この試合を落とす事があればロシアへの道は大きく遠ざかる試合だっただけに

どんな内容だろうと勝ち点３を獲らなければならない試合だった。

この試合展開を踏まえてしまうとやはりハリルの人選は間違っていると

言わざる得ない訳でこの試合で必要な選手は誰だったのか？

という事がある意味はっきりしたと思う。

問題点を指摘しながら振り返りたい。

日本代表のフォーメーションは４−２−３−１


ＧＫ西川

ＤＦ

右ＳＢ宏樹　ＣＢ吉田　ＣＢ森重　左ＳＢ高徳

ＭＦ

ボランチ　長谷部　柏木

右ＳＨ本田　トップ下清武　左ＳＨ原口

ＦＷ　岡崎

試合は開始早々から激しい攻防を繰り広げた。

イラクも2連敗スタートした事で後がないだけにこれは当然と言えば当然だった。

日本もイラクにカウンターで対抗し、

イラクは高さを活かしたハイボールで攻める。

当然イラクも日本の弱点である高さを突いてくるのはある程度想定されていただろう。

そんな中迎えた前半２６分日本はＭＦ清武のクロスに

ＭＦ原口が走り込みこれをヒールで押し込み先制する。

原口のプレーはイラクＧＫの予想できないプレーだった事で先制できた。

前半はこのまま折り返した。

後半イラクはセットプレーから活路を見出そうとする。

イラクの場合ハイボールで攻めてくるのでセットプレーがカギを握っていた。

後半１５分にイラクにセットプレーからやられてしまった。

わかっていても高さを防ぐのは簡単ではないという事だ。

ここから日本は運動量が落ちてきたイラク相手に徹底的にクロスを入れるも

やはり高さではどうしても分が悪い。

本来はここでハーフナーがいると全然違うのだが、

ハリルは試合に出場し続けるハーフナーより試合に出ていない本田らを選んでいる事を

踏まえると後半の指示は明らかに矛盾した指示をしていた。

あれだけ吉田をパワープレー要因として前線に上げるなら

どうしてハーフナーを招集しない？

１番ＦＷとして常時試合に出場して結果も出している選手がいるだけで全然違う。

１トップなら高さで十分勝負可能な選手を選ばないのではＦＷでは高さ勝負はできない。

今回の采配でハリルはただただハーフナーが嫌いで招集しないというしかない采配だった。

元々ＦＷの人選はかなり似た選手ばかりなので裏を突く選手、

早さある選手ばかりでなく高さで勝負できる選手を選ばなければならない。

最後の最後でＭＦ山口のゴールでハリルの首が紙一重繋がったという試合だった。

吉田をパワープレー要因にする前にやる事をやってほしい。

ハーフナーだけでなく、吉田もというならそういう采配はありだと思うが、

歴代の監督でそういう大胆なプレーをする時必ず吉田以外に

人選されていないという現実はパワープレーとは

どういう人選が必要なのか全くわかっていないというしかない。

高さには高さで勝負できる選手を人選しなければならない。

ましてオーストラリアは高い選手ばかりなのだから

そういう選手がいるといないでは全然違ってくる。

メンバーを見ればわかるけれど

とにかく１８０cmを超えるＦＷは本田を除けば誰もいないという現実は本当に異常だ。

小林や斎藤より選ばなければならない選手がいるだろうと言いたい。

180cmを超える選手を最低2選手招集する必要が

現実として突きつけられた試合だった。

次はオーストラリアとの大一番に挑む。

今日のようなサッカーでは勝てる相手じゃないだけに

いかに自分たちの目指すサッカーができるのか？

ハリルの意固地で負けるような事はあってはならない。



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