18日ドラマ「コード・ブルー−ドクターヘリ緊急救命−THE THIRD SEASON」最終話を視聴した。

今回は地下鉄崩落事故で多数の死傷者が出た現場に駆け付けた白石たちだったが、あまりの負傷者の数に白石が陣頭指揮を執りながら救命救助に当たっていた。

しかしその途中で2次災害が起こり、藍沢、藤川、緋山、名取、雪村が巻き込まれた。藍沢、雪村は無事で、緋山、名取妊婦と共に閉じ込められた。

しかし藤川は子供を助けるためにがれきの下敷きとなり予断を許さない状況だった。藤川は子供を救うために自ら歩いて行くように促してその子供は冴島に藤川の事を伝える事ができた。

しかし藤川ががれきの下敷きで足の切断危機にある中で藍沢は最善の治療で藤川の命と足を食い止めて藤川の命を救った。そしてそれぞれはまだ救命救急でやり残した事があると感じフェローの指導を続けながら命と向き合っていくシーンがメインだった。

ストーリー

地下鉄開通前の線路内で崩落事故が発生したとドクターヘリ要請が入った。藍沢耕作、白石恵、緋山美帆子、冴島はるか、藤川一男、名取颯馬、横峯あかり、雪村双葉たち救命チームが総動員体制で現場に向かう。心の傷が癒えていない灰谷俊平は患者の受け入れのために橘啓輔と病院に残った。

藍沢たちが事故現場の蒔田中央駅コンコースに到着すると大人数でごった返している。開通記念の見学イベントが開催されていたため、一般参加者が300人もいたらしい。医療者たちの指揮を任された白石は、藍沢と藤川を地下2階の崩落現場へ向かわせる。冴島は思わず「行かないで」と藤川に言ってしまう。しかし、藤川は冴島を残して地下へと降りた。

藍沢、藤川から重症者の報告を聞いた白石は、2人にその場で治療を継続するよう伝える。新海広紀も現場に来た。その頃、緋山と名取は藍沢たちとは別の地点で頭部外傷の妊婦を見ていたが助かりそうにない。緋山は傍にいる妊婦の夫に、母体は助からないが子供の命は救えるかもしれないと話す。

一方、治療を続けていた藍沢は肩口に地下水が滴り落ちていることに気づいた。次の瞬間、頭上から大量の土壌が崩れ落ちて来る。地下2階で再崩落が発生してしまった。患者だけではなく消防などの救助隊、そして藍沢たち医療者は無事なのだろうか…。

以上フジテレビコード・ブルー−ドクターヘリ緊急救命−THE THIRD SEASON HPより


今回は地下鉄崩落事故の続きだった訳だけれど、これだけの負傷者が出た現場ではすべての命を救える事はまず困難であるという事を踏まえていかないと救える命すら救えなくなるという事だ。


その中で緋山、名取は34週目の妊婦の救命に当たっていたが、既に妊婦は助からない状況だったが、子供は何とか助かりそうな状況だった。しかしここで医者として判断するのではなく家族の同意が必要なシーンでもあった。その側には夫がおり気が動転しながら子供を救うために決断してほしいと促した。


もし家族がいなければ緋山は迷わず帝王切開で救っただろうけれど、家族がいる場合はそうはいかない。夫は動揺し1度は断念しかかるが、妻が守った子供の命を前に夫は決断し緋山と名取は子供を救う事ができた。命を救うにも許可がいるというのはこういう救命救急の緊迫した現場では非常に難しいという事を痛感させられる。


そして藍沢と雪村は骨盤骨折した患者の治療に当たっていた。そんな最中で2次災害が発生し藍沢と雪村は間一髪がれきの生き埋めにはならなかった。そのまま治療は続行され患者の命は救われた。


