4月9日公開の映画「無伴奏」を鑑賞した。

この作品は学生運動が盛んだった昭和40年代前後を舞台に女子高生だった

少女が学生運動に参加しながら大人の階段を昇っていくストーリーである。

この時代のエネルギッシュな学生たちの背景の中で抑え切れない気持ちが

ぶつかるもその結末の先にはまさかの展開が待っていた。

学生運動が盛んだった時代の盛大はもう還暦を超えた訳だけれど、

あの時代はとにかく何もかもが真っすぐに行動する学生たちであふれ返っていた。

今では SEALDsのような存在があるけれど、

昔の人たちから見たら全然かわいいヒヨッことしか見ていないのだろうね。

安田講堂事件などこの時代は数多くの衝突があった時代である。

そんな時代に学生運動に身を投じた高校生がそこで出会った青年と恋に落ちていく。

その恋の先にまさかの展開が待っていると知らずに・・・

キャスト

野間響子演じる成海璃子

堂本渉演じる池松壮亮

関祐之介演じる斎藤工

高宮エマ演じる遠藤新菜

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

学生運動の嵐が日本中を席巻していた1969年、

仙台に暮らす女子高生の響子は時代に流されるように学園紛争にのめり込んでいた。

ある日、友人に連れられクラシック音楽が店内に響く喫茶店「無伴奏」を訪れた彼女は、

そこで出会った大学生の渉に興味を持つ。

その後、学生運動から離れた響子は偶然入った無伴奏で渉と再会し、

次第に彼のことを好きになっていき……。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして学生運動の中にあった

1969年仙台で暮らす野間響子は学園紛争に身を投じていた。

そんな中であるクラシック音楽が流れる喫茶店「無伴奏」を訪れた彼女は

そこで運命的な出会いをする。

それは堂本渉と関祐之介だった。

2人は大学生で同じ趣味を持つ者同士だった。

当初は興味本位で付き合った響子だったが、次第に渉に惹かれていく自分がいた。

この時代は同じ境遇の人たちと一緒に行動する事は珍しくないし、

何より響子は学園運動をしていく中で渉と祐之介は大人の男に見えたのだった。

そんな響子と渉はそこで出会った祐之介の恋人エマと共に行動するようになる。

当初は疑問に感じていなかった渉と祐之介2人の関係だったが、

付き合っていく中で次第に渉と祐之介が想像していなかった関係だと

知ってしまう事になる。

これはいわゆる同性愛なんですけれど、

人によっては同性しか愛せない人もいるのは現実にいる訳であり、

渉と祐之介はそういう関係だった。

その事実を知った響子はあまりにも衝撃的だったのは言うまでもない。

渉も祐之介も男しか愛せないという現実に響子は信じられない気持ちを

心に抱えてしまうのだった。

そして2人の関係がエマも知るところになると

祐之介はまさかの行動を取ってしまったのだった。

果たして響子はこの現実をどう受け止めたのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、学生運動の中で揺れる少女の心を描いた訳だけれど、

これも大人の階段を昇る上では避けて通れなかった環境ではあった。

学生運動に身を投じるというのはそういう事であるからね。

そんな中で誰かに寄り添いたかった部分もあった。

それが渉や祐之介だった訳だけれど、

そういう関係を重ねていくうちにまさかの事実を知る事になる。

これは若くても衝撃的だけれど、

年齢を重ねても信じ難い現実だと思いますけれどね。

それでもこれが一種の症状であるというのは

今の時代なら理解を得られるかもしれないが、

この時代ではあまりにも無理がありすぎた。

それ故に起きる悲劇に響子は乗り越えていかなければならないのだった。

総評として学生運動の背景の中で男女の関係が描かれていた訳だけれど、

その中で響子は大人への階段を昇っていく訳だけれど、

人は色々な経験をして成長していく。

この経験が今響子が生きているとすればどう当時を振り返ったのだろうか?

と聞いてみたい気がする。

今だから振り返れることもあるが、

当時は振り返れない事も人生にはあるという事だ。

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無伴奏 (新潮文庫)
小池 真理子
新潮社
2005-03-02