9月22日公開の映画「真田十勇士」を鑑賞した。

この映画は真田信繁こと真田幸村が大坂の陣で幸村に従った

十勇士が幸村を英雄にするために奮闘するストーリーである。

このストーリーでは幸村は腰抜けとして描かれており、

猿飛佐助が幸村を英雄にしようと奮闘する。
色々と描かれている真田十勇士だけれど、

今回の真田十勇士は幸村が腰抜けの臆病者という描かれ方をしている。

幸村は確かに大坂の陣まで大きな戦は上田合戦位なんだけれど、

筋書的にはわからないではないというところではあるけれど、

それでも史実では大坂の冬の陣で家康を苦しめたという事になっており、

このストーリーでも十分家康を苦しめている。

果たしてこの戦いでどんな結末が描かれているのだろうか?

キャスト

猿飛佐助演じる中村勘九郎

霧隠才蔵演じる松坂桃李

火垂演じる大島優子

根津甚八演じる永山絢斗

筧十蔵演じる高橋光臣

三好青海演じる駿河太郎

海野六郎演じる村井良大

三好伊三演じる荒井敦史

真田大助演じる望月歩

望月六郎演じる青木健

仙九郎演じる石垣佑磨

由利鎌之助演じる加藤和樹

徳川家康演じる松平健

真田幸村演じる加藤雅也

淀殿演じる大竹しのぶ

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

徳川家康は天下統一を目前にしていた頃、

豊臣秀吉の遺児である秀頼の母・淀殿は豊臣家復興の妄想に駆られ、

徳川との対立を深めていた。

そして大坂冬の陣が始まる。

そんな中、異彩を放つ一団がいた。

名将として名高い真田幸村を筆頭とした真田十勇士だ。

戦力の乏しい豊臣方の期待は一心に幸村たちに注がれていたが、

実は抜け忍となった猿飛佐助や霧隠才蔵など陰日向に幸村を支えてきた9人によって、

名将に祭り上げられていただけだった。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして幸村は大坂の陣で有力大名として参戦する事になったが、

幸村にとって14年ぶりの戦となる事で色々不安を抱いていた。

元々大きな戦は上田合戦位なので武勇を轟かせたという話はこの時までない。

上田合戦は殆ど昌幸の策略によるところが大きかった訳で

幸村はそこで立ち回った程度であるというのは確かにわかる。

その中で幸村は腰抜けだったという描かれ方だが、

これを猿飛佐助らが大嘘で幸村は天下の豪傑として仕立て上げようというのが

今回のストーリーである。

後の流れは大坂夏の陣まで忠実の流れなのだけれど、

猿飛佐助、霧隠才蔵とのやりとりに、

お互いの戦いぶりはこの映画の見どころである。

元々忍者の2人は追われる身でもあった。

追手を振り払いながらも幸村を補佐しながら大坂冬の陣を戦う。

冬の陣の大活躍もあり、家康は和睦を結ぶが、

これにより堀を全て埋められてしまい大坂夏の陣では突撃するしか道は残されていなかった。

しかしこうなった黒幕は身近にいる事をこの大坂夏の陣で知る事になる。

果たしてこの大坂の陣の黒幕は誰なのか?

そして佐助らは最後に何を命じられるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

一説には秀頼は死なずにその後薩摩に生き延びたとする説も実はある。

実際は色々所説があるためにこの見解も十分あり得ると言えばあり得る。

仮に本当に生き延びていたとしてどうしてその後何も起きなかったのか?

という事になるが、言うまでもないが身分が低くなれば

影響力が低くなるのであれだけの戦いで

既に事実上終わったと世に示す事で

秀頼が生きていようが死んでいようが関係ないという事になる。

とはいえ戦った豊臣方の多くは戦死してしまっているために

豊臣方の実際の最期を証言する人物が

あまり残っていなかった故に多くは徳川方の都合の良いように

描かれたという事も言える。

故にこの真田十勇士の作られた部分が多すぎるために

実際に起きた大坂の陣以外はこれらの人物が存在した形跡すらわからない。

それでもこういう仮説を描くに当たって結果を曲げさえしなければ

こういう描かれ方も面白いのも事実ではある。

総評として幸村が腰抜けというのはさすがにどうかと思うけれど、

昌幸よりも策士じゃなかった事だけは確かであり、その点からも異論はないだろう。

もし昌幸が大坂の陣まで存命だったらどんな戦になっていたのかある意味注目ではある。

これだけ派手な戦いぶりを描かれたけれど、

戦として観るには面白かったし、

大掛かりな戦いだった事が唯一の救いだったのが

この作品の総総評になるのではないかと思う。

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