4月15日スタートのドラマ「Dr.倫太郎」を視聴した。

このドラマは精神科医の男性が心の病んだ人たちに

寄り添って心の治療を行っていく医療ドラマである。

精神的に病んでいる今の社会にとって

このドラマは色々な面で向き合えるドラマになるだろう。
久し振りに精神科のドラマを視聴するけれど、

ドラマでは様々な理由で心を病んでいる人が登場してくる。

そんな心の病んだ人たちに寄り添って向き合う事で

心の病んだ人たちを治療して行くというのが

毎回の流れになるだろうけれど、

仕事をしている人、育児に励んでいる人、

そして生きる希望を失っている人など様々な人たちが色々な理由で病んでいる。

その心の闇にどう向き合っていくのかレビューしていきたい。

キャスト

日野倫太郎演じる堺雅人

夢乃(本名:明良)演じる蒼井優

水島百合子演じる吉瀬美智子

桐生薫演じる内田有紀

川上葉子演じる高梨臨

福原大策演じる高橋一生

矢部街子演じる真飛聖

小夢演じる中西美帆

益田伊久美演じる余貴美子

荒木重人演じる遠藤憲一

中畑まどか演じる酒井若菜

宮川貴博演じる長塚圭史

蓮見栄介演じる松重豊

池正行演じる石橋蓮司

相沢るり子演じる高畑淳子

円能寺一雄演じる小日向文世

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

患者の話を丹念に聞き、人々の傷ついた心にとことん寄り添うことで、

病める心を解きほぐす精神科医、日野倫太郎

彼の治療法は世間でも評判で、大学では教鞭を執り、

多くの著書を出版しテレビにも出演する。

そんな彼なのだが、

「恋愛とは一過性の精神疾患のような状態である」という考えのもと、

ことさら自分自身の恋愛には消極的だ。

何かと彼の面倒を見てくれる幼馴染の百合子との関係も

「恋人」と呼ぶにはふさわしくないのかもしれない。

しかし、大学の理事長・円能寺との会食で、

倫太郎は新橋の売れっ子芸者、夢乃と出会い、

その人生を大きく狂わされていくこととなる・・・。

ある日倫太郎は、OLの阿川繭子が屋上から飛び降りようとしている騒ぎに遭遇する。

彼女もまた、現代社会の中で心を病んだひとりだった。

彼女の心を開き、寄り添おうと声をかける倫太郎だが・・・?

