11日サッカー国際親善試合日本対コスタリカ戦がパナソニックスタジアム吹田で行われ、3対0で日本がDF佐々木、FW南野、途中出場のMF伊東のゴールで大勝しA代表森保監督の初陣を飾った。

試合は前半から日本がパスワークで相手を崩す展開が続き、前半16分CKからDF佐々木がヘッドで決めて先制する。その後もコスタリカゴールに何度も迫って前半を1点リードで折り返す。

後半はコスタリカに押される展開もあったものの、組織的な守備でピンチを凌ぐと、後半21分FW南野のゴールで追加点を上げると、その後色々な選手を試し、最後は途中出場のMF伊東がダメ押しの3点目を決めて日本が大勝した。

これで日本代表はアジア杯に向けて若手の底上げを図っていく。

次のカタールへ向けてついに指導したA代表だけれど、まずはアジア杯、そして南米選手権がこの1年の当面の目標となる。1年に大陸別の大会に出場できない規定がありアジア杯に出場した選手は南米選手権に出場できない規定となっているので当然戦力を分厚くする必要もあるし、世代交代を目指す上で当然東京五輪世代の底上げも必要となる。

今回のメンバーにロシアのレギュラーが1人に入っていないのはその表れといってよい訳で、選ばれなかった南野や中島など若手中心の海外組になったのも若手でアジア杯を戦う意図もあると感じる。その為にもこれから続く5試合の海外の強豪に対して若手がどれだけ戦えるのかを見極める試合といえる。

今回のシステムは4-2-2-2を採用した。

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チリ戦では3-4-2-1を採用すると言われていただけに意外な感じを受ける人もいると思うけれど、元々森保監督がやりたかったサッカーのシステムってこういうシステムだったのだというのはある程度想像できる部分はある。

元々2012年に就任した広島ではミシャシステムが大きく浸透しており、ミシャの下でコーチ経験があるという事もあったのだが、2010年から2シーズンは当時J1だったアルビレックス新潟のヘッドコーチを歴任していた時期がある。

新潟をよく知る私としては当時の新潟が機能した2010シーズンのサッカーは本当に面白いサッカーを展開しており、その担い手だったのが森保監督だった。ただ予算不足のクラブの事情で戦力不足もあり世間的にはそれほど評価されていない部分もあった時期ではあったが、2010シーズンのイメージを踏まえるとパス主体のスピーディーな展開を好むのはこの時代を知る者としてこの試合でのサッカーは十分イメージし易かった。

多くの人がミシャシステム改良型しかできないイメージが強いかもしれないが、森保監督はそういう監督ではない事はこの試合で証明されたと思う。最も森保監督も練習時間のない代表に適応に時間を要するミシャシステムに拘らない方向で行くとは思う。

多くのクラブで3-4-2-1で戦っていない選手が多いのにそのシステムを採用するのは正直ギャンブルだと感じている。練習時間もなかった今回はあえて選手が慣れている4-2-2-2で挑んだというのが真相だろう。

今回選ばれた選手の中でトップ下といえる選手が実はいなかったのもある。シャドーの位置にしてもあまり慣れた選手がいる訳じゃなかっただけに比較的主流の4-2-3-1もしくは4-2-1-3というシステムにも対応し易い4-2-2-2を採用する事で中島も活かされるし、多くの選手もやり易いシステムではあった。

守備もコンパクトに組織的に守っており、ポジショニングを重視してポジションに穴を空けない様に心掛けていたのも守備的MF経験の森保監督の経験値も活かされている。初戦としてはよくやった方だと思うし、何より殆どはA代表でレギュラーじゃなかった選手で構成されている事を踏まえるとこのメンバーからアジア杯を目指して行くのだと思います。

次は10月の2試合になりますが、次の10月12日のパナマ戦は私は現地で観戦致します。4年ぶりに地元開催されるという事で10年ぶりにいい席を確保できただけに自分の目で新しい代表の選手達を間近で観たいと思います。