8日ドラマ「あなたの番です」反撃編最終話を視聴した。

今回はついに黒幕の正体が明らかになった。

その黒幕の正体は黒島沙和だった。黒島沙和はこれまで殺してきた犯行の経緯を全て語り出した。そして黒島沙和がとんでもないサイコパス黒島ちゃんである事がわかった事でこの事件の全ての謎が解ける事になった。

そして管理人床島の死も明らかとなりこの事件がいくつものトリガーが引かれてしまった事に起きた猟奇的殺人事件へと発展し黒島沙和の経緯とこのマンションに繋がる謎もすべて明らかになったシーンがメインだった。

ストーリー

二階堂に締め落とされた翔太は、目を覚ます。翔太の両手足は拘束され、腕に点滴の針が刺さっていた。翔太の隣には、同じように拘束されて腕に点滴の針が刺さった状態の黒島がいた。

2人につなげられた点滴の袋の中身は、塩化カリウムだった・・・!「私たち、殺されるんですか?」と不安そうな黒島と、混乱するばかりの翔太。2人の前に、二階堂が現れる――!

木下は西村に、床島殺害の件について聞かせてほしいと迫る。西村は木下に、床島が遺した管理人日誌を見せる。そこには、交換殺人ゲームのこと、そして書いた紙と引いた紙について書かれており、西村は、自分は殺していないと主張するが…!?

交換殺人ゲームの全貌が、ついに明らかに!!連続殺人鬼は二階堂か!?黒島か!?それとも…!?黒幕が語る驚愕の真相とは――!?
最後の最後まで衝撃の連続!!見届けるのは・・・あなたの番です。

以上日テレHPあなたの番ですより


ついに全ての謎が明らかとなった訳だけれど黒島ちゃんが殺しの実行犯である事は紛れもない事実である訳であり、それについては全く異論がない。でも黒幕と実行犯という位置づけを考えた時に本当の黒幕というのは黒島ちゃんで正しいのか?と問われたら最後のラストシーンを踏まえると違ったのではないかと感じている。

それは最後に書くとするけれど黒島ちゃんがとんでもないサイコパスであるということで一体何人殺したんだ?というのが気になる訳だけれど、これまでの殺された順序を4パターンに分けて考えていた。

黒幕→5年前に南の娘 B0

黒幕→管理人 B1

榎本早苗→山際祐太郎 A1

藤井淳史→タナカマサオ A2

田宮淳一郎→波止陽樹 D1

黒幕→赤池美里、赤池吾朗 B2

シンイーの代役桜木るりら3人→袴田吉彦 A3

黒幕→児嶋佳世 B3

黒幕→浮田啓輔 B4

久住譲→細川朝男 A4

黒幕→こうのたかふみ B5

榎本早苗→手塚菜奈(未遂)黒島沙和(未遂) C1

黒幕→手塚菜奈 B6

榎本総一→北川そら(未遂) C2

黒幕→黒島沙和(未遂) B7

黒幕→神谷将人 B8

黒幕→内山達生 B9

そしてこれらの4つのパターンに分けた時の順番は

榎本早苗→山際祐太郎 A1

藤井淳史→タナカマサオ A2

シンイーの代役桜木るりら3人→袴田吉彦 A3

久住譲→細川朝男 A4

榎本早苗→手塚菜奈(未遂)黒島沙和(未遂) C1

榎本総一→北川そら(未遂) C2

田宮淳一郎→波止陽樹 D1

榎本早苗を脅したのが西村 淳だった事でこれが1つの目のトリガーとなった。それにより榎本早苗がもう1つのトリガー菜奈ちゃんと黒島ちゃんを未遂に終わっているがそのつながりで総一が北川そらを殺そうとしたが翔太に止められた。

田宮淳一郎は衝動的に黒島ちゃんをDVしていた波止陽樹を殺した事によるもう1つのトリガーだった。

この3つのグループは田宮さんのDV男殺し以外は1つのグループとして殺された人間は全て外の人だった。

そして黒幕としていたサイコパス黒島ちゃんを1つのグループにすると

サイコパス黒島ちゃん→5年前に南の娘

管理人自殺

サイコパス黒島ちゃん→赤池美里、赤池吾朗

サイコパス黒島ちゃん→児嶋佳世

サイコパス黒島ちゃん→浮田啓輔

内山達生→こうのたかふみ

サイコパス黒島ちゃん→手塚菜奈

内山達生→黒島沙和(未遂)

サイコパス黒島ちゃん→神谷将人

サイコパス黒島ちゃん→内山達生

実は黒島ちゃんを当初殺人候補から外していた。その理由を述べると全ては手塚菜奈殺害による手口を踏まえた時にそれが黒島ちゃんに可能なのか?という疑問があったからだ。実行する事だけなら十二分に可能だったが、問題はその後の手口についてだ。

