4月11日スタートのドラマ「正義のセ」を視聴した。

このドラマは阿川佐和子さん原作の「正義のセ」をドラマ化した作品で、2年目の検事が不器用だけれど一生懸命事件に取り組み成長していく姿を描いたストーリーである。

誰にも若き日の奮闘した日々があるものだけれど全てが正義を貫ける訳じゃない検察組織においてどう正義と向き合っていくのか?

まず本来大杉連さんが出演されるドラマだったのですが急死されてその代役に寺脇康文さんが出演する事になった事で現場は相当大変だったと思いますが大杉さんの為にという気持ちがドラマを通じて感じるだけの出演者の演技を見せてくれたと思います。さてドラマの方は2年目の女性検事が主人公という事で色々な事に1年を通じて慣れてきたところに2年目の壁にぶつかるというのが2年目なのですが2年目のジンクスという言葉があるように2年目って慣れてきた分色々な事に対して1年目とは違う訳でこれまで以上に大変になっていく時でもある。正義感の強すぎる主人公はどうやって成長していくのだろうか?

キャスト

竹村凛々子演じる吉高由里子

相原勉演じる安田顕

大塚仁志演じる三浦翔平

竹村温子演じる広瀬アリス

木村秀樹演じる平埜生成

榎戸修演じる夙川アトム

中牟田優希演じる大野拓朗

徳永太一演じる塚地武雅

竹村芳子演じる宮崎美子

梅宮譲演じる寺脇康文

竹村浩市演じる生瀬勝久

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

竹村凜々子は、この春、横浜地方検察庁港南支部に赴任した2年目の検事。正義感が強く、明るい性格で家族思い。東京の下町で豆腐屋を営む父の浩市、母の芳子、妹の温子と暮らしている。検事1年目は大阪赴任だったため、恋人の優希とは遠距離恋愛になっていたが、「これからは仕事も恋愛も、両方きっちりやる!」と決意を新たにしていた。



港南支部には、支部長の梅宮をはじめ、先輩検事の大塚、徳永ら個性的なメンバーが揃っていた。そして、凜々子とバディを組む担当事務官に就いたのは、一癖ありそうなベテランの相原。早速、相原と共に取調べに臨む凜々子だったが、喜怒哀楽がすぐに出てしまう性格のため、ついつい被疑者に怒りを表したり、同情したり、乗せられたり……


そのたびに相原から「被疑者にはあまり感情移入しないように」と小言を言われてしまう。
そんな凜々子が、ある傷害事件を担当する。被害者は建設会社に勤める向井。向井は上司の恩田から路地裏で暴行を受けて階段を転げ落ち、全治2か月の重傷を負ったと被害届を出していた。凜々子は「ひどいパワハラ上司」だと憤るが、取調べに現れた恩田は穏やかそうで、暴力を振るうような人間には見えない。


恩田は「暴行なんかしていません」と、容疑を全面的に否認。「向井が嘘をついて自分を貶めようとしている」と主張する。さらに、一緒にいた同僚の田中も恩田と同じ証言をする。
被害者と被疑者の言い分が、真っ向から対立する中、凜々子は相原とともに、事件の裏に隠された真実を突き止めるために捜査を進める――。


以上日テレ「正義のセ」HPより


今回は横浜地方検察庁港南支部に赴任した竹村凛々子は初日早々数多くの事件を取り調べし、調書を見る事になった。検事の仕事はそれだけ膨大な事件を扱う訳で瞬時の判断力が求められる訳だが、2年目の検事には慣れてきたところに大きな壁となるケースも少なくない。そして凛々子は正義感が強すぎてすぐ情に流されやすい側面もある。


そんな凛々子は初日にパワハラ事件を取り扱う事になった。この事件はある取引先変更を発端に部長から被害者である部下に日々のパワハラが増えた事によりある日暴力による階段からの転落で大怪我をした事が発端となったが、怪我をさせた加害者である部長は無実を主張した。しかし状況証拠もなく決定的な目撃者もない以上起訴する事はできない。


このままでは容疑不十分で不起訴となってしまう事を凛々子は見過ごす事ができずこの事件にのめり込んでいく。しかし被害者である男性はこの被害届を取り下げようと検討し始める。これは組織に残る以上はこの事により会社から扱いにくい人と扱われる可能性もある訳で会社を最終的には自主退職をしなければならない可能性が高い。平社員という立場は本当に立場が弱く色々と辛いものであるから会社ではあまり抵抗する事は立場を悪くする可能性が高いという事でもある。これはどの会社でもあまり変わらない事だと思います。


被害届取り下げの直前に凛々子は再び検証しようと現場を駆けずり回りその中でタクシーのドライブレコーダーに着目して当時停車していたタクシーを探し出す事に成功し怪我を負わせた部長を呼び出した。しかし本来ならその映像だけでは暴行した事実は認められないが、この事件には部長が取引先から多額のお金が振り込まれていた事が判明し、この事件は会社の業務上横領である事も判明した。これは同僚検事の大塚仁志がこの横領を調べたからであった。


これにより部長は起訴され、被害届を出した社員は会社に復帰する事ができたのだった。凛々子の横浜での最初の事件は色々ありながらも事件の真実に辿り着こうとする正義感が伝わるものだったが、まだまだ未熟な部分も多く多くの同僚を巻き込んでいくのだろうと思う。まあずば抜けた能力を持っている訳じゃないだけに不器用な凛々子の活躍が描かれていく事なのだろう。


次回は横浜での凛々子最初の殺人事件を取り扱う事になる。はたしてこの殺人事件に凛々子はどう向き合うのか?その事件に注目だ。








正義のセ
阿川 佐和子
角川書店(角川グループパブリッシング)
2013-03-01




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