12日サッカー国際親善試合日本対トルコ戦がセゲカ・アレーナで行われ、4対2で日本がMF伊藤敦樹の代表初ゴール、MF中村敬斗の２ゴールMF伊東純也のPKで２試合連続４ゴールでトルコに勝ち切り欧州遠征を２試合連続４ゴールで締め括った。

試合は前半から日本がボールを支配し前半15分に日本がMF伊藤敦樹のミドルシュートで先制すると、前半28分にはMF久保建英のシュートをMF中村敬斗が押し込みリードを広げると前半38分にもMF中村敬斗がゴールを決めて3点リードを奪った。しかし前半終了間際にトルコはセットプレーからDFオザン・カバクに決められて前半を2点リードして折り返した。

後半は2点を追うトルコペースで試合が進み後半16分にFWベルトゥー・ユルドゥルムにゴールを許して1点差にされると日本はMF遠藤航を投入して守備に落ち着きを計ると後半31分にMF伊東純也がゴール前から快速ドリブルでゴールに迫りPKを獲得すると自らPKを蹴って落ち着いてゴールを決めて再び2点差とするとそのまま逃げ切り日本が10人総替えのメンバーでもトルコを圧倒した。

これで日本代表はドイツ、トルコにそれぞれ4ゴールを奪い選手層を厚くする事に成功した。




ドイツ戦の大勝から中2日という事もありDF伊藤洋輝以外全員入れ替えて挑んだ。ドイツ戦のフィールドプレーヤー全員が現在のベストメンバーという考え方で言えば今回のメンバーは完全にリザーブメンバーで挑んだ格好だけれどそれでも先発メンバーを見る限り久保建英、堂安律、古橋亨梧と欧州クラブの主力選手がプレーするし伊藤敦樹、毎熊晟矢の国内リーグでプレーする選手を抜擢するなどかなり大胆なメンバー変更になったがそれでも近年W杯に出場できていないトルコ相手に4ゴールを奪って勝ち切るという10年前の日本なら考えられないような試合内容だった。

それだけ日本代表の選手層が厚くなった事を世界に示した訳だけれど、この試合ではアジア杯を踏まえると主力選手を招集できない可能性もある中で招集できる選手をテストする意味でもこの試合の意味は大きかったし、何より国内組が確りプレーできる事を示したのは大きかった。

欧州リーグの場合プレミアは休みなく試合が開催されるだけに遠藤航、三笘薫、富安健洋を招集できない可能性もある。CB、DMF、2列目の選手を招集できない事も視野に入れなければならないが、それでもこれだけの戦いができた。

攻撃陣については三笘薫が不在でも問題ないと思うけれど、DMFとCBについては遠藤航、富安健洋は完全に別格というプレーを見せていた。2人の存在なしでアジア杯を戦う事を考えた時にはDMFとCBの台頭が必要だが、DF町田浩樹、MF伊藤敦樹でそれなりに目途が立った。DF板倉滉はブンデスリーグなのでウインターブレイクで出場できる事から板倉滉の次の選手を考えると町田浩樹が出てきた事は大きい。

DMFは遠藤航が招集できない場合は柴崎岳を再び代表に召集させる事もできるので伊藤敦樹に目途が付いた事は大きい。

両サイドバックも毎熊晟矢がこれだけやれる事を示せた事で出場機会はなかったが森下龍矢と共にサイドバックの層を厚くできた。

振り返ればこのトルコ戦はアジア杯の危機管理対策として大きな収穫を得た試合だった。

次は10月の国内2試合になるがここで上手く選手層をさらに厚くできればアジア杯でのメンバー選考にも幅を持たせられるので更に選手層を厚くしたい。





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