11月22日公開の映画「レインツリーの国」を鑑賞した。

この映画は愛読していた本の感想を探していた男性が

感想を書いたブログの管理人に感想を送った事で交流する事になるが、

実際に会った事である事実を知るもその事実を受け入れていくストーリーである。

ブログ、SNSが発展して実際に会わないでコンタクトを取れる時代ではあるが、

実際に会ってしまうと色々なギャップを感じたり、

知らない事実を知ったりして受け止められない人もいるのも事実ではある。
今の時代実際に会わなくても会話が成立する時代なので

実際に会わなくても続いていく事は

私自身が10年以上ブログ及びSNSを通じて感じている事だけれど、

私の中ではオフの自分とブログ&SNSの自分は全く別人という感じで区別している。

芸能人が芸名と本名を使い分けていると同じ感じだね。

私もブログを始めてから10年以上経つけれど

その間に実際にお会いしたのはわずか数人なので

大半はお会いした事がないんですよね。

一応実際にお会いした人がいるので存在しない存在ではありませんが、

向こうの人たちは私をどう見ているのかというのは相手の文面を読んで判断している。

これだけ長年文字の世界で生きてくると相手の考えを読み取る事が

容易になっているので実際に私側から知っている相手(向こうはわからない)の

周辺にいても多数の中の1人という感じでいる。

本当にお会いするなら目的がなければ会う意味はないからね。

相手がどう思っているか知っていたらどうすべきなのかはおのずと答えは出ますからね。

まあこちらは知っていますよというのも相手にとっては何処で観ていたんだ?

という事になるのでまあ私の存在はある意味ステルスという感じで

その場にいるという事です。

それだけ目立たない存在なんですよね普段は・・・

そんなブログを通じて出会った2人がある事実を知って向き合っていく訳ですけれど、

果たして2人は事実と向き合い解かり合えるのだろうか?

キャスト

向坂伸行演じる玉森裕太

人見利香演じる西内まりや

ミサコ演じる森カンナ

井出広太演じる阿部丈二

向坂宏一演じる山崎樹範

人見健次郎演じる矢島健一

人見由香里演じる麻生祐未

向坂豊演じる大杉漣

向坂文子演じる高畑淳子

澤井徹演じる片岡愛之助

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

高校時代に夢中になって読んでいた本「フェアリーゲーム」について、

何となくインターネットで検索をしてみた伸行。

「レインツリーの国」というブログに書かれた

「フェアリーゲーム」の感想に興味を持った彼は、

その管理人を務めるひとみにメールを送付する。

それを機に、メールをやりとりするようになる二人。

実際に会って話がしたいと考える伸行だったが、

ひとみはその申し出を拒否し……。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてそれぞれ趣味を話せる人と話せたら

という気持ちはあると思います。

ブログやSNSをやっている人は自分の趣味や考えている事を知ってほしい

という気持ちがあるから書いているというのは

おそらく誰もが共通している事だと思いますけれど、

私自身も自分の考えを公開して生きた証を残していくという事でやっていますし、

ブログやSNSを通じて親しくなった方々とは長いお付き合いにもなりましたが、

そこに至るまでの過程は人それぞれ違うと思うんですよね。

このストーリーの「レインツリーの国」の管理人ひとみはブログという場所があるからこそ

語れる世界であり場所だったという事なんですよね。

私もそうですけれど、自分の語る場所というのは

ブログを始める前というのはHPを作成するか、

掲示板で書くしかなかった時代があった訳ですけれど、

やはり自分の事だけ書くとなるとHPはハードルが高かった訳で

その点でブログの登場は多くの人を自分の考えを語れる場所を作る

キッカケになったと思います。

私自身は元々誰かと交流よりも自分の考えを載せていくだけに

終始したので始めた当初は自ら見に行くのは有名人のブログかHPだけでした。

最も一般人のブログを見行くのもそうですが、探すのが大変ですからね。

ブログは更新すればするほど検索されるようになっていく訳ですけれど、

そんな中で次第にトラックバックされるようになって色々と広がっていったのを

今でもよく思い出したりします。

もちろん10年以上やっているとかなり無茶な記事も多く書いたりしましたけれど

今は当時から比べれば落ち着いたという感じです。

誰かのブログを訪れるというのは私自身当初は消極的だったんですよね。

そんな経験を元にひとみさんの事を触れるとひとみさんが

どうして実際にお会いしたがらないのか?

