1月14日スタートのドラマ「〇〇妻」を視聴した。

このドラマは家政婦のミタのスタッフが再集結して制作されたドラマで、

完璧な妻として人気ニュースキャスターを支える妻が完璧な行動を行いながらも

ある秘密を持っている完璧な妻を演じるストーリーである。

完璧な妻にどんな秘密があるのか?

そしてその妻は一体どんな過去があったのか?

それを追っていく事になるだろう。
謎のまま始まった〇〇妻だけれど、

初回を観た中でまずひかりがどうして契約に拘っているのか

という部分が描かれた訳だが、

行動を見る限りあまりにも完璧すぎる行動にその過去を知りたくなったというのが

初回の感想でもある。

ただそれだけではレビューにならないので契約という部分をどう考えるか?

という部分を語っていく事になる。

世の中あまり考えていないかもしれないが、

多くの事は契約によって成り立っている。

当然それは仕事だけでなくそれ以外の事でもだ。

そういう視点で観て行くと全ては約束事によって

成り立っている事を教えられるのかもしれない。

初回を振り返りたい。

キャスト

○○妻 正純の妻・ひかり演じる柴咲コウ

井納千春ひかりの過去を知る女性演じる黒木瞳

板垣雅己ニュース番組・プロデューサー演じる城田優

風谷 愛ニュース番組・新人アナウンサー演じる蓮佛 美沙子

久保田実結正純の姉演じる奥貫薫

河西美登利正純の姉演じる渡辺真起子

久保田仁美正純の母演じる岩本多代

久保田作太郎正純の父演じる平泉成

久保田正純ニュースキャスター演じる東山紀之

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

主人公のひかりは、生活のすべてを夫・久保田正純のために捧げる理想の妻。

朝は正純より早く起きて、正純がその日に着る洋服をコーディネートし、

完璧なタイミングで朝食を作り、弁当を持たせ、仕事へ送り出す。

ひかりの夫・正純はニュース番組「ニュースライフ」のメインキャスター。

歯に衣着せない発言で人気を博していた。

ひかりは正純の番組は隅々までチェックし、

番組の内容や正純の発言について厳しくも愛情のこもった

的確なアドバイスを手紙にして毎晩渡し、正純を支えていた。

正純は、番組プロデューサーの板垣から、

番組の目玉である正純のコーナー「俺しか言えない」の視聴率が下がり始め、

正純の過激な発言を恐れるテレビ局の上層部が新企画を要求していると告げられる。

そんな中、正純のマンションで正純の母・仁美の喜寿のお祝いを開くことになった。

仁美と正純の父・作太郎、姉の美登利、姉の実結が顔をそろえ、

ひかりは良妻ぶりを発揮し、完璧にもてなす。

正純の家族は、ひかりの内助の功に感心するばかり。

その数日後、作太郎が脳梗塞で倒れた。

その場に居合わせた元看護師のひかりが応急処置をして一命を取り留めたものの、

意識不明の状態に。作太郎は巨額の借金を抱えており、

家が抵当に入っていたことが分かる。

仁美は住む家を失ってしまうため、

正純、美登利、実結のうちの誰かが仁美を引き取らなくてはならない。

仕事と家族の問題が持ち上がり、頭を痛める正純。

そんな夫をひかりは励まし、とんでもない行動を開始する。

そして、外から見れば理想の夫婦と思われたが、実は2人の間には大きな秘密が…。

以上日テレ〇〇妻HPより


今回はひかりは正純の妻として完璧な家事をしていた。

その家事は実に見事であり、全ての先の行動を見通しているようであり、

相手の事をこれでもかというほど調査済みだったのだ。

さすがにどんな相手でも色々な情報を得る事は簡単な事じゃないし、

それぞれの好みを知る事は簡単な事じゃない。

知ったとしてもその場に合うものじゃなければ意味がない。

しかしそれもやってのける。

さらに登場するタイミングを確り計ってから登場するというのもあまりにも見事過ぎる。

そんな中で正純は母親を引き取るべきか否かで家族会議で揉めていた。

しかしそこにひかりがこれまでと一線を超える行動に出て正純らを驚かせる。

ここで色々感じてしまうのは正純の父が不慮の事故で入院し、

そして多額の投資失敗が発覚するというのだが、

いかにもそれをひかりが知り尽くしていたというところだし、

歌舞伎に母親を招待したのはそれだけこの事態を速やかに

解決させるためだったと考えた方が良いのかもしれない。

そして正純がゲストに呼べないような著名人を呼んでみせるなど

その手口は多彩にあるという感じだ。

そしてここから本題だったが、実は正純とひかりは結婚していなかった。

契約していたのだ。

一言で結婚と契約は同じようで同じじゃない。

契約書が存在するのだから相当内容は細かいようだが、

結婚は婚姻届けで役所に届ける事で家族になる。

契約に例えると別の家の家族が他の家族と契約して

その家族の一員になるという事になるが、

契約という概念と婚姻という概念の違いは何か?

と問われたら親族になるか?

親族にならずその人と一緒にいるか?

というところだ。

もっと簡潔に書くと契約=事実婚に近いがこれも実は曖昧な表現であり、

事実婚は法的には10年以上一緒にいると婚姻関係は成立したとなるので

ここで登場する契約はそれに当たらない。

一緒にいる契約を交わしたが、

3年契約で3年契約終了後契約更新のための見直しをするという事だ。

これはスポーツ選手の契約に例えると3年間年俸1億2千万で契約し、

月1000万税引して支払う。

3年後契約更新に当たり年俸の見直し、労働条件の見直しをするという事だ。

私たち労働者も実際に労働契約として成り立っている。

それが正社員なのか、役員なのか、契約社員なのかでまちまちだが、

労働体系の見直しが正純とひかりとの間で交わされたという事になる。

ひかりにとっては子供さえできなければ無理に婚姻に拘らず、

契約という形で一緒にいる事はさほど差はない。

ただ言える事は婚姻に条件は殆どないが、契約には細かくあるという差だ。

結婚は契約とみなすと確かにひかりの考えにも一理ある。

婚姻だと財産贈与という部分では法的に定められている部分があるけれど、

契約では契約次第という事だ。

ここで正純はひかりが提示した契約を破棄したが、

これは契約解除を意味する訳でクビに値する。

ただ契約満了はクビとは言わないので更新しないというだけであり契約を全うしたという事だ。

でも考えさせられるのは世の中の多くは契約によって成り立っている

という事を私たちは忘れている事が少なくない。

私も会社との雇用契約、銀行との口座契約、趣味では後援会やファンクラブとの契約、

シーズンパスの契約もそうだ。

雇用と口座開設はお金を支払わないが、

後援会やファンクラブはいくらで入会する契約をしているというのが本来の認識だったりする。

普段チケットを買う契約もまたその契約に納得したからこそ契約するのだし、

普段の買い物も売買契約で成立している。

契約という概念を考えて行く事によりより普段契約についてどう考え、

どういう意識であるのかを振り返る事になるのかもしれない。

次回は妻の契約を破棄されたひかりは正純の下を離れたが、

正純はひかりを探そうとする。果たしてひかりは戻ってくるのか?

そしてひかりの過去を知る人物は何を話すのか?

その過去にも注目だ。

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