しかし藤川の方が順調に患者を救っていたが、子供が再び現場に戻ってきてしまった事で藤川は子供を救うためにがれきの下敷きになってしまった。子供が戻ってこなければ下敷きにならずに済んだかもしれないが医者として誰かを救わなければならないという藤川の気持ちが子供を救った訳だけれど、あれだけ大きながれきの下敷きになった事で藤川の命の危機に瀕していた。


子供は無事に地上に出る事ができたが、そこで冴島が藤川の窮地を子供から聞いた事で横峯と共に藤川の下へ向かう。後で駆け付けた藍沢、雪村と合流した事で残る患者は横峯、雪村に託して藍沢と冴島は藤川を救うために懸命な治療をしていた。


横峯と雪村は患者を搬送中に患者の容体が急変した事で横峯はどうすべきか躊躇したが、横峯はその場で処置するよりも地上まで運ぶ事を選択したが、患者は途中で容体が急変し帰らぬ人となった。


これは非常に難しいところだが、仮に先に決断していたとしても患者が助かったか?と問われたら何とも言えない。ただ横峯にとって自分の判断ミスと捉えてしまう状況であっただけにこの経験が今後彼女をどう変えていくのか?というシーンではあった。


そして藤川は冴島と向き合いながらも藍沢の懸命な処置で命を繋いでいたが、もう少し遅くなると足を切断しなければならないという状況だった。藍沢は機転を利かして処置を施し藤川は足を失うことなく救助されたのだった。


それぞれがこの大事故で色々なできる事できない事を痛感させられながらも藍沢はこれまでの経験から自分ができる事以上の事はできないと自分ができる事をやっていくしかないと白石に告げた。


そして白石もまたフェローたちの成長の過程で自らできなかった過去を振り返りながらも今もできない自分と向き合いながら後輩たちと向き合っている事を灰谷に告げる。


名取、灰谷、横峯、雪村らはかつての白石、緋山、藤川のフェロー時代を知らない訳だから当然と言えば当然だが、今できる白石、緋山、藤川を観てしまうと確かに自分はできないとかんじるのは仕方ない事だ。


最初からできた人より指導する場合はできなかった方が気持ちを察して教える事ができる。私も誰かに教える時は自分ができなかった事を肝に銘じながら教えているので藍沢、白石、緋山、藤川らの気持ちは立場上よくわかる。教える形に最善の答えはないからね。


そして藍沢、白石、緋山、藤川たちはフェローたちの指導を続けながら救命の現場で命と向き合っていくのだった。


この3か月間教える立場が変わった藍沢たちの姿はかつての彼らの姿を思い出しながら後輩と向き合っていた。教える立場になって知る事って色々あるんだけれど、自分ができたから他もできるという考えでは教えても相手に伝わらないものだ。


その意味で実践に勝る勉強なしという医療現場においてどんなに辛くても乗り越えなければならないのは経験を重ねても変わらない事を藍沢たちは教えていたし、自分ができる事を全力を尽くす事でしか人を救えないという現実も描いてくれていた。


総評として3rdシーズンは7年の月日を経て教える立場になった藍沢、白石、緋山、藤川、冴島の姿が描かれていたが、その背中を名取、灰谷、横峯、雪村が追いかけて行く図式になった事で受け継がれていくのだと感じた。


もちろんこのストーリーに終わりはない訳だけれど、月日を重ねれば立場が変わる訳で、これからさらに月日を重ねればまた違った立場の藍沢、白石、緋山、藤川、冴島の姿が描かれていく事になる。また彼らの活躍を観続けたいと思いました。


来年には劇場版が公開されるという事だけれど、今回以上の事故現場で命と向き合う事になるだろうから救える命と救えない命と向き合う彼らの葛藤を観たいし、彼らが救う命を観たいですね。


次回の月9は一応視聴予定に入れています。次回は平凡な主婦が政治家になる事が描かれる訳ですけれど何も政治を知らない主婦がどんな政治活動をするのか?


それではこの枠でお会いできる事を楽しみにしています。