀の親友である敦子もまた、

由紀には告げずに老人ホームでのボランティアに出かけていた。

陰湿ないじめにあい、生きる気力を失いかけていた敦子は、

人が死ぬ瞬間を見れば、生きる勇気を持てるのではないかという淡い期待を持っていた…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして桜井由紀と草野敦子は小学生時代の親友だった。

しかし同じ高校に進学したものの2人は自分の居場所を見つけられずにいた。

特に敦子は剣道で全国大会に出場しただけの実力があって入学したが、

怪我で大会に負けた事でいじめの対象となった。

そして由紀も周りと強調できずに担任の教師に自ら書いた小説が

盗用されて怒りを覚えていた。

由紀はその事で悪に堕ちていくのだが、堕ちていった由紀は担任教師を葬りさり、

更に死について後ろ向きな考えを持つようになる。

そんな由紀と敦子の距離は次第に遠ざかってしまう。

そんな2人の前にある少女が現れる。

転校してきた滝沢紫織という少女で紫織は由紀と敦子の中に入ってくる。

2人の関係の中に入ってくるというのは2人が受け入れないとなかなか難しい事であり、

その中に紫織が入ってきた事で由紀と敦子の距離は遠ざかる。

そんな紫織は敦子に痴漢冤罪行為をさせようとする。

実は紫織はこの行為で数多くのおじさんたちから金を巻き上げていたのだ。

それが原因で自殺した人もおり紫織の闇を見る部分だ。

どうしても痴漢の場合冤罪によって有罪になるケースも多く見られ、

これによって無実の罪で人生を狂わせられる人が多くいる。

このストーリーではその事で多くの人が人生を狂わされた事を

由紀と敦子は知っていくのだが、

そういう経験を知る事で自分たちがいかに許されない事をしたのかを

次第に罪の重さを感じていく事になる。

由紀の場合もまた紫織に「親友の死体を見たことがある」

という言葉に動かされていく事になる。

そんな由紀も担任を死に追いやってしまった事で自ら犯した罪に苛まれていた。

そんな時に出会ったのが小児科病棟に入院していた2人の少年だった。

2人のと出会った由紀はその少年たちから

死に直面している姿を感じて何かできないかと感じる。

一方敦子もまた老人ホームである中年の男性と出会い、その男性の影を見る事になる。

そして2人の行動が再び由紀と敦子の距離を縮めるきっかけになっていくのだった。

結末は劇場で観てほしいけれど、

いじめられて復讐してという事がどういう事なのかを由紀と敦子は知っていくのだが、

加害者にもなれば被害者にもなる。

どちらも経験するといかに自らやった事がいかに人を苦しめるのか?

そして自分がいかに苦しんだのかを理解するに至るのだという事だ。

由紀は直接殺した訳じゃないが引き金を引いてしまった事は

大きくそのショックは精神的なダメージとして残り続けた。

敦子もまたいじめられた事により人と向き合う事ができず由紀との距離も遠くなっていた。

そんな2人を再び結びつけたのが2人の少年であり、1人の中年男性だった。

無実の罪に問われた中年男性の過去を知った事で

敦子は誰かを陥れる事は誰かの人生を狂わせる事を知り、

由紀もまた自ら引き金を引く事も罪の重さと向き合う事になるのだが、

そういう現実を受け入れて乗り越える事で

2人は再び以前の関係に戻っていったのだった。

総評として被害者もいれば加害者もいる。

自分がどちらにもなればどちらの気持ちもわかる。

由紀も敦子もこれまでの経験を経て

こういう事はいけないのだとそれぞれの想いを綴った。

そして2人は再び以前の2人に戻っていった。

それぞれの立場になってわかる気持ちを上手く表現した作品だったと思います。

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