17日ドラマ「母になる」第6話を視聴した。

今回は麻子がかつて人殺しの事情が語られた。

実際には広を守ろうとして刺したが相手は死なず殺人未遂事件として

起訴され執行猶予なしの有罪判決で2年間刑務所に入っていた事が明らかになった。

麻子は10年前に付き合っていた男がいたが

その男は麻子を遊びとしか考えていなかった。

その男の子供を身ごもっていたが不慮の事故で流産し

子供を埋めない体になった事で麻子は生きる希望を失っていた。

そんな状況に広が隣の一室で監禁されているのを助けた事で

麻子は広を育てようと決意する。

一度は警察に預けようとしたがその時警官がおらず

広が逃げ出した事で麻子は広を育てる覚悟が固まった。

そしてその経緯を聞いた結衣は誰も予想しなかった

麻子を柏崎オートで雇うという前代未聞の展開になったシーンがメインだった。
ストーリー

柏崎オートに再び麻子が現れ、ここで働くことになったと言い出す。

唖然とする結衣と陽一は、その麻子が刑務所にいたことを知り、さらに驚く。

木野によると、2年前に麻子がおこした事件は、

つきまとう男の暴力から広を守るためだった。

麻子が起こした事件の真相を語る木野。

そして麻子が本当の母親だと思っていた木野が、

刑務所に面会に行ったのは広に託されていた手紙がきっかけだった。

そこには想像をはるかに超える事実が隠されていて…。

ついに語られる麻子の壮絶な過去と、広との真実。

その全てを知ってしまった結衣は…。

以上日テレ母になるHPより


今回はまず麻子の過去についてだけれど

麻子の母親は過度の期待を麻子に掛けて事で

相当なプレッシャーが掛かっていたという心理状況は十二分に理解できた。

でもその時点で麻子に不幸な状況ではなかったものの

彼女にとって不幸だったのは男運だった。

こればかりは何ともし難い側面があるんだけれど、

付き合った男に尽く遊ばれた麻子は何度か中絶していたようだ。

そして最後のチャンスとなった妊娠では男が出世のために

政略結婚を承諾して麻子を捨てた。

そして麻子は1人で子供を産もうとしたのだが、

不慮の事故で流産して子供を産めない体となって生きる希望を失った中にいた。

この状況では麻子が命を絶とうとしてもおかしくないほど追い詰められた状況であり、

これは女性の心理状況にならなければわからないものであり、

子供を欲しかった麻子には絶望を突きつけられたようなものだった。

そんな状況で運命のいたずらか隣の部屋に監禁されていた

広の鳴き声が聞こえて助けた事が彼女を救う事になるという皮肉な状況であった。

これは私の想像だけれどもしここで広が隣の部屋で

監禁されず麻子が助ける事が無ければ広は無くなっていた可能性はあったし、

麻子も10年後生きていなかった可能性すらある。

麻子は広を救い、広が麻子を救ったという捉え方も

見方次第ではできる心理状況である。

もちろん麻子のやった行動は誘拐であり、

罪に問われないといけないのは十分承知している。

結衣が警察に被害届を提出すれば起訴され、

誘拐罪等で前科一犯もあり懲役5年以上になる可能性は十分ある。

ただこの時点では結衣や陽一が警察に被害届を提出していないので

現時点では麻子に罪は問われていない。

どうして麻子が広を自分の子供として育てようとしたのか

という気持ちは確かに理解できたんだけれど、

ここからこれまで色々なドラマや映画を観てきたけれど、

同じ屋根の上で結衣は麻子を柏崎オートで雇うという

麻子の過去を聞いたからこの決断をしたというのは理解するとしても

結衣の決断は呉越同舟に近い形だ。

それでも結衣は決断した。

麻子を雇う事で広と失った時間を取り戻すために必要だという事を・・・

広にとっての母親は麻子という現実を突きつけられている結衣にとって

この誰も経験しないであろう状況を知るには

麻子と広の7年間を知る必要があったというのは確かにわかるが

これは修羅場の始まりであるのは明白ではあった。

次回はそんな修羅場をあえて選んだ結衣は麻子と激しい口論を繰り広げる。

果たして結衣と麻子はこの前代未聞の状況をどう向き合っていくのだろうか?

その激しい修羅場から目が離せない。

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