12日サッカーW杯アジア最終予選日本対オーストラリア戦が埼玉スタジアム2002で行われ、2対1で日本は前半8分にMF田中碧のゴールで先制したが、後半FKで同点に追いつかれるも後半41分に日本はFW浅野のループ気味のシュートが相手のオウンゴールを誘って勝ち越して崖っぷちを踏ん張り自力でのW杯出場を残した。

試合は森保体制になって初の4-1-2-3で挑み、前半8分にFW南野のクロスにMF田中碧が決めて日本が先制する。その後日本はサイド攻撃からチャンスを多く作り決定的なピンチをGK権田がギリギリのところで触れてゴールポストに逃れるプレーで前半は1点リードで折り返した。

後半日本はサイドからチャンスを再三作るも追加点を奪えない中迎えた後半24分にMF守田のファウルが1度はPK判定されたがVARでFKになるもオーストラリアに直接FKを決められて同点に追いつかれ崖っぷちに追い込まれる。

そんな中で迎えた後半41分に途中出場の浅野がループ気味のシュートがGKの頭をかすめてポストに当たりこれを相手DFのオウンゴールを誘って勝ち越しに成功し、日本はこのリードを守り切り崖っぷちで日本代表は踏ん張った。

これで日本代表は2勝2敗で自力でのW杯出場権を残す事に成功し次節はアウェイ2連戦でベトナムとオマーンに2連勝しなければならない。
daihyo2021-06


森保体制になってから初めて4-1-2-3を組んできた。

一言で言えば中央3人をトリプルボランチにする格好だが、元々遠藤が浦和時代に3バックの中央をやっていた経験もあり十分機能するシステムだったと言えるし、何より守備を確りできるメンバーをスタメンで起用した。

柴崎とのダブルボランチだと確かに柴崎が狙われるケースが多くなってしまうが、田中碧、守田の2人は川崎でDMFやCMをやっていた事もあり慣れ親しんだポジションであり、守備も確りできる選手だった事も起用の決め手だ。

それに川崎では2人が所属していた時代は無類の強さを誇っていただけに現在海外でプレーするけれど連携に問題がなかった事も大きかったし、何より田中碧は五輪代表で遠藤らと6試合組んできた事がこの予選に活かされる時が来た。

それが早速効果を表したのは守備の時だ。強度の高い守備によってオーストラリアはここ数年日本がやって来なかったシステムに戸惑い、そして田中碧、守田がCMから奪って展開するシーンも何度も作った。

これも後ろに遠藤が控える事で全てを解決させたとも言えるし、遠藤がアンカーでプレーする事でこれまでオーバーラップができなかった長友、酒井宏樹が何度もオーバーラップをし易くなった。これはサウジ戦では観られなかった光景だ。

そこからFW南野のクロスからMF田中碧に通りこれを落ち着いて決めた事で日本は早い時間に先取点を奪えて流れを引き寄せる事に成功した。

これが田中碧代表初ゴールとなったがこのゴールとその後のプレーは日本を大きく変える力を示してくれた事で日本は前半再三のサイド攻撃からチャンスを演出し続けた。

後半になるとオーストラリアも反撃に出るが、日本もロングボールからチャンスを演出してチャンスを作り出すもなかなかゴールが決まらない。

そこで迎えた後半24分は長友がオーバーラップした裏を突かれた事でピンチを招いてしまった。あのがら空きのスペースは流石に拙かったし、オーストラリアも長友の裏を狙っていた。

このシーンで守田がファウルで相手を止めたが、ここは止めなければゴールになっていても仕方ないシーンだった。VARでPKからFKになったもののPKよりはマシという位置だった事もありこれは決めらえてしまった。このプレーを責める事はできない。

崖っぷちに追い込まれた日本はここで浅野を投入してゴールを狙いに入ったがなかなかゴールを割れずに迎えた後半41分に日本は浅野のループ気味のシュートが相手GKの頭部を超えてゴールポストに当たったところを古橋が詰めていたが相手DFがこれをクリアし切れずオウンゴールで勝ち越しに成功した。

しかしこのゴールは浅野のゴールで良いほど相手DFがクリアできない位置に転がった。

ここから日本は最後までオーストラリアにゴールを許さずにオーストラリアの予選11連勝をストップさせる勝利で自力でのW杯出場を残した。

残り6戦6勝すればW杯に行ける状況にした事は大きく、次節のオーストラリア対サウジアラビア戦次第でどちらに転ぶかでその後の展開が決まってくる。日本も次のアウェイ2連戦で2連勝が絶対だが自力で出場権を狙える可能性を残すと残さないとでは全然違う。

それだけこの勝利は日本にとって大きく確り勝ち点3を重ねれば出場権を獲れるという状況に持ち込んだ事になる。

それでもこの試合で田中碧と守田の活躍がなかったらこの試合どう転んでいたかわからないだけに2人の起用は見事に的中した試合だった。

次節はアウェイ2連戦となる。1番力に劣るベトナム、前回苦杯を舐めたオマーンに連勝して1月のホーム2連戦を迎えたい。