ストーリー



今回は明墨が政治家の息子を弁護する事になった。その相手は赤峰がかつて弁護した相手が有罪になるという因縁の相手だった。

それを知りながら引き受けた明墨は前回同様この事件を無罪にしようと動く。

前回の裁判は被告の無罪を勝ち取る上で検察の不正を暴くという展開だったが、そこまでしても検察の不正を暴きたかったという見方が正しいのかもしれない。

そして今回は政治家の息子という事でこの事件も政治家の息子だからと無罪を勝ち取るのか？と思って観ていた。実際に赤峰も明墨は無罪をどんな手を使っても勝ち取ると思い込んでいたが、それは前回の裁判から見ている側もそう思い込んでしまうほど色々な手を使ってきたからだ。しかしこのドラマってそういう思い込みが真実を見誤った方向にさせてしまうのではないかという事を痛感する。

ここで本当に無罪にしなければならないのはこの政治家の息子ではないという事だった。最初から政治家の息子を無罪にするのではなく赤峰が担当した事件で無罪を勝ち取るためへの伏線だったという事だ。この事件では政治家の息子が傷害容疑で起訴されたがこれが有罪になる事でこれまでの裁判の信ぴょう性が揺らぐ事になる訳で最初から明墨はそれを狙っていた。

だからあえて検察に決定的な証拠だけでなく政治家をも失脚させるほどの証拠映像まで撮らせて政治家は失脚した。

これによって再審の道が開かれた。ここでは本当に誰を有罪にしなければならないのかを明墨は裁判の内容によってターゲットを変えていくという事だろう。

だから次の人物も被告人ではなく被告人以外をターゲットにするのだろう。

次回は連続不同意性交被害事件の弁護を担当する事になる。果たして次のターゲットは誰なのか？明墨がターゲットにする相手に注目だ。