7日大河ドラマ「麒麟がくる」最終話を視聴した。

今回は光秀は信長の横暴ぶりにこれ以上信長をこのままにすれば世は纏まらないと悟り、決定的な出来事として足利義昭を討てと告げられ、討てなければ信長自ら討ちこの国の絶対的な存在になると告げた事で光秀はここまでにしてしまった信長を討つ決意を固めた。

そしてその流れは各大名にもそれぞれの動きを見せて家康、秀吉らはそれぞれ光秀の謀反を既に察知して信長亡き後の行動を考慮していた。

そして本能寺に入った翌日に光秀は信長がいる本能寺に兵を向けて信長と交戦し、信長は自ら日の中に入って自害して果てた。

その後光秀は朝廷に信長を討った事を報告したが、その直後に中国地方から引き返してきた秀吉との戦いに敗れてわずか3日天下に終わる。

しかし光秀が信長を討った事により天下はその後秀吉が8年後に全国統一を果たし、秀吉亡き後は家康が覇権を握って江戸幕府を開いていくが、光秀はその中で静かに生き続けたシーンがメインだった。
ストーリー




今回は光秀は信長に理不尽な扱いを受けて饗応役を解かれる。その直後信長は光秀に義昭を殺せと命じられるが、それを拒否すると信長自ら殺すと告げて光秀はこのままでは国が成り立たなくなると痛感した光秀は、その直後に細川藤孝と面会している。

藤孝もこの時点で光秀が謀反を起こした時の事を考えていたと思うが、下手に手を貸せば自分たちが滅ぼされる事になり様子を伺うという状況だった。最もその後に山崎の戦いでは加わったのは池田恒興や織田家譜代の武将が多く、その後多くの武将は戦死を遂げていたりする。

要するに山崎の戦いに参加せずその後どちらに就くべきかは譜代じゃない外様だった細川家にとっても重要な事であり、その時1番有力な側につく事が得策だったという事だ。

それ以上に藤孝も秀吉と通じていた事もありどちらに転んでも良いように用意周到な準備をしていた。ただ普通ならたまが殺されても仕方ないところなのだが、たまは一時幽閉されるもそういう光秀の事情を秀吉が知っていたからこそ秀吉も光秀が謀反を起こさなければ身分が危うい立場だった事を踏まえても光秀は大義名分を作った光秀を必ずしも悪く捉えていなかったと言える。

ここで光秀が信長を討つと告げた時に家臣たちが誰も反対しなかったのは主君への忠誠もあるが、それ以上に信長の傍若無人ぶりが目に余るものであったからだ。

そして本能寺に向かった光秀だったが、信長も光秀に討たれる事は想像していたのかしてしなかったのかは定かではないが、この軍勢に囲まれては逃げ切れないと悟ったのは間違いない。

そこで奮戦するもこれ以上となった時に信長は自ら火を放ち命果てて焼き尽くされる事で最後の抵抗をみせた。あれだけ焼けてしまったら首も見つからないのは無理もない話だが、光秀は信長を討った事で全ては再び変わるという事だけはハッキリしていた。

光秀が各大名に書状を送っているが、家康にも当然送っていた。信長亡き後この情勢を纏められるのは家康と考えていたと感じるし、この時家康は3国の大大名であり、秀吉と並んでいた。しかし家康が合流する前に秀吉が中国地方から引き返して合流する事なく光秀は山崎の戦いで敗れた。

そして月日は流れて天下は秀吉が事業を継ぐ事になり、光秀は表舞台から消えたのであった。

このストーリーでは光秀は山崎の戦いでは死なずに生き続けたという事になっている。確かにそういう話があるようで、山崎の戦いで光秀は美濃に逃げて村で隠蔽生活を送っていたという話も実はあったりする。

都合が悪い事が合ったりするだけにその後秀吉、家康が意図的に光秀の功績を消し去ったとも考えられるが、光秀がこれ以上戦い続けても意味を成さない事や既に実力者になっていた家康らにその後を託した方が纏まると考えて身を引いたと考える事もできる。

そうでなければ間違いなくたまはその後謀反人の娘として細川家で殺されていたはずだが、そうはならなかった。戦国時代でそういう生き延びたケースは本当に数少なく異例中の異例だ。

元々光秀は1度浪人生活を送っているだけに浪人になる事も十分考えられたと思うが、それも多くの犠牲を払って生きた事を踏まえると生き続けたなら光秀は何を思ったのだろうか?

14か月に渡り続いた麒麟がくるもこれで終わりを迎えた。大河ドラマ史上これほどの難産なドラマもなかったほど本当に大変な期間だった。

そして何よりも最後までやり遂げた役者の皆様よく演じ切りました。それは観続けてきた人たちは絶対に忘れない事でしょう。

総評として光秀は信長を見出し、そして信長を最後は暴走を止める為に斬る決断をした。このまま信長を生かしていたらこの国はまた違ったものになっていただろう。それを光秀が救ったという事だ。そうでなければ朝廷も秀吉も家康も光秀に関わる一族を殺さずにしておくわけがない。

次回は青天を衝けとなります。渋沢栄一がどんな事をしたのかを見届けていきます。

それではまた来週この時間でツイートしていきます。










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