10月8日公開の映画「グッドモーニングショー」を鑑賞した。

この映画は朝のワイドショーの番組でメインキャスターをしている男が

番組打ち切りを告げられた挙句にアシスタントとの交際をばらされそうになるが、

立てこもり犯との交渉役に指名され交渉する事になる劇場型ワイドショーである。

ワイドショーは視聴率が全てをいう事を改めて痛感する事になるだろう。
朝のワイドショーはいかに面白いかで視聴率が左右するのは当然なのだが、

飽きられたら打ち切りという運命を背負っているのもワイドショーである。

最近は芸能ニュースと言っても御用達の事務所から

情報をリークされるものばかりなので面白味がないんだけれど、

何か事件が起きると視聴者は一気に注目するという特性があるのがワイドショーである。

そんなとある局のキャスターがクビを通告され、さらに交際をばらされそうになる。

そんな中で立てこもり犯がまさかの指名で

現場に向かう事になったキャスターの運命はいかに・・・

キャスト

澄田真吾演じる中井貴一

小川圭子演じる長澤まさみ

三木沙也演じる志田未来

石山聡演じる時任三郎

澄田明美演じる吉田羊

西谷颯太演じる濱田岳

黒岩哲人演じる松重豊

秋吉克己演じる池内博之

松岡宏二演じる林遣都

館山修平演じる梶原善

新垣英莉演じる木南晴夏

府川速人演じる大東駿介

成本一美演じる森脇英里子

清水あやめ演じる折井あゆみ

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

澄田真吾は、朝のワイドショー「グッドモーニングショー」のメインキャスター。

かつて報道番組のエースキャスターだったが、

同期入社のプロデューサー石山聡に拾われ今に至っている。

ある日、いつものように深夜3時に起床した澄田は息子と妻の言い争いに巻き込まれる。

逃げるようにテレビ局に向かう途中、今度はサブキャスターの小川圭子から、

二人の交際を今日の生放送で発表しようと迫られる。

さらに石山Pからは番組の打ち切りが告げられ、踏んだり蹴ったりの事態に困惑していた。

そんな時、都内のカフェに銃を持った男が人質を取って立てこもっている

という速報が飛び込んでくる。

芸能ゴシップや政治汚職、行列スイーツ特集を押しのけ、

立てこもり事件をトップのネタに番組はスタートするが、

警察からとんでもない知らせが入る。

なんと、犯人の要求は「キャスターの澄田を呼べ」というものだったのだ……。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてワイドショーのキャスター澄田真吾は

かつては報道キャスターとして活躍したが

ある事件がキッカケで左遷されワイドショーのキャスターもクビを通告されていた。

ワイドショーのキャスターは色々な知識がなければ務まらない仕事でもあるだけれど、

世間からはどちらかというと軽く見られるケースもある。

報道キャスターをやってきた人にとっては尚更なんだろうけれど、

最近は朝の情報番組をやってもそれなりに

地位を得ている人は多いので描かれ方よりは堅い事件を伝えるには適した人だとは思う。

ただ普段からグルメや芸能ニュースをやっていると軽く感じるケースはあるのかもしれない。

そんな澄田真吾は番組打ち切り、

キャスター降板を告げられて窮地に陥っているところから始まる。

1日の始まりは目まぐるしく当初予定していた

ニュースを臨時ニュースで飛ぶ事は別に珍しくないし、

ワイドショーの裏側を知る事ができるシーンが多い。

そこに飛び込んできた立てこもり事件だけれど、

こういう事件が起きると全ての予定が飛ぶことになる訳だが、

そこからこれはテレビ局によるんだけれど、

報道局と編成局で仕切り方が違ったりする。

そんな何をメンツにしてやっているのか?

と思うシーンもあるけれど、

ここでのメインは立てこもり犯がキャスターの澄田真吾を指名して

交渉に向かう事になるという事だ。

隠しカメラで犯人と交渉する事になるんだけれど、

キャスターにとって誰に恨まれているかはわからないもので、

どうして指名されたのか?と思われてもわからない者である。

そしてこういう時にキャスターは世間の人がどう思っているのかを知るのである。

果たして立てこもり事件はどうなるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

立てこもり犯がテレビ局のキャスターを指名して

キャスターが現場に向かうというのはあまりない事例だけれど、

実際に犯人と交渉するというのはさすがに厳しいものがあるので

これはワイドショーとして観るのが1番だけれど、

時として報道する立場として何を伝えられるのか?

というのは非常に重要であり、伝え方1つで全然違った結果になるものだ。

スタッフから告げられる情報が本当に正しいのかはキャスターの経験値によるところと

相手の反応次第という部分がある。

全ては決断力1つで決まるシーンではあるんだけれど、

1つ間違えば命を失う場面なので本来ならこういう場所で

交渉させるような事はしない方が良いとは思う。

ただ視聴者はこういうシーンを観たいと思うのが

野次馬心理なのだとは感じますけれどね。

総評としてワイドショーは視聴率が全てという事を感じさせるストーリーだったけれど、

視聴者は何が面白く、何が面白くないのは全ては視聴者が決める事なので

番組を制作する側が視聴者にならなければならないという事でもある。

但しただ面白ければよいのではなく面白い番組を作るためには

様々な配慮も必要なのだと感じるのだった。

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