3月21日公開の映画「映画 暗殺教室」を鑑賞した。

この映画は月の7割を破壊し、

1年後に地球すら破壊する超生物がある落ちこぼれ生徒の集まる中学校の教師になって

国家が暗殺を命じるが教育も確り行う暗殺ストーリーである。

どうしてこの生物が誕生したのか謎ではあるものの、

落ちこぼれの生徒たちの成長と共にこの生物の存在そのものを考える事になるだろう。
題材がかなり面白いという話は聞いていたけれど、

暗殺するために集められた落ちこぼれ生徒が

どうやってターゲットとなる超生物を殺そうとするのか?

というのが目的ではあるものの、

タイトルとは裏腹にこれまで落ちこぼれと観られた生徒たちの

再生ストーリーでもある事がこの作品の1つ良い部分ではある。

もちろん実際の世界で暗殺する事は断じて許されないが、

それを理解しつつ1つの目的を達するためには

色々な事を知らなければ達成できないという事を教えられていく。

果たして生徒たちは超生物を暗殺する事ができるのだろうか?

キャスト

殺せんせーの声演じる二宮和也

潮田 渚演じる山田涼介

赤羽 業演じる菅田将暉

茅野 カエデ演じる山本舞香

堀部 糸成演じる加藤清史郎

中村 莉桜演じる竹富聖花

神崎 有希子演じる優希美青

奥田 愛美演じる上原実矩

律演じる橋本環奈

鷹岡 明演じる高嶋政伸

イリーナ・イェラビッチ演じる知英

烏間 惟臣演じる椎名桔平

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

有名進学校椚ヶ丘中学の落ちこぼれクラス3年E組に突然、

タコ型の謎の生物が担任教師として現れた。

E組の生徒たちは国家から来年の3月に地球を破壊すると宣言している

「謎の生物(=通称・殺せんせー)の暗殺」の任務を依頼される。

その成功報酬はなんと100億円!

はたして、無茶振り(!?)をされた生徒たちの運命は?

そして、意外に生徒想いな“殺せんせー”の真の目的とは??

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして超生物は月の7割を破壊し、

1年後地球も破壊するという予告の中である条件を出してきた。

それがある有名神学中学校の落ちこぼれ生徒たちの担任になる事で、

その生徒たちを見殺しにせず生徒たちのみに常に暗殺させる事を許可するというものだった。

その期限は1年!さらに報酬100億というけれど、

1年の期限はともかく、報酬は正直安すぎるのではないか?

地球を救うためなら100兆でも安いと思うんですけれど・・・

それはそれとして、そんなわけわからない条件を日本政府が受け入れて、

さらにはその中学校が受け入れるという奇想天外な事が始まった。

どうしてこの中学校の生徒たちが指名されたのか?

という部分がここでも謎だが、

1つ言える事はこの指名された生徒たちはこの学校で言うクズたちという事だ。

世間一般ではゴミというところでしょうが、

そんな落ちこぼれ生徒たちの担任になるという事が設定上かなりどうして?