以上日テレDr.倫太郎HPより


今回は精神科医の日野倫太郎は通りかかりのビルから

飛び降りようとした女性を助けようと助けに向かう。

そしてそこで掛けた言葉は頑張らなくていいという言葉だった。

ここで1番掛けてはならない言葉は頑張ろう!という言葉だ。

頑張り続けた結果壊れた訳だからその言葉は

逆に死に追いやる可能性があるという事は自覚しなければならないところだ。

そんな倫太郎は女性とビルから飛び降りたが、既に下にはマットが用意されており、

倫太郎はそれをわかって飛び降りた。

わかっていると言っても簡単には飛び降りれないものですけれどね。

そんな倫太郎だったが、恋愛とは一過性の精神疾患のような状態である

という考えからいまだに独身だったが、女性には困らなかった。

女性に困らないというのは羨ましい限りだ。

そんな倫太郎にはテレビの取材だけでなく、

色々な患者が倫太郎を求めて訪れてくる。

中には政治家、そして会社の重役など心の病んでいる人は多い。

政治家の治療に対しては特別枠で治療を行っている。

そんな中で倫太郎は芸者の夢乃という女性と出会ってから

倫太郎の人生が大きく狂うという事だが、今回はその出会いが描かれていた。

まあ医者の皆様は芸者遊びするほど庶民感覚とはズレている方々が多いようですけれどね。

そんな今回の倫太郎の患者は冒頭で飛び降りようとしたOLの阿川繭子・・・

彼女は体系は太っているが、仕事ができる社員として頑張っていたらしい。

しかしある事がキッカケで追い込まれてしまい

リストカットするほど追い込まれている状況である。

この患者についてだけれど、どうして彼女が追い込まれる事になったのか?ということだが、

仕事ができる人にはそれなりの仕事が回ってくるのは何処の会社でも同じ事だ。

人にはそれぞれできる事がある訳で、できるならその人がやった方が良いものだ。

しかし会社が大きくなると違った部分も出てくる。

私の場合は中堅企業なのでそういうヤッカミよりも

仕事ができる人には押し付けられる傾向が強いんですが、

大企業の場合は人との関係がいろいろ難しいものです。

特に今回の阿川さんの場合体系が太っているという事も

ある種の原因だったと考えられるでしょう。

人は見かけで格差付けをしている人が少なくありません。

外見だけで中身を見ない人と言った方が良いでしょう。

同じ立場であれば外見で格差があったとしても気にも留めません。

しかしそれが立場が上になったら外見格差で妬みに変わります。

ここでは仕事ができた事でプロジェクトに抜擢されて

それが原因で同僚から妬まれたという流れですが、

私は仕事よりも外見格差が1番の理由ではないかと感じます。

人は自分により勝っている相手に対しては上に行かれても

正直仕方ないと割り切れるものですが、

そうじゃないと割り切れない人が非常に多いです。

そういう人ほど言い方は悪いですがどん底を経験した事が無い。

人はどうしても生まれ持った体型や能力があり、

それによって自分の立ち位置を観る傾向が強いものです。

ただここで倫太郎の過去を踏まえて語ると一度死のうと考えた事のある人の場合は

どん底を経験した事があるという事なのです。

どん底は人によって違いますが、

学業でも、運動能力でも落ちこぼれという域を経験してしまうと

社会に出てからはそういう人の事を妬むよりも

自分は人より優れていないという気持ちになります。

そんな自分が人を妬むなんてことは意味を成さないという事になります。

ある程度自分のできる事を把握していけば良いのですが、

それがなかなかできないのが人なんですよね。

仕事ができた阿川さんは次第に社内のいじめに遭って

人格そのものを否定されるような事が続いたために

自分の存在意義を見失ってしまったのでした。

そんな阿川さんに倫太郎は痛みは必ず過ぎますと語り、

その先には阿川さんがどうして妬まれたのか理由がわからないという結論に達しました。

人は原因となる理由がわかれば対処する事ができるケースもあります。

しかしそれがわからないと次第に

自分がわからなくなり追い込まれてしまうものなのです。

できないわからない理由を察してあげる存在が倫太郎の役割なんです。

今回のケースの場合仮に理由が周りから見て太り過ぎの体系で

そんな人がリーダーになるのが相応しくないと思っている事が原因だというのなら

解決策としてダイエットをして誰もが文句つけようのない体系になって

実は美人だったとなったらコロッと変わるかもしれません。

太ってしまうと実は美人だったと気づかないケースもありますからね。

でも社会に出てそんなくだらない理由で妬むなら

まだまだその人は人としてできていないという事ではあるんですけれどね。

私の実際にワンオペで多数の仕事をやっていますけれど、

権限もないのに全く別の部署の案件を説得しろなんて言われた時にはどう説得しろ?

と言うのかという感じなんですよね。

会社という存在は権限の強さが大きく左右するもので

権限のない人が説得しようとしても相手は動きません。

しかし権限のある人が言うと動きます。

それが会社です。

でも仕事で実際にやってきた実績が積み重なっていけば権限が無くても

実績によって動くケースはあります。

ただそれも相手に対してどれだけやってきた事が理解しているか?

という条件が付くんですけれどね。

私としては頑張れはワンオペを長年やってきているので

無意味だという事は理解していますし、

自分の体を壊してまでやる事が結局いいように扱われていると知れば

できる範囲で立ち回る事が最善となる訳ですね。

できるかもしれないけれど、

それが続くと体を壊すという事は確り理解して置かないといけませんからね。

でも逆手を取ればそれだけ誰も手が付けられないだけに

仕事の支配力はかなり上がるので

重要度はそれだけ高くなるという部分はありますけれどね。

次回は大物小説家を倫太郎が診察する。

果たして大物小説家の心の病とは?その病に注目だ。

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セラピューティック・ラブ
清 心海
KADOKAWA/角川書店
2015-03-21

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