というのは私自身そのお気持ちは理解できます。

ブログをやっていると必ずしも好意的なコメントばかりじゃありませんし、

時にはとんでもない相手もやってきます。

ひとみさんは耳が聞こえにくい障がい者でありますが、

見た目だけではわからないんですよね。

元々最初から聞こえなかった訳じゃなく事故によって聞こえづらくなった

という事なので普通に話せる訳ですが、

言われなければ気づかないと思うんですよね。

ブログをやっていると相手が障がい者だと言われないと

実際に気づかないでやり取りしてしまっても不思議はありません。

私もブログでやり取りしている方の中には車いす生活の方もおりますし、

障害手帳1級を持つ方もおりますし、事故で体が不自由になった方もおります。

でもブログやSNSをやっているとそれを紹介されない限り知る事はありません。

時々会話でその事実を知る事がありますけれど、

問題はその事実をどう受け止められるのか?

という事とどう理解するのか?という事なんですよね。

ひとみさんにコンタクトをとってきた伸は当初その事実を知らずに

健全者として接する訳です。

でもひとみさんは自らの障害に対して普段から周りの理解を得られず

苦悩している中で会うという事で簡単に理解してもらえるとは思っていない訳です。

無理もないと思いますが、障がいを持つ方に対して

普通に接するという事は実に難しいです。

どうしても障害に対してこうしなければならないという考えが出てしまうし、

それすら考えない人は差別的な行動や言動に走ってしまう人も少なくありません。

この世の中全ての人が健全者として生まれてくる訳ではありませんし、

それぞれ能力が違う訳です。

その中でそれらを受け止めるだけの器量があるのか?

と問われると自信を持ってあると答えられる人は少ないと思います。

だからこそひとみさんは実際に伸と会う事に当初は躊躇した訳です。

ひとみさんも会社では自らの障がいで肩身の狭い思いをしており、

同僚とも上手くいっていないという現実があります。

故にひとみさんにとっての居場所は「レインツリーの国」のブログだった訳です。

ここなら障がい者である事は全く関係ありません。

自分の好きな事を語るだけで良い訳です。

そんな中でもひとみさんと伸は付き合っていく事になりますが、

そのやり取りの多くはLINEとなります。

聴く事が難しいとなれば文字でのやり取りが1番になります。

私自身ブログとSNSでは文字でしかやり取りしていないので

語り合うという事はありません。

文字で話し合うという事です。

文字で会話が成立するのならそれはそれで充分成立する訳です。

そのやり取りの中で2人の距離はどんどん縮まっていきます。

果たして2人は理解し合う事ができるのでしょうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

このストーリーは相手の事を本当に知って受け止められるのか?

という事を描いていますが、

ある程度長くお付き合いしている人だとどういう考えなのかを

察する事ができるようになりますし、わかるようになっていきます。

ただここではブログでは語られない事を

実際に会って知る事でどう受け止められるのか?

という部分が非常に重要な部分になる訳ですが、

容姿を想像すると実際に会ってがっかりしたというのは珍しい事ではありませんが、

それは過度な期待を描き過ぎているからにほかなりません。

最初から過度な期待をせずにいる事ができていないだけです。

ひとみさんの事を本当に受け止められるのか?

という事についてはやはり相手の事を知った上で

理解する事ができるかに掛かっていると思うんですよね。

それができれば十分理解して歩んでいけると思います。

総評として実際に会って知る事実がある。

その事実をどう受け止めるのか?それを問われている作品です。

誰もが同じじゃないという構え方をする事が重要であり、

例えそういう障がいを抱えている人だったとしても

その事を瞬時に理解して飲み込めるようにできるようにしていく必要があります。

解かり合える人と会いたいという気持ちが

困難を超えるポイントになっていくのだと感じさせてくれた作品でした。

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レインツリーの国 (角川文庫)
有川 浩
KADOKAWA/角川書店
2015-09-24