色々な災害が起きると医療が何処までできるのか？というのが問われるけれど、残念ながら日本で医療行為をする為には日本の医師免許がなければ医療行為を行う事ができない。

東日本大震災で海外の医療チームが入ろうとしたがその厳密な制度の為に医療行為を行う事ができなかった。日本の医療技術は確かに高いけれど、海外の医療技術が優れていないのか？と問われるとそんなことはなく、日本ではできない治療も海外ならできる事も多い。

これは日本の医療界ではできない医療を闇で法外なお金と引き換えに行う闇医療チームで行うのだが、お金さえ出せば医療を受けられるわけではなく、本当にその人の命を救うだけの価値があるかも問われる。

確かにその命を救った事で色々な人が苦しむようなら医療をする理由があるとは言い難い訳だが、そういう葛藤も含めて向き合っていく。

キャスト




ストーリー



今回はエースこと波佐間永介は表はパティスリー「カーサブランシェ」のパティシエをしているが、裏では法外な報酬と引き換えに違法なオペをする闇医者チームの執刀医として今の医療制度では救えない人たちを救っている。

チームにはエースの相棒である交渉人。表の顔は優秀な国際弁護士下山田譲、凄腕オペナースのクイーン依田沙姫、若き万能ハッカー白瀬剛人の4人で闇医療チームが組まれている。

ここを訪れるのは殆どが今の日本医療では限界の患者だが、お金さえ出せば助ける闇医療チームではなく、本当にこの命を救う価値があるかという査定がある。

今回登場した副総理は断っているが、それが原因で警察が追跡しているが手がかりらしい手がかりが全く見つからない状況だ。

大病院も闇医療チームを鬱陶しく思っていて、その話をするだけで嫌悪感を抱くほどだ。

そんな闇医療チームは金になりそうな人物を次々とターゲットにしていくのだが、今回は投資家の渋谷という人をターゲットにしており、総資産800億ある企業だが、その人はこれまで数多くの人を不幸にしてきたという経緯もあった。

最初は渋谷の医療は命を救う価値はないとエースが断るが、ジョーカーが粘り強く交渉を続けるという流れになっている。

それを支えるのがエースの相棒クイーンであり、天才ハッカーであるスペードが色々な情報や色々なITを駆使して支援する。

当然中には色々なルートを通じて手に入れた臓器や血液及び薬などが揃えられているが、臓器売買という点では警察が追いかけていると言っても良い案件なのだろう。

そんな死に際になって渋谷がこれまでやってきた事を改めて原点に戻って仕事に向き合った事でエースは命を救う価値があるとなり手術を決断した。

そしてエースとクイーンの見事な手術で渋谷は救われた。

命を救う価値を考えさせられていくという事だ。

次回は裏口寄付金を集めている悪徳理事長はその寄付金によって何をしようとしていたのだろうか？その命を救う価値があるのか注目だ。