24日プロ野球日本シリーズ2020第3戦福岡ソフトバンク対読売ジャイアンツ戦が福岡ペイペイドームで行われ、0対4で巨人は初回のチャンスを潰してから福岡先発ムーアに無安打に抑えられ、守っても2番中村晃選手に2ラン含む3打点を献上し、打線も9回2アウトから丸選手が辛うじてヒットでノーヒットノーランリレーは逃れたものの完敗し福岡は日本シリーズ新記録の11連勝とした。

試合は福岡先発ムーア、巨人先発サンチェスの投げ合いで始まり、初回に巨人は1死2塁のチャンスに3番坂本、4番岡本が凡退してチャンスを逃すと福岡は3回に2番中村晃選手の2ランで2点リードを許す。

その後巨人先発サンチェスは踏ん張るも打線がムーアの前に7回まで無安打に抑えられ、福岡は7回に2番中村晃選手のタイムリー、4番グラシアルのタイムリーで点差を4点に広げられると、福岡はセットアッパーにモイネロ、最後は抑えの森投手が2アウトから丸選手にヒットを許し13年ぶり2度目となるノーヒットノーランリレーは逃したものの余裕で巨人を寄せ付けなかった。

これで巨人は対福岡戦7連敗となりシリーズ8連敗の不名誉な記録を作ってしまい、2年連続4タテの危機を迎える事になった。
日本シリーズが1950年に始まって70年の歴史があるけれど、これまでシリーズ連続敗退記録は巨人が1956年〜1959年まで4年連続シリーズ敗退というシリーズ記録はあるが、2年連続4タテによる敗退はこれまでどのチームもない。

福岡はこのシリーズで日本一になると巨人のV9時代以来の快挙となるが、ただ福岡の場合昨年までは2連連続CS2位から出場している事を踏まえるとリーグ優勝して日本シリーズ3連覇はパリーグでは1990年〜1992年の西武以来ない。

とはいえこの舞台に4年連続出場したのは1990年〜1994年のリーグ優勝5連覇した西武以来なのでいかに今の福岡が強いのかがわかる。

私の世代だと西武の黄金期の強さは忘れられないだけに当時とは野球観はかなり変わっているが、今の福岡はあの西武黄金期の強さは間違いなく持っているし、その当時エース級の投手として君臨した工藤監督が今や福岡黄金時代を不動のものにしているのだからやはりあの時代の強さを身を持って知っているからこそ全く隙が無い。

この試合でも13年前に物議をかもした中日が日本一を決めた第5戦で当時の山井投手が8回まで完全試合という状況で抑えの岩瀬投手に代えた事で大きな物議をかもしたものだが、史上初となる完全試合リレーという形で中日に53年ぶりの日本一をもたらした。

工藤監督も目先の大記録よりもシリーズで日本一を獲る事に徹したからこそ迷わず7回で交代したし、何よりエラーや四死球で走者を出していたという事からもこのまま続投させる事は危ないと感じただろう。

それより情けないのは巨人打線だが、今日の投手陣はサンチェスが7回途中までよく踏ん張ったし、6回の1死満塁を乗り切っただけにこの直後の7回にあっさり凡退では完全に奮闘したサンチェスを見殺しにしてしまったも同然だ。

誰が先発に来るかわからないならともかく予告先発制であるシリーズで流れを変える為に打線を組み替える事は可能だったのにほぼ変更する打順なく挑んだ。特に左投手が来る事をわかっていながら先発で1,2番で右打者を起用しなかった事やシリーズであまり活躍した事のない丸選手をそのまま5番に起用している点ももう少し工夫が必要だったのではないかと感じる。

少なくても1,2戦で1,2番が機能したとは言い難かっただけに思い切った打線変更が必要だったし、現実問題打線は尽くクリーンナップが凡退しては得点にならない。

もう後がないだけに最低でも4タテは回避しなければならないが福岡の明日の先発が和田投手と東浜投手が故障で出場できないという中でこれだけ先発の層が厚いという点でも巨人と福岡の差は激しいと言わざる得ない。

少なくても史上初となる2年連続4タテは回避できるかが最大のポイントになるだろう。