15日サッカーロシアW杯決勝フランス対クロアチア戦が行われ、4対2でフランスがMFクリーズマン、FWエムバペのゴールでクロアチアを圧倒し6大会20年ぶり2度目のW杯制覇を果たした。

試合は前半18分にオウンゴールでフランスが先制するが、前半28分クロアチアはMFペリシッチのゴールで同点に追いつく。しかし前半38分VAR判定によってPKを獲得したフランスはMFクリーズマンが落ち着いて決めて再び勝ち越しに成功して前半を折り返した。

後半逆転を目指すクロアチアだったが、フランスは後半14分MFポクバのゴールで突き放すと、後半20分FWエムバペが決めて3点リードしたフランスはその後クロアチアに1点を返されるもそのまま逃げ切りW杯6大会ぶり2度目の王者となった。

これでロシアW杯はフランスの2度目の制覇で幕を下ろしたがVAR、GLTの導入により判定ミスが減った画期的な大会だった。

グループリーグからフランスの安定した戦いがここまで繰り広げられたが、この大会の印象としてポゼッションサッカーは終焉を迎え、再びカウンターとサイド攻撃による短いプロセスでゴールを目指すサッカーに戻った大会でもあった。

スペインが1000回以上のパスを成功させてゴールに結びつかなかった事がその象徴で、フランスもエムバペの登場でカウンター攻撃で相手を沈め、ベルギーに代表される高速カウンターによって日本が散った事を踏まえてもゴールまでのプロセスは短くて良いという事だ。

最終的にはいかにゴールを奪うかなので、ゴールまでに手数を使えばそれだけゴール前は堅められてしまう訳だから堅められてしまう前に仕留めるのが本来サッカーの鉄則ではある。

その点では今回の大会はそういうシーンを多くみてきた。日本も得点シーンの多くはカウンターからの得点が6点中4点(PKを含む)だった訳だし、ゴール前を堅められてしまった対戦国は尽く苦戦していた。

そしてこの大会で大健闘と言われたのはクロアチアだった。決勝トーナメントは準決勝まで全てPK戦を2度含む延長戦という事で粘り強く競り勝ってきた決勝進出だった。MVPにも輝いたモドリッチの活躍なしにはここまで辿り着けなかったが、モドリッチだけではない纏まったチームだった。

日本もベルギーにあれだけ大健闘し決勝トーナメント進出国に相応しい戦いを演じた。3位になったベルギー相手に2得点したという結果はこれからのW杯ベスト8以上に向けて大きな課題を見つけられる結果になったと思います。

1か月に渡って熱狂してきたW杯もこれで閉幕という事で次は4年5か月後の2022年11月という事でその時の熱狂できる事を楽しみにしています。




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