16日サッカーW杯アジア最終予選日本対オマーン戦がスルタンカブース・スポーツコンプレックスで行われ、1対0で日本は前半からボールを支配しながら展開するも膠着状態が続いたが後半36分にFW伊東純也のゴールでオマーンに前回の雪辱を果たして4勝2敗勝ち点12得失点差+2としてオーストラリアが中国とドローになった為に勝ち点差1で2位に浮上した。

試合は前半から日本がボールを支配しながらゴールに迫るもオマーンの堅い守備の前になかなかゴールを破る事ができずに前半は0対0で折り返した。

後半日本はMF三笘薫を初めて投入してから流れは大きく変わり何度も三笘中心にチャンスを作り続けると後半36分にMF三笘のクロスからFW伊東純也のゴールで均衡を破りそのまま逃げ切った。

これで日本は中国と引き分けたオーストラリアを抜いて2位に浮上し自力でのW杯出場権獲得が復活し次節ホーム連戦となる中国、サウジアラビアと対戦する。
daihyo2021-08


オマーンの堅守をなかなか破れない中でも前回と違い日本は積極的な攻撃を展開した。前回は冨安が出場できなかった事でドローに持ち込めなかった事も痛かったが、今回は冨安がいる事で最終ラインは最後まで安定した守備でオマーンに決定的なチャンスを与えなかった。

その中で日本は前半は4-1-2-3システムが全く機能しない状態だった。この原因は南野拓実をWで起用している事にある。ハリル時代もどういう訳か本田をWで起用する不可解な起用法があったけれど南野はサイドで輝く選手ではなく中央で輝く選手だけに1トップシステムに森保監督はこれまで拘り続けてしまったが、後半になってからはMF三笘薫をこの予選初めて起用し南野を2トップの一角にした事で攻撃の流れと中央で大迫が孤立する事が無くなった。日本の場合は中央で絶対的に得点力ある選手と絶対的な高さある選手がいないだけにずっと1トップに拘る必要がなかった。

南野を下げた後も古橋を2トップの一角で起用した事で中央に人数を揃える事ができた事でオマーンを次第に追い詰める事に成功して後半36分にFW伊東純也のゴールに結びついた。今後の戦いを考えたらDMFを2枚にしてトップ下システムをなしにした方が日本としては戦いやすい。南野もサイドより中央の方が必ず活躍してくれるし大迫も1人より2人で関係性を築いた方がやりやすい。

ここで4-4-2(4-2-2-2)に変更できた事がこの試合の勝因だ。

これで物足りないという人もいるかもしれないがW杯予選とは何が起きるかわからない。オーストラリアが中国にドローになって日本は2位に浮上できたように、欧州でも無敗だったイタリアが最終節でまさかのスコアレスドローでプレーオフに回るなど1対0でも勝ち点3に勝る結果はW杯予選ではないという事だ。

これで日本は2位に浮上しホームで連勝しアウェイオーストラリア戦でドロー以上であればほぼW杯出場権2位以内が確定する。最終戦は全敗のベトナム相手のホームを踏まえれば次のホーム2連戦で不覚を取らなければ問題ないという事だ。

次節はホーム2連戦!中国、サウジアラビアに連勝してW杯出場権に大きく近づけよう!



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