ストーリー



今回は嶋崎水面の父はかつてパティシエとして腕を振るっていたが、事故によって右腕を動かせなくなってしまった事から水面に暴力を振るうようになり、かつての優しかった父親の姿はなかった。

水面はそれがキッカケで出会ったのがエースのパティシエの店だった訳だが、この店でエースのケーキに出会った水面はそのケーキがかつて父親が作ったケーキに似ていたからこそ父親の暴力に耐えていたという事でもある。

しかしその父親も余命3か月という宣告を受けてもう時間がなかった。そんな中でエースが水面にお前の父親の命を救う価値があるか？と問われる。今の暴力を振るう父親は必要ないと最初は決断するけれど、ここはエースがジョーカーに父親に娘の決断を聞かせる事で父親の改心を狙った。

それによって父親は動く左腕で水面のために今作れる最高のケーキを作って水面に気持ちを伝えた。そのケーキを食べて水面は父親のやさしさを改めて知り、涙ながらに父親を助けてほしいという気持ちに傾き、エースは臨床事例もない手術だったものの、その手術を成功させて、さらに右腕の神経も繋いだ事で右腕が動くようになった。

本来の動ける姿に戻せた事で水面と父親の関係は改善していくかはこれからになるが改めてたった1人の肉親を助ける価値を問われるあたり血の繋がりは深い事を示したシーンだった。

次回は自ら命を落とそうとした女子高生をエースは救う価値がないと最初は判断するが果たしてエースはその依頼を受けるのだろうか？その依頼に注目だ。