3月12日公開の映画「エヴェレスト 神々の山嶺」を鑑賞した。

この映画はエヴェレストの登頂を目指した1人の男を追うカメラマンの

エヴェレストでの闘いの記録を綴ったストーリーである。

人は何故山に登るのか?

人はどうして危険を冒してまで1番高い山を目指すのか?

そう問いたくなるストーリーだ。
1世紀以上前に南極を目指した冒険家たちがいた。

しかし争った結果敗れ去った者たちは生きて戻る事ができなかった。

そしてエヴェレストもまた人が成し得ない1番高い山の1つだった。

今でこそ色々な人が登頂に成功しているけれど、

元々エヴェレストの標高は酸素が薄く通常の時間滞在するのが難しい場所である。

そういう場所を目指して上る理由とは何処にあるのだろうか?

そんな世界で1番高い山を目指した1人の男を追ったカメラマンが見た真実とは・・・

キャスト

深町誠演じる岡田准一

羽生丈二演じる阿部寛

岸凉子演じる尾野真千子

宮川演じるピエール瀧

井上演じる甲本雅裕

岸文太郎演じる風間俊介

長谷渉演じる佐々木蔵之介

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

日本のエヴェレスト遠征チームに参加していたカメラマンの深町誠は、

滑落事故で仲間を失い、登頂は中止に。

行き場を失い、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っている中、

骨董屋である古いカメラを発見する。

それは、1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となった

イギリスの登山家ジョージ・マロリーのカメラと思われるものだった。

マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかという

山岳史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い、

一人の男に辿り着く。消息不明だった伝説のクライマー、羽生丈二。

彼はなぜ日本から姿を消したのか?

その男がなぜカトマンズにいるのか?

“天才クライマー”と呼ばれながら、孤高に生きてきた彼の過去を調べるうちに、

深町はその生き様にのみ込まれていく。

そして、羽生に人生を翻弄されながらも、

彼を愛し続ける女性・涼子と出会う……。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてエヴェレスト登頂の取材を続けていたカメラマンの深町は

登頂者の死亡により登頂中止により絶望感に立たされていた。

深町にとってこの取材が多くないチャンスの1つだという事をよくわかっていたからだ。

そんな深町はネパールである男に遭遇する。

その男はかつて色々な山を制覇しながら行方不明となった羽生丈二だった。

しかし深町は羽生を追うための資金がなく自暴自棄になりそうだったが、

そんな中で深町は羽生のかつての恋人の女性涼子と対面する。

涼子は羽生から毎年かつて涼子の兄と組んでいた時に

兄を助けられなかった事から毎年お金を送金されていたのだった。

しかし突然羽生からこれが最後とペンダントが送られてきたことで

羽生に直接会いたいという事になり、深町は同行する事になった。

そして羽生と対面した涼子だったが、

そこには既に現地で出会った女性と家庭を持っており、

もう日本に戻るつもりはないという事だった。

そして単独でのエヴェレスト登頂を目指す事を密かに計画していたのだった。

そんな羽生を深町は取材したいと出版社に申し出たが紆余曲折があったものの

許可は下りて羽生を取材する事になった深町だったが、

その取材は非常に過酷を極めるものだった。

果たして深町は羽生の登頂を見届ける事ができるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、色々エヴェレスト登頂がどれだけ難しいか?

というのは言うまでもなく普通の人が登ろうとすれば酸素不足など

現地の気候以上に体が慣れなければならない。

これまで数多くの登山家が命を落とした山である訳であり、

今の時代では酸素ボンベなど色々な進化を遂げているものの普通に登れる山ではない。

深町も羽生と同行しているが無酸素登頂がどれだけ大変なものなのか?

という事を考えるとあまりにも深町の装備はエヴェレストに戻る装備ではないという事だ。

通常なら酸素ボンベを背負って登らないと酸素不足で死亡するほどの標高なのだ。

羽生が酸素ボンベなしに登れたのは長年ネパールの標高の高い地域に

生活して慣れた事にある。

映画で見せるためとはいえ少しストーリーに無理があるのではないかと感じる。

それだけエヴェレストは神々の山嶺であるという事だ。

総評として羽生は結局登頂できたかはわからないが、

登頂したとしても下山して初めて成功といえるだけに

上るだけではダメなのだという事を思い知られた作品である。

山に登っても下山する事も考えなければならない。

そう考えるといかに上を目指すかでなくいかに成功して帰還できるか?

が重要なのだと感じた。

それだけ頂上を目指す事は簡単ではないという事を思い知らさせた作品でした。

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エヴェレスト 神々の山嶺 (角川文庫)
夢枕 獏
KADOKAWA/角川書店
2015-10-24