28日サッカー国際親善試合日本対コロンビア戦がヨドコウ桜スタジアムで行われ、1対2で日本が強豪コロンビア相手にMF三笘薫のゴールで先制するも、その後コロンビアの強かなサッカーの前に一瞬の隙を突かれて逆転を許して敗れ、日本代表の現在地は南米より下の立ち位置である事を理解してスタートした。

試合は前半3分にMF守田英正のクロスにMF三笘薫がヘッドで合わせてゴールを決めて先制する。しかし日本はその後コロンビアのパスコースを消すポジショニングに苦しみ思うようにパスを出す事ができない。そして迎えた前半33分にコロンビアはFWジョン・ハデル・ドゥランにゴールを許して同点に追いつかれて折り返した。

後半はメンバーを入れ替えて挑んだがなかなかゴールを奪えず迎えた後半16分にコロンビアはFWラファエル・サントス・ボレに鮮やかなオーバーヘッドを決められて逆転を許した。

そして日本はそこから攻撃的なオプションを使いながら久保建英、堂安律、浅野拓磨を投入するもゴールを奪えずに終わり日本は強豪南米相手に色々な課題を得る事になった。

これで日本代表は森保体制第2期はDF陣の刷新から始まり、厳しい南米相手にDF陣は世界の厳しさを痛感させられることになった。





この2試合なかなか欧州とマッチメークを組めない中で今考えられる強敵と戦えた事は色々な収穫を得る事ができた。いきなり弱い相手からやっても自分たちの立ち位置を勘違いしてしまうのでFIFAランクの上の相手であるウルグアイ、コロンビアと戦えた事は日本代表にとって結果以上に大きな課題と収穫を手にする事ができた。

攻撃陣では西村拓真が結果を残した事で次も呼ばれるのは間違いないが、やはりCFについては高さある選手を起用していく事が必要だと思うし、純粋にポストプレーもできるCFが現在現れていないというのが現状だ。

攻撃の中心となる三笘薫については今後左サイドハーフで起用されるのは確実だが、この試合を見る限り相手にパスコースを消されると消えてしまう時間があっただけにいかに三笘薫を使う事ができるのかが今後の課題だ。

但しゴールを決めたシーンはドリブルだけじゃない事を証明するには十分すぎるインパクトだった。

中盤についてはこの試合では鎌田大地がクラブでもプレーするDMFでプレーしたけれど、個人的にはDMFの方がゲームを作れるし、何より2列目の選手が多くいるだけに鎌田大地はDMFとして今後起用した方がチームとしてもパスの引き出しが増えると思う。かつての遠藤のような存在になれば良いところだが、強豪との対戦を考えた時に3バックで守田英正と鎌田大地のコンビで遠藤航をリベロで起用したらかなり良いのではないかと感じた。

現状として遠藤航はDMFで起用していくだろうからその日の調子次第で3人と田中碧でローテーションを回していく感じだ。

DFについては吉田麻也、長友佑都、酒井宏樹と3人が一気に代表から抜けた事で必然と新戦力を試す事になったが、これはどうしても長年DFラインは10年前に10年安泰と言われたポジションだっただけにその反動と言えるけれど、富安健洋の離脱で板倉滉を中心としてそれ以外の選手が試された。

右SBは菅原由勢がほぼレギュラーを手中に収めたが、富安健洋不在の間のCBは伊藤洋輝、瀬古歩夢が起用されたが、現状のリーグ経験値で言えば伊藤洋輝の方があるけれど、周りの連携がまだまだなのでこのポジションについてはまだまだ競争が続く。左SBのバングーナガンデ佳史扶はなかなか見どころあるプレーをしたので伊藤洋輝を左SBで起用するよりもバングーナガンデ佳史扶を起用した方が良いかもしれないがこのポジションは今後も競争が続いていく。

次は6月にあるけれど、その時は欧州のクラブはシーズンオフになるのでその時までにどれだけ選手たちが成長してくるのか楽しみにしたい。







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