10月3日公開の映画「罪の余白」を鑑賞した。

この映画は飛び降りて死んだ娘の父親が娘の死の真相を知ろうと

事情を調べているとある同級生の女が浮上して死の真相について

激しい追及の攻防を繰り広げていくストーリーである。

死の真相を知った父親はその復讐劇をどのようにしていく事になるのだろうか?
世の中色々ないじめが横行しているけれど、

狭い学校という世界ではよりそのいじめがエスカレートしていくものである。

その中で格差というものが生まれていく訳だけれど、

カーストによる女子間の格差は私たちが外から見ているよりも

想像以上に大きいものである。

そんな中である女子生徒がベランダから飛び降りた。

当初は自殺と断定されたこの事件は彼女の日記が発見されたことで

事態は大きく変化していく。

果たしてこの事件の真相とは?レビューしたい。

キャスト

安藤聡演じる内野聖陽

木場咲演じる吉本美優

小沢早苗演じる谷村美月

笹川七緒演じる葵わかな

新海真帆演じる宇野愛海

安藤加奈演じる吉田美佳子

西崎真演じる堀部圭亮

宮崎知良演じる利重剛

高山満演じる加藤雅也

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

なぜ娘は死んだのか?真実は娘の遺した「日記」に―

名門女子校で、一人の少女が教室のベランダから転落して死亡した。

目撃したクラスメートたちの証言によると、少女自らが手すりに登り、突然飛び降りたという。

妻に先立たれ父娘二人で仲睦まじく生きてきたつもりの父・安藤聡にとって、

娘・加奈の死は受け止められるはずのない現実だった。

なぜ娘は死んだのか。自殺か?事故か?

大学で行動心理学を教える安藤は、加奈の異変に気づけなかった自分を責める。

そんな折、娘の死に涙する笹川と名乗る美しいクラスメートが現れ、

加奈が日記をつけていたことを知る。

娘が遺した日記には、咲という少女に追い込まれていく加奈の悲痛な叫びが刻まれていた。

安藤は、咲の手掛かりを掴むために、笹川に会いに学校へ行く。

だが目の前に現れたのは、全く別の少女だった。

あの日、安藤を訪ねてきた笹川と名乗る少女が、

実は娘の日記に書かれていた咲と同一人物だったのだ。

生徒たちの憧れの的であり、教師からの信頼も厚く、

スクールカーストの頂点に君臨する美しい木場咲。

だがそれは表の顔で、

裏の顔は友人だけでなく教師や警察の心までも狡猾に操る残忍な悪魔だった。

自らの罪を隠蔽するため、安藤を罠に陥れようとしていたのだ。

ことの真相を知った安藤は咲に復讐を誓う。

「刑務所にぶちこんでやる!」

だが安藤が咲に罪を認めさせようとすればするほど、

逆に彼女の策略にはまっていく。

娘だけでなく、地位ある仕事、社会的信頼を失い、

安藤は次第に追いつめられていき――。

以上罪の余白HPより


結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして名門女子高に通っていた安藤加奈が飛び降りて亡くなった。

安藤加奈の父安藤聡は大学で行動心理学を教える教授だった。

妻を早くに亡くして、娘もなくした聡は生きる希望を失うほど憔悴しきっていた。

この時点でこの死亡事故が事故なのか?それとも事件なのか?という判断はできない。

そんな中で聡は加奈が残したノートパソコンの中から日記を発見した事によって

事態は急展開を見せていく。

この時に笹川七緒という女子生徒が訪れている。

この死亡事故は事故ではなく事件だったという事だ。

加奈の日記にはある女子生徒の2人の事が綴られていた。

1人は木場咲という誰もが羨むほどの美人でそれで頭も切れると評判の生徒だった。

もう1人は新海真帆という弱気な生徒で何時も咲と行動を共にしていた。

事情を聞こうと学園祭中の学校へ向かった聡だったがそこで知ったのは

笹川七緒と名乗って訪れたのが木場咲だったという事だ。

実際の七緒から咲について聞いた事で更に咲本人に直接事情を聞こうとするが

突然警察に連行されてしまう。

ストーカーとして通報されたという。

警察は事故として処理している以上警察は頼れない。

そんな中で証拠を掴もうと奔走するも尽く咲に警察送りされるのだった。

そして知るのだった木場咲は残忍な悪魔であるという事を!

そして聡は咲が加奈を殺した事を確信し確かな証拠を掴むため決死の行動をするのだった。

果たして聡は咲の犯罪を立証する事ができるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

決定的な証拠がない中でどうやって彼女の犯罪を証明するのか?

というのがこのストーリーの1番難しいところではあるんだけれど、

確かにいくら日記が出てきたからと言ってその日記が決定的な証拠になる訳じゃない。

日記には色々な悪口を書いていたとしてもそれは日記の中だけの話なので

実際に犯行を立証している訳じゃないだけに

この状況で証拠と言える証拠は全くないという状況だ。

ただ言えるのは確実に彼女がこの事件に絡んでいるのは間違いないというものだった。

実際に彼女に近づけば近づくほど予想だにしない出来事が訪れている訳だから

明らかに悪意ある行動である。

それがますますエスカレートしてきた訳で、

これで聡はどうやったら彼女を殺した罪を認めるのか?

というのがある意味答えが出た訳でもあるんだけれど、

それでもこの方法で犯罪を立証しようというのは流石に人生終わってもよいと

思わない限り選択肢に入れるべきじゃないんですけれどね。

確かに確実に立証できるのは確かだし、

決定的証拠であり言い逃れすらできないのですが、

そこまでしてでも娘加奈の無念を晴らしたかったというのがあったのだけは

理解したいところだ。

総評として事件の真相は外からではなかなかわからない人との格差があったという事だし、

狭い世界だからこそそういう格差が成立していた。

しかし狭い世界から彼女は出る事はできない存在でもあった悲しい結末を迎えるのだった。

自らの命を懸けて咲の罪の立証をした事は

それだけの覚悟を持っていたからできた事であるし、

咲は生涯刑務所で暮らす事になるだろう。

狭い世界でしか生きれなかったという事実が

この事件の悲しさをより一層深くさせるのだった。

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罪の余白 (角川文庫)
芦沢 央
KADOKAWA/角川書店
2015-04-25



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2012-09-01