28日Jリーグ2015Jチャンピオンシップ準決勝

浦和対ガンバ大阪戦が埼玉スタジアム2002で行われ、

延長までもつれ込み1対3でガンバ大阪がDF藤春、

FWパトリックのゴールで浦和を振り切り決勝進出を果たした。

試合は前半から激しい攻防を繰り広げられるも

両チームゴールを割れず前半を0対0で折り返す。

後半ガンバ大阪が後半2分にMF今野のゴールで先制する。

しかし浦和も後半26分にFWズラタンのゴールで同点に追いつき、

90分で決着がつかず延長戦に突入し、

延長後半13分にDF藤春のゴールで勝ち越し、

延長後半16分にFWパトリックが決めてガンバ大阪が決勝進出を決めた。

これでガンバ大阪が勝ち点差9の2位浦和レッズに勝利して勝ち上がる

という不合理な下剋上で決勝は広島対ガンバ大阪の対戦となった。
こんなに納得しがたいルールの下で試合が行われる事が

あまりにもいい気持ちがしないという中立的な立場の人が観ても

感じる訳だから当事者は尚更そう感じるでしょうね。

年間順位だけで言えば2位浦和レッズ、3位ガンバ大阪ですから

本来はホームの浦和にアドバンテージがある訳ですが、

そのアドバンテージがホーム開催権のみという

あまりにもアドバンテージとは言えないものだった。

私もてっきり90分で決めるものだと思っていたが、

90分で同点の場合は延長戦で決着をつけてそれでも決まらない場合は

PK戦という何のアドバンテージもないという事だ。

少なくても優位として年間順位1位→年間順位2位→年間順位3位→前後期優勝チーム

という感じでやらなければならない。

これに当てはめれば準決勝まで90分で同点の場合年間2位が勝ち上がりにすべきだ。

決勝も年間1位と180分を戦った上で2戦合計が同点の場合

本来のホームアンドアウェイではアウェイゴールが優先されるが

アドバンテージとして2戦合計スコアが同点の場合は

年間1位を優勝としなければ年間1位の意味がない。

現状のルールだと広島にはガンバ大阪が

中3日で挑む以外のアドバンテージはないという事になる。

年間順位を軽視したこのルールには正直何の意味もない。

単なるクラブW杯出場決定戦という感じだ。

ACL準決勝まで進出したガンバ大阪に年間1位広島と2位の浦和で争うという感じだ。

ならこのチャンピオンシップは来年までクラブW杯出場決定戦という事になる。

今年に関してならACLに出場できなかった年間1位広島と

ACLグループリーグ敗退の年間2位浦和が

ACL日本チーム最高の準決勝まで進出した

年間3位ガンバ大阪出場を掛けて争っているという事になる。

仮にガンバ大阪がACL優勝していた場合は

この戦いはガンバ大阪にとってクラブW杯までの

消耗試合という何とも悪循環しかない試合を戦ったという事になる訳だ。

当然ガンバ大阪以外のチームが優勝しても

クラブW杯出場はできない訳でこんな不具合な戦い方もない。

浦和もこの敗退によって本来無条件でACLグループリーグ出場が

プレーオフ出場へと転落しガンバ大阪がACLグループリーグ出場を決めた事になる。

勝ち点差9もつけながらこんな不合理な事になるのだから

浦和にとってはこれ以上の不運もない。

改めて年間1位の意味が問われてしまった事を露呈した訳で

目先のお金に目がくらんだJリーグ幹部たちの大罪は大きい。

こんなわかりにくい制度は今年いっぱいで廃止すべきだ。

どうしても盛り上げたいなら年間1位と2位はそのままに

3位に与えられるACLプレーオフ出場権のプレーオフにすべきだろう。

3位、4位、5位、ナビスコ杯王者

(ナビスコ杯王者が年間5位以内の場合は6位が出場)で争うべきだ。

その場合準決勝を3位対ナビスコ杯王者、

4位対5位が対戦し3位→4位→5位→ナビスコ杯王者の優先順位で

90分を戦い決勝でACL出場チームを決める。

天皇杯王者が1位2位ACLプレーオフ出場権のプレーオフ勝ち抜きしたチームの場合は

決勝で敗れたチームが出場し決勝で勝利したチームがグループリーグから出場する。

この方が3位以下のチームにも目指す目標があってよいと思うし、

5位までにACLが出場できるチャンスが広がる。

改めて2シーズン制は止めるべきだと感じさせたのだった。

決勝では何としても広島が勝ってクラブW杯に出場してほしいと思うので

広島にはJリーグの不都合に勝ってほしい。

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