10月24日公開の映画「ギャラクシー街道」を鑑賞した。

この映画は三谷幸喜最新作品で西暦2265年の宇宙のギャラクシー街道を舞台に

全員宇宙人という設定である日常の出来事を描いていくストーリーである。

コントとしては面白いかもしれないけれど、

ストーリーの意図となると果たしてどうなんだろう?

という作品になるかもしれない。
前回の清須会議では歴史上の人物が主役だったし、

何より実話を面白く描いていた作品だったので非常に面白かったんだけれど、

今回の作品については流石に設定が設定だけに

どういう意図をもって鑑賞すればよいのか正直迷いました。

まあおそらく三谷幸喜という有名な監督さんでない限り

観ない作品だったかもしれないというほど鑑賞した上で感じた限りだ。

このギャラクシー街道がどうしてそういう意図を感じるのが

私自身難しかったのかという説明を踏まえてレビューしたい。

キャスト

ノア演じる香取慎吾

ノエ演じる綾瀬はるか

ハナ演じる大竹しのぶ

堂本博士演じる西田敏行

レイ演じる優香

ババサヒブ演じる梶原善

メンデス演じる遠藤憲一

ズズ演じる西川貴教

ハシモト演じる段田安則

ゼツト演じる山本耕史

ムタ演じる石丸幹二

イルマ演じる田村梨果

ハヤト隊員演じる小栗旬

トチヤマ隊長演じる阿南健治

マンモ隊員演じる秋元才加

謎の男演じる浅野和之

他多数のキャストでストーリーは進行する。

ストーリー

時は西暦2265年、木星と土星の間に浮かぶ

スペースコロニー(宇宙空間に作られた人工居住区)「うず潮」。

そこと地球を結ぶスペース幹線道路・ルート246666を、

人は「ギャラクシー街道」と呼んだ。

かつては、交通量も多く、沿道にもたくさんの飲食店が並んでいたが、

開通して150年。老朽化が著しく、そろそろ閉鎖の噂も聞こえている。

今日も、様々な星から宇宙人たちが「ギャラクシー街道」にやって来る。

みんな、それぞれに悩みを抱えた、人間味溢れる異星人だ。

街道の中央にひっそりと佇む、小さなハンバーガーショップ、

サンドサンドバーガー・コスモ店を舞台に、

そこで働く人々と、客たちが織りなす、宇宙人模様。

登場するのは、スペース警備隊、スペースヒーロー、

スペース客引き、スペース娼婦、スペースドクター、

スペース役人、スペースシンガーに、スペースパートタイムのおばさん…、

全員、宇宙人。

以上ギャラクシー街道HPより


結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして冒頭にも述べたように

この作品がどうして設定の意図を持てなかったのか?

という部分から入りたいんだけれど、

話の流れとしてこのストーリーを何でわざわざ遠い未来の宇宙にしたの???

しかも宇宙人という設定にまず違和感を得た。

これを地球で人種の異なる人々が集まる街の出来事で良かったのでは?

と思うんだけれど、

たぶんこれは私の予想だけれどそういう描き方をすると

人種差別的な問題が生じるから宇宙人なら問題ないだろう

という安易な発想だったとするなら逆に設定について理解するのが

困難になってしまったような感じなんだよね。

病気云々なんて話題も出てくるんだけれど、

そんな宇宙人と接触する事もそうだけれどそんな簡単に交流できるとは思えないので

設定上として考えるとかなり破綻的だ。

さらにこのストーリー上ギャラクシー街道の存続なのか?

それともこのギャラクシー街道に集う人たちを描きたいのか?

という部分でも色々いいとこどり過ぎている。

テーマが多すぎるために100分で数多くの出来事を時系列を追いながら

展開されていくんだけれど、わざわざ存在そのものが必要だったのか?

という登場人物もいる訳で正直なところ最終的に

それぞれのショートコントを観ている感じだ。

確かにコントは面白いのは面白いけれど全て面白かったのか?

と問われるとこのストーリーって必要だったんですか?という感じだ。

私自身わざわざ解かりづらい全員宇宙人という設定よりも

多国籍な街のハンバーガーショップ街道の存続問題を中心にした方が

人種が違う分面白いストーリーが描かれたのではないかと感じてならない。

ただここでどのコントが面白く、

どのコントが面白くないという個人的な件については述べない。

これはコントを観る人次第だからね。

ただ設定に問題を感じてみていた自分がここにいたというだけだ。

総評としてこのストーリーの設定に違和感を感じながら鑑賞してしまったけれど、

設定が違っていたならまた似た題材でもかなり違う評価になったと思う。

それだけに私個人の感じ方ながらこの設定は残念な設定に感じてしまった。

これだけの面々が揃っていただけに余計に・・・

作品のストーリーも設定次第で活かされる活かされないが

あるという事をこの作品から感じたのだった。

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