翔太は菜奈さんのパソコンに動画を細工してあった事は総集編で描かれているが、この犯行はあまりにも普通の人では無理という事だ。その理由がITスキルが相当高くないとできない細工が施されていたからだ。通常パソコンに細工する場合は足がつかないためにログを消去したり、メールを送るにもサーバーを何重にも経由する設定が必要だ。さらには動画にウイルスを仕込んでおく事についてもだがこれらのスキルを持つにはアプリを開発するだけのスキルが無ければ細工する事ができない。

これを黒島ちゃんがやったのか?と問われてしまうとどうも腑に落ちなかった。初回から最終話まで描かれた中で黒島ちゃんがハッカー並みのスキルを見せたシーンが実はない。確かに数学が異常にスバ抜けているという点では数字の世界であるITのスキルを持っていたとしても不思議はないが、内山にしてもそれだけのスキルがあったとは到底考えられなかった訳でそれだけのITスキルは黒島ちゃんにはないという判断をした。

ここで語る殺しのスキルとITスキルは全く別物なので殺しの手口だけなら黒島ちゃんではなかったとしても正直犯行は十二分に可能だ。ただ管理人の床島が自殺というのは意外な犯行スタートになってしまった訳で当初はそれも利用した犯行ではないか?という筋書きを描いていた。始まりの犠牲者、こうのたかふみの殺害、黒島ちゃん殺人未遂も黒幕の仕業だと睨んだが、実行犯は内山だった。でもよくよく考えれば内山に可能な犯行なので私が考えていた黒幕でも実行可能だったと言える。

これだけサイコパス黒島ちゃんになってしまった経緯は5年前の高知の南さんの娘殺害事件から始まる訳だが、殺害しているだけ見ても南の娘、家庭教師、赤池美里、赤池吾朗、児嶋佳世、浮田啓輔、手塚菜奈、神谷将人、内山達生とここまでわかっているだけで9人殺している。

ここまで来るとサイコパス黒島ちゃんの猟奇的な様は究極の域に達しているという事だ。一言で言ってしまえば殺す天才という事であるが、でも私としては黒島ちゃんが黒幕という言われ方にはどうも最後までしっくりこなかった。要するにはそういう人間性を知っていた人物が必ずいるという事だ。それが最終的には描かれていく訳だけれど、そういう人物と知りながら安全圏に逃れていた人物こそ本当の黒幕だったと最終的には私は考えている。

全ては赤池家を巡る事件と捉えれば黒幕はあいつだ!と私は睨んでいたんだけれど、その理由が赤池幸子は元々このマンションの地主であったという事だ。という事は相当な資産家である事は言うまでもないけれど、体が不自由になってはいたが最後までボケてはいなかった。

嫁姑の問題があった事で赤池幸子はサイコパス黒島ちゃんを使って赤池美里、赤池吾朗を殺させた。それは既に意図的に行われた犯行と言うべきものだったと言える。確かに赤池美里の紙を引いた事がトリガーと読む事もできるがそれだと次に児嶋佳世を殺す理由に繋がらない訳でそれを教えたのが赤池幸子が手引きしたとも言える。

そうすれば交換殺人ゲームに見せる事は十二分に可能だった。そしてそれを手塚菜奈が怪しいと仕組んだ訳だが、菜奈ちゃんに気付かれて殺したという事だ。その後は気づいた相手を次々殺し続けたが、内山殺しについてはやはり引っ掛かるのはお金に困っていなかった事を差し引いてもあのアパートにあれだけ小細工する事が彼女に可能だったのか?という事だ。

そう考えると当然黒島ちゃんは内山でない他の人物に支援を受けて更には操られていたと考える事も可能だ。危険な場所に行かずに全ての人物の行動を監視できる人物でなければこれは可能ではない。それを黒幕がやったと考えたら全ての犯行は可能だったがやはり黒幕は自らの手を汚さないという事だった。

実行犯と黒幕は別物と捉えると本当の黒幕は誰だったのか?という事だけれど、私は当初考えていた黒幕は江藤祐樹だった。理由はまずITスキルがずば抜けているという事だ。このストーリーに登場する中でITスキルに優れている人物は二階堂が登場するまで江藤祐樹とイクバルしかいなかった。この2人ならハッカーとしてパソコンをハッキングする事位は朝飯前だった。

二階堂が加わりさらに候補が3人になっても二階堂には殺す動機が全くなかった事を踏まえてもこの事件でこのマンションの住人だけ殺された事を考えた時に最も得をする人物は誰なのか?と考えたら江藤祐樹だった。

彼がどういう訳か赤池幸子を介護しているという不思議な関係は最後まで謎のまま残ったが、江藤祐樹が赤池幸子の依頼により情報を調べていた事だけは確かのようだ。江藤祐樹なら赤池夫妻を殺す理由もあるし、あの部屋の出入りができたという事を踏まえても赤池美里が引いた紙を知る事も可能だった。アプリにGPSを読み取るアプリを仕組ませれば誰が何処にいるのかは知る事ができる。

そうなれば当然殺す交換殺人ゲームの経緯を赤池美里や黒島ちゃんから聞く事は十分可能だった訳だ。それを赤池幸子が先に知っていれば赤池幸子経由で知る事もできた。

でