5日サッカーW杯2026アジア最終予選日本対オーストラリア戦がパース・スタジアムで行われ、0対1で日本は90分間圧倒的に支配しながら後半45分に1つのミスからオーストラリアのワンチャンスでゴールを許して今大会初黒星となり6勝1敗2分勝ち点20得失点差+21となった。

試合は前半から圧倒的にボールを支配してオーストラリアは5-4-1でゴール前を堅めて戦う展開が続き前半はFKとCKだけがオーストラリアのチャンスだったが日本はゴールを決められずに前半は0対0で折り返した。

後半もオーストラリアは5-4-1を崩さずに守り一辺倒のまま試合が続きMF久保建英らを投入したがゴールを守り続けたオーストラリアが後半45分にMF鎌田大地のミスからショートカウンターのチャンスにゴールを許しこれがこの試合唯一のチャンスと失点となり日本は16年ぶりにオーストラリアに敗れた。

これで日本代表はほぼ控えメンバーで戦ったが強豪相手に弱者の戦いをされた時の攻略法に課題を残す事になった。





ほぼ控えメンバー中心に挑んだ日本だったがオーストラリアは90分間弱者の戦いに徹するというこれまでのオーストラリアとの戦いからは考えられない戦いぶりとなった。

前回大会16強のオーストラリアがここまでガチガチにホームにも関わらず守り一辺倒の戦いを繰り広げるという光景は1対1で勝負したら勝てないという事を割り切った戦いぶりだった。

日本代表も既に1位及びW杯出場を決めていただけに殆ど組んだ事のないメンバーで新戦力の台頭と戦力アップを狙った戦いぶりに鎌田大地と町田浩樹以外はほぼ控えメンバーという中で90分間オーストラリアを圧倒し続けた事は今の日本代表のアジアでは屈指の選手層の厚さを示す試合でもあった。

但しこれだけの強豪がガチガチに守備だけしてワンチャンスだけを狙うサッカーに敗れた事もまた日本代表がW杯本番で16強のオーストラリアのような強豪がこのような戦いをしてきたらゴールを奪う事が難しいという事を痛感させられるという事だ。

サッカーで90分間の殆どの時間を圧倒してもわずか数十秒のチャンスだけ活かせば勝てる競技なので改めてサッカーの怖さを痛感した試合だったしW杯へ向けた教訓となった。

控えメンバーのプレーについては決定力を除き素晴らしいプレーをしていただけに日本代表のセカンドメンバーだけでもこれだけ戦えるという事を印象付けるには良かった試合だ。

次節はホームでインドネシアと対戦する。既に4位以上を確定させプレーオフ進出を決めたインドネシア相手にセカンドメンバーでどれだけの戦いをするのか注目だ。





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