ということになるのだが、

ここで常識を計ってはこの作品の面白味が無くなるので常識は捨てましょう。

そんな中で自己紹介から始まったのですが、

授業開始早々から唯一殺せるという特殊ビービー弾、

特殊ナイフなどが射撃されるが全く当たらない・・・

マッハ20という最高速度なのでそれは相手にとっては止まった弾を避けるのは

普通な訳でここで色々な知恵がなければ殺せないという事を痛感させられる。

そこに集められた潮田 渚、赤羽 業、茅野 カエデ、中村 莉桜、神崎 有希子らが

向き合っていく事になる。

そしてそんな超生物には殺せんせーという名前が付けられ、

殺せんせーは生徒たちに暗殺する極意を教えて行くのだったが、

当然暗殺なので色々な手段が使われていく。

まず暗殺の一手として腕利きの女暗殺者・・・

過去11件の暗殺に成功してきたスナイパーも殺せんせーに手ほどきを

受けてしまい全く別人となってしまう。

そして次に送り込まれた自律思考固定砲台が授業中問わず狙うものだから

生徒たちの反感を買ってしまい雁字搦めめにされるも、

殺せんせーの色々と生徒たちを学ぶ事を教えられてから

生徒たちと協調するようになったりと

とにかく人として人らしく接するというその行動に生徒たちも

次第に殺せんせーにある種の共感を覚えるようになっていく。

皮肉な事だが本当はターゲットなはずの殺せんせーが授業を確り行い、

そしてその為には色々な事を知らなければ達成できないという事を

教えるという自分が殺されるかもしれないという中で生徒たちに色々な知識を教えていJく。

観ていてこれはある意味驚きの部分だけれど、

学校の教師の多くはただ勉強を教えるという部分に終始しているんだけれど、

殺せんせーは教える知識を活かせるようにしようとしているし、

目標を達成するには色々な事を知らなければ達成できないという事を語っている。

それはそうである。

暗殺するにもただ銃を撃てば殺せる訳じゃない。

色々なオプションを持つ事で第1弾、第2段、第3弾という感じで色々な状況に対応し、

色々な状況に対して手段を持つ事で初めて目標を達成できるという事だ。

その為には様々な知識が無ければ達成できないし、

その知識を使えなければ何もならないという事だ。

ここで大事なのは勉強ができると、活用できるでは全然意味が違う。

勉強ができる奴が仕事もできるとは限らないのと一緒で、

確かに知識は持っているかもしれない。

しかしその知識を活かせなければただの知識で終わってしまう。

その知識を使えてこそ初めてその知識の意味を持つという事だ。

わかりやすく言うと資格の必要としない仕事の場合

そのジャンルの資格を持つ人でも、仕事ができないケースは少なくない。

しかし資格を持たなくてもその仕事ができる人はいる。

あなたは仕事を進める為にどちらを起用しますか?

と問われたら当然仕事ができる人を選ぶだろう。

もちろん資格及び免許がなければならないものは別だけれど、

何も問わないものほど仕事で知識を使える人が必要なのだ。

知っている人でも使えなければ意味がない。

ここで登場する渚の場合一見弱そう、何ができるの?

という感じだが、いざ本番になると確り行動できるという事を示している。

このような普段の行動では計れないものでも、実戦ではできるというケースもあるのだ。

このように実戦で使えなければ知識を覚えていても意味を成さない。

しかし実戦で活かせればその意味を持つという事だ。

そんな中で次々と刺客を送っているが、殺せんせーを殺せない。

そんな中で生徒たちは殺せんせーとある約束をするのだった。

果たしてその約束に殺せんせーはどう応えて、どう生徒たちは向き合う事になるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

殺せんせーがどうしてこの生徒たちの担任になったのかは

ラストで描かれていたんだけれど、元々殺せんせーは人間だったのだと思うんだけれど、

それが何らかの事故によって超生物になってしまったという事だと感じる。

その事故の原因はこれから先に描かれるのだろうが、

それは置いといても何事もそうだけれど落ちこぼれでも

その先はどうなるかわからないものだという事だ。

無論落ちこぼれでも将来的には仕事ができる人に慣れる可能性は十分あるし、

そのために色々な知識を得る事も必要だ。

私もまた色々な知識を得る事でそれを色々な事で活用するというのは

実は学生時代よりも社会人になってから色々と覚えて行ったんだけれど、

なかなか実際に経験しないとわからない事もあるので

この生徒たちも色々と実戦経験をする事によって

その知識が確信に変わり活用して行く事ができると知っていく。

伸ばせる知識を伸ばす事でそこに足りない知識を学ぼうという意欲が生徒たちに出てくる。

それぞれ得意、不得意分野はあるので簡単には克服できないものではあるけれど、

得意分野を活かすために不得意分野に取り組めるというのはある意味ある。

得意分野を活かすためには不得意分野も知らなければ

活かせない事も少なくないからね。

総評として暗殺するという目標があるものの、

その為の知識を知り活用するための術を殺せんせーは教えている。

それは暗殺ではなく、最終的にはこれから生きて行くための術を教えていると

言えばわかりやすいところだと思うけれど、

生徒と向き合う殺せんせーはもうすっかり3年E組の先生となった。

断じて教師という教える役では無く、

人生を生きて行くための事を教える先生になったのだ。

それが世界を滅ぼす先生なのかもしれないが、

実際に滅ぼすかはこの時点ではわからないが、

殺せんせーがみんなに殺される事を願っているのは間違いないだろう。

その中で1年間学んだ事がこれから先も活かしていけるように

色々な知識と活用する術を教えているのだと思う。

果たして殺せんせーは生徒たちに何を残すのだろうか?

この先が描かれる事を楽しみにしたい。

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