17日ドラマ「小さな巨人」最終話を視聴した。今回は小野田一課長に裏帳簿の切れ端を見せられた香坂は何としてもこの事件の真実に辿り着こうと17年前の事件を調べ始めた。その中で香坂は17年前に父が告発しようとした事実を知るがその告発をできずに左遷させられていた事実を知る。そして17年前の事件で裏帳簿の切れ端が決定的な証拠である事を突き止めた香坂は犯人が金崎理事長、そして富永専務である事を突き止めてその決定的な証拠を小野田一課長から受け取る為に激しい口論を繰り広げてついに小野田一課長は香坂に決定的な証拠を手渡し金崎理事長、富永専務を逮捕する事に成功し、これが認められて香坂、春彦は捜査一課に復帰したシーンがメインだった。

ストーリー

元捜査二課の刑事・江口が殺害された事件の真相究明に努めていた香坂ら豊洲署員たちであったが、事件の鍵を握る横沢裕一の身柄と早明学園の裏帳簿を小野田捜査一課長率いる捜査一課に奪われてしまった。

香坂は、この事件と17年前の事件に関係していると疑う小野田を問い詰めると、17年前に金崎玲子から賄賂を受け取り、裏帳簿に名前を記されているのは父親の敦史だと打ち明けられる。
愕然とする中、留置場に入れられ、山田も逮捕されてしまう絶体絶命の状況に追い込まれる。

だが、藤倉が、事件の夜に富永専務が電話をしていた相手を調べ上げると…。

以上TBS小さな巨人HPより


今回は小野田一課長から裏帳簿の切れ端を見せられてそこに香坂の父の名前がある事に愕然とした香坂はその名前の真実を探る為に17年前に何があったのかを調べ始めた。そしてわかったのは香坂の父は寄付をしていなかったという事だった。いわゆる名義貸しというだけの事で実際に寄付をしていたような事実を掲載していただけだったのだ。それを知った香坂の父は当時関わった人たちとの約束があった事を辞表に記載されていた。

記載された内容には山田さんとの約束と書かれていたが、その山田さんとは実は今の金崎理事長の旧姓であった事を突き止めてこれで香坂の父が何をしようとしていたのかを知った。そしてこの事件が17年前の事件に繋がっている事を確信した香坂はその決定的な証拠の1つであるキャップを探すために学園へ向かい1つ目の証拠を確保した。

そして2つ目の証拠を手にする為に香坂は小野田一課長と刺し違える覚悟で口論を繰り広げてついに小野田一課長は裏帳簿の証拠を香坂に手渡す決断をしてこれにより金崎理事長、富永専務の逮捕状を請求し2人は逮捕するに至ったのだった。

この手柄により香坂、春彦は所轄から捜査一課に復帰する事となり、小野田一課長は一課長の任期を更新せず豊洲署の署長に付いたのだった。

色々と紆余曲折がありましたけれど結果的に裏切りに続く裏切りに振り回されたという感じでした。黒幕は小野田一課長だったのは言うまでもありませんが小野田一課長を落とすまでの経緯が色々と大変な出来事の連続だった香坂も最終的には自らも大きな秘密を握って捜査一課に復帰している。確かにあれだけのスキャンダルを表舞台に出すというのは警察組織の問題に関わるだけで出せる部分と出せない部分を香坂もわかっていたと思う。故に決定的な証拠は自ら持ち続ける事にした。それをネタに香坂も捜査一課に戻り、春彦らも復帰させる事に成功した訳だけれど香坂も結果的に小野田一課長と同じ道を歩んでいく事になるのだった。

総評として2つの事件を追っていく事で次々と左遷させられ苦汁を飲んだきた香坂だったがそれでも最後まで諦めずに真実を求め続けた事で2つの事件の真実に辿り着いた。2つの事件とも色々難しい事件ではあったものの組織の中で動くというのはそれだけ色々と制約が多くなるという事を克明に描いた作品だった。社会人になると組織の中で仕事を続ける事になるけれど、組織で仕事をするというのはそれだけ色々な事情を抱えて仕事をしている。その事情を確り理解して動かなければ打開できない事は少なくない。その苦悩は組織に属する人間なら誰もが通る道であるという事だ。

次のクールもこの枠を続投致します。裏社会に生きる男がある女性と出会って変わっていくストーリーという事で果たしてどんな展開を繰り広げていくのでしょうか?

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