5日サッカーW杯アジア最終予選日本対サウジアラビア戦がキング・アブドゥラー・スポーツ・シティーで行われ、0対1で日本はチャンスを作ったもののゴールを割れず、後半18分にMFムワラドに決められ敗れサウジアラビアが2位でW杯出場を決めてオーストラリアは2対1で勝利したものの得失点差で3位プレーオフに回る事になった。

試合は前半から完全アウェイの日本は積極的にボールを奪いに行く展開となりシュートを放つもサウジゴールを破れない。サウジアラビアは前半決定的なチャンスが少なく前半は0対0で折り返した。

後半運動量が次第に落ち始めた日本は後ろに下がる展開となり、後半18分MFムワラドにゴールを許し先制されると、日本も再三ゴールを目指したもののサウジの時間稼ぎのプレーにゴールを割れず日本は最終予選最終戦を白星で飾れなかった。

これで日本代表は1位でW杯出場となるも世界と戦う為には各クラブでの活躍とレベルアップが必要だ。

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オーストラリア戦で決めた事が大きな事だったと改めて感じた試合だったけれど、日本代表にとってこれだけ厳しいアウェイを戦う機会が多くなかっただけにロシアを見据えた上では良いシュミレーションになった。

もちろん勝利すれば1番良かった訳だけれど、ここでドローや勝利したら選手たちが無事に帰国できない可能性もあっただけにそういう点では穏便に終わらせられたという感じだ。だからと言って真剣にプレーしていなかった訳じゃなくこれだけ必死にプレーする相手に対して並み半端な気持ちではロシアでは勝てないという事も感じる試合になった。

この試合は結果よりも問題点として考えるとGKとDFについてはやはりこのメンバーを考えると攻撃陣は色々な選手を選べるけれど、DF、GKの選手層が薄いと感じる。GKは川島が絶対的な存在となったが西川が代表戦力外と通告された中で2番手の東口、3番手の中村の代表経験という部分では心もとない面は否めない。川島がこのまま本選まで調子を維持し故障なく迎えられるかだ。

DFについてはサイドバックは右サイドは酒井宏樹のほかに両サイドができる酒井高徳、ハリルでは招集外だが内田の復活があれば右サイドは安泰だ。左サイドも長友、酒井高徳がいるのでサイドバックで苦しむ事はないと思う。

一方でCBについては絶対的な存在は吉田1人であるが、昌子がここにきてCBのレギュラーを掴んだ格好だ。これはロシア後の代表を考えた時非常に大きい戦力だし、クラブで昌子と組む植田も成長しており吉田の代役を考えた時はこの昌子、植田のコンビが真っ先に候補となるだろう。一方で4番手となると心もとない。

今回招集された槙野、三浦は純粋にクラブでは4バックのCBをやっていない。その点では選びづらい側面がある。4番手以降の純粋な4バックのCBは森重が調子を落としている点もあるが、吉田とのコンビ経験という部分を考えるとスペイン2部でプレーする鈴木大輔の海外経験を視野に入れておきたい。ハリルもCBの人選には悩めるだろうが海外でプレーする選手も視野に入れてほしい。

MFボランチについては何といっても井手口の大ブレイクが一気に選手たちを活性化させた。クラブでは遠藤をベンチに追いやっている事を証明するプレーを披露したし、何よりボランチで攻守に高いレベルを保てる選手が実際に薄かった。その点で長谷部、山口、井手口、柴崎はボランチとしてチョイスしやすい。特に井手口、柴崎のこの1年の成長に期待したい。

2列目(インサイドハーフ)についてはこの2試合はほぼボランチの選手起用に終始したが本選では香川らの起用も視野に入れなければならない。これもクラブでの活躍に掛かっているという事だ。ただ人材という点ではこのポジションは豊富なので困る事はない。

Wはここは完全に激戦だ。W杯最終予選全試合に出場した原口、ブレイクした久保、それに今回は乾、浅野が加わり、本田が現状当落状況ではあるが本田の経験値はW杯本選では絶対必要となるのでやはり私も残しておきたいチョイスだ。私の中では本田は中央が1番だと思っているので起用法を考える必要がある。

CFは大迫が事実上不動のCFだ。故障さえなければ本戦でも間違いなくCFで起用される。岡崎のいざという時の決定力は外せない。ただ高さという点では欠いてしまうので3番手になるFWがほしいが現状ではどの選手の決定的な部分がない。3番手のブレイクが待たれる。

柔軟に戦う事が本選では求められるだけにこの試合で色々課題が出た事は悪い事じゃないし、これから今年残された4試合で色々な選手を試してほしい。

10月の2試合はその意味でこれまで起用していない選手の底上げとして考えてほしいところだ。