23日サッカーキリンチャレンジカップ2022日本対アメリカ戦がデュッセルドルフ・アレーナで行われ、3対0で日本は前半にショートカウンターからMF鎌田大地のゴールで先制し、後半も途中出場MF三笘薫のゴールで格上のアメリカに勝利し強豪との戦いにシフトする戦い方を展開した。

これで日本代表はELとCLに出場する選手たちが躍動し戦い方を構築していく。



daihyo2022-08


アジアの戦いから世界との戦いにシフトしていく3試合となるけれど、大まか誰がドイツ戦のピッチに立つのかが見えてきた試合でもあった。

変更点はアジア最終予選と6月の強化試合では4−1−2−3で戦った日本は欧州での強化試合では4−2−3−1で戦った事だ。

特に6月の強化試合では遠藤航のアンカーでは厳しいという事を痛感したし何より攻守の切り替え時に前線が3枚しかおらず攻撃の安定性がない事を痛感させられた事を反省し結成当初の4−2−3−1にしてDMFを2枚にする事で攻守の安定をもたらした。

仮想コスタリカで考えた時にアメリカはそれ以上の強さがあるチームでありコスタリカを相手と考えるなら今日の試合展開はかなり効果的な試合だった。

このシステムが実現できるようになったのは守田英正がCLで活躍している事が大きい。これまで2枚のDMFで遠藤航の相棒が柴崎岳だったが、やはり守備力に難があり、プレーするクラブも2部とプレーするリーグを考えたら完全に守田英正が抜け出したと言える。

守田英正の活躍が遠藤航の負担を大幅に軽減する事になっただけにELとCLに出場する選手が多い今の代表に大きな効果をもたらしている。

そして攻撃面に目を向けるとやはりCLで活躍する鎌田大地、ELで活躍する久保建英の共存が可能という事を示した。久保建英がレアルソシエダードでレギュラーを掴んだ事で大きく序列を上げた。逆に言えば南野拓実の不振が日本代表に大きな効果をもたらしたと言えるんだけれど、アジア予選と6月の強化試合では南野拓実のサイドでの起用に固辞し続けてきた経緯があっただけに南野拓実の不振がチームのバランスを逆に良くしたと考えた方がよい。

久保は元々2列目ならどこでもプレーできるし、レアルソシエダードでは2トップの一角でプレーしているので考え方次第では鎌田大地と中央でプレーした方が良いのではと思ったけれどサイドの攻撃を考えた時には南野拓実より久保建英の方がはるかにいい攻撃ができる。

そしてフランクフルトでCLに出場する鎌田大地は間違いなくトップ下及びCFのポジションを不動にした。この試合でも何度も決定的なチャンスでシュートを放っており見事に1ゴールを決めた。CLでプレーするというレベルは日本代表にこれだけ大きな効果をもたらすという事を証明した。

伊東純也についてもフランスリーグのランスで活躍しており好調を維持している。堂安律もフライブルグでELでプレーしており試合展開によってどちらを起用するかという選択肢ができた。

そして直近課題のCFについてはこの試合では前田大然を起用したが、セルティックに所属する前田大然と古橋亨梧はCLを戦えるという事でグループリーグ突破の2位を十分狙えるだけの状況にある。

リーグでは2強なので圧倒的だがCLを戦えるというアドバンテージは前田大然と古橋亨梧を大きくCFの選択肢を増やした。

DFについては板倉滉の離脱は非常に痛いが中山雄太を起用して左サイドの安定をもたらし、途中出場の伊藤洋輝がCBに入り冨安健洋をアーセナルでもプレーする右SBにポジションチェンジした。

本番を考えるとこのオプションは十分考えられるので本番までにコンディションを上げてほしいところだ。

この欧州遠征では代表を引退している長谷部誠が3日間限定で合流したけれどCLでチームを救うプレーをしている事を考えると試合途中からCBのリベロに投入するオプションがあるとかなり効果的とは思うが既に長く代表でプレーしていないので現実的ではないものの26人になる事を踏まえるとそれもありかな?と考えたりもする。

コスタリカを考えた時に今日のアメリカ戦は非常にいい想定をできた試合だと思うが、これがドイツ、スペインになると厳しい事に変わりないのでこれを埋めていくにはELとCLでプレーする選手たちがクラブで活躍する事が1番の近道であるという事だ。

次はエクアドルと対戦する。本当なら1試合ドイツ、スペインクラスと対戦したいところだったがそれが実現せず残された強化試合でやれることをやるしかない。但し会場が日本ではなくドイツでの試合なので真剣勝負ができる場である事は大きいので本番に向けて確りアピールしてほしい。



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