4月4日公開の映画「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」を鑑賞した。

この映画はお金恐怖症になった青年がお金を使わずに生きる為に

田舎の村へ移住して暮らそうとするが、

そこに様々な騒動に巻き込まれるストーリーである。

今の時代にお金を使わず自給自足の生活をする事そのものが困難だと知る事になるだろうし、

人との付き合いがなければ暮らしていけない事を知る事になるだろう。
お金を使わずに生きていけたらそれはそれで良いとは思うけれど、

その分ほしいものはは手に入らない訳でもあるんだけれど、

現状としてはお金なしで生きるのは現実的ではない訳で、

そんなお金を使わず生きる術を探して

田舎の村にやっていた青年が田舎暮らしを始める訳なんだけれど、

いくらお金を使わないとはいえさすがに田舎暮らしに

無知ではいけない事を知る訳でもある。

当然田舎で暮らすにも田舎で暮らす為に必要な事がある訳ですが、

この青年は全くの無知・・・

そんな青年をほっとけない村人たちが繰り広げる騒動の中で

果たして青年はお金を使わない生活を見つける事ができるのだろうか?

キャスト

高見武晴演じる松田龍平

天野与三郎演じる阿部サダヲ

天野亜希子演じる松たか子

青葉演じる二階堂ふみ

いそ子演じる片桐はいり

奈津演じる中村優子

青木演じる荒川良々

多治見演じる松尾スズキ

青砥演じる皆川猿時

なかぬっさん演じる西田敏行

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

東北の寒村・かむろば村に、高見武晴という男がやって来た。

高見は東京で銀行員をしていたが“お金恐怖症”になり、

お金を1円も使わない自給自足の生活を目指してかむろば村にやって来たのだ。

かむろば村村長の与三郎は、田舎暮らしをなめている彼を心配し、

妻の亜希子と一緒に世話を焼く。

600万入ったままの預金通帳を捨ててしまった高見は村中の注目の的。

村の女子高生・青葉や、“神様”を名乗るなかぬっさんらも、高見を見守っていた。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして銀行員だった武晴は銀行員時代の経験から

お金恐怖症となりお金を使わない為に田舎のかむろば村に移住する事にした。

しかし武晴は自給自足の術を全く知らずに移住したために
家を購入した以外はまるっきし準備不足の状況だった。

普通にお金を使わずにという事そのものが今の時代難しい訳だし、

暮らすにも当然税金を支払わなければならなければ

年金の積み立てもしなければならない。

故にお金を使わずに暮らす事は日本国民である以上不可能である。

ただ武晴自身がお金を管理しなければ不可能ではない訳で

武晴にはお金を管理する人が必要だったという事だ。

今の時代は現物のお金ではなく、

電子マネーもあるのでお札、小銭を使わない事は十分可能だし、

クレジットだけで支払う事も可能だ。

ただ数字を見る事も恐怖らしいのでやはり武晴には管理できる人が

必要だという事は結論として出てくるだろう。

そんな自給自足の知識もない武晴は到着早々村長夫婦の世話になりながら生活して行く。

そんな中で高校生の青葉が好意を寄せてくるなど

この限界集落の過疎の村では若い人そのものが

珍しい訳で若い人にとっては他から移住してきた

若い人に惹かれるのはわからないではない。

そんな武晴を珍しく接する村人だったが、

次第にお金を使わずに生きて行こうとする武晴の生き方に

村人たちは手助けを始める。

当初は慣れなかった武晴も村長夫婦らの助けで

次第にこの村で暮らしていく術を身に着けて行く。

そんな武晴だったが、どこでも武晴が持っているお金を目当てにする者もいれば、

武晴のような者こそこの村に必要だとする人もいる。

そして武晴は村長の過去の出来事に巻き込まれて

村長選に借り出される事になるのだった。

果たして武晴はこの村で暮らしていくことできるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

武晴にとってお金で辛くて苦労した事によって

お金に頼らない生活をしようと移住した変わり者ではある。

確かに都会で暮らすにはそれなりのお金が必要ではある。

しかし田舎で野菜や作物などを栽培すれば

それなりに暮らしていけるだけの助けにはなるし、

何より税金が安いし、物価も安い。

但し娯楽は限られるのでその点で苦じゃなければ田舎暮らしも悪くはない。

私も正直東京には住みたくないので新潟の都市部でも少し外れれば

田舎みたいなところも多いのである意味自然に近い県ではある。

個人的には都市部でも行き易い場所で暮らした方が良いとは思いますけれどね。

そして武晴はこういう過疎の村で村長選に出馬して村長を目指そうとしていくが、

お金よりもここで暮らしたいという人にとってはある意味適任なのかもしれないし、

村民の声を聞くという点では武晴のような身近に接する事で何が必要なのか?

を考えやすいかもしれない。

ただお金の管理は青葉にさせるのは少し危険な感じがするんですけれどね。

総評としてお金を使わずに暮らすには自給自足の術を知らなければならないし、

人付き合いが上手じゃないと難しい事も感じた。

もちろんお金を使わずに暮らせたらそれに越した事は無いけれど、

現実それは無理だが、それでもそういう姿勢をもって移住しようとする気持ちは

限界集落にとってありがたい話でもある。

お金の使い方を考えさせられ、使わずに生きる事の難しさを痛感するのだった。

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