31日大河ドラマ「麒麟がくる」第43話を視聴した。

今回は光秀は丹波を平定したが、そこで敗者となった武将たちは信長に切り捨てられるという事態になり光秀の面目は丸潰れになった。そして本願寺との戦いが終わり、佐久間親子が追放されるという事態になり、信長の周辺では色々な事で急変してきた。

一方で光秀は久しぶりに帰蝶と対面し、道三が生きていたら何というのか尋ねたら帰蝶が毒を盛ると語り、不始末は実行した者が負うという事を告げるのだった。

そして1582年3月に武田氏を滅ぼした信長は家康を祝いの席に招き、そこで家康の希望で光秀が接待をするが、そこで信長は光秀に乱暴を働き周りを唖然とさせたシーンがメインだった。
ストーリー




今回は丹波を平定したが、ここでは描かれなかったものの、実は光秀の母は人質として出しており、この信長の3人のうち首により光秀の母も斬られていた。

これはもう少し回数があれば丁寧に描いたのだろうが歴史の彼方へ飛ばされた。そして本願寺の戦いもあっけなく終わってしまったが、確かに本願寺の戦いには光秀は多くかかわっている訳ではないので光秀にとっては本当に大事なのは本能寺という事になる。

ここで秀吉も信長の言動に不穏の動きを感じて細川と接近している辺りからも信長は何時か討たれるという事を感じ取っていたのかもしれない。

そして帰蝶との対面では道三ならあの時のように毒を盛るという事を語られており、やはりこのまま信長を生かす事は得策ではないと感じていたという事だろう。

そしてここで描かれているのは家康が光秀との関係だが、思った以上に家康が光秀を信頼している。

当初本願寺は家康が討たれるはずだったという話もあり、確かにそれを事実と捉えれば信長の後を誰に託すのか?を考えた時に次に実力があるのは現状として家康になったのは間違いないし、この時点で家康は駿河、遠江、三河の3国の大大名である。次に続くのが光秀、秀吉となり、光秀を信頼したらなら当然家康と共同戦線を結ぶ事は光秀も考えられた事だ。

光秀を指名している事からも家康が他の武将に託せないと感じたならそう感じるし、家康が光秀を排除したという話もあまりない。それだけ光秀は家康こそその後を託せる1人と考えていたのだろうと感じる。

そして自らは坂本から備後まで向かおうとしていた訳だが、ここで信長が乱暴を働いた事でこれ以上は危険と感じたのは間違いない。そのチャンスが周りに大きな戦力のいない今しかないと考えたと言える。

次回はいよいよ謎の本能寺の変になるが、果たして光秀はどうして信長を討つ決意をしたのか?その謎に迫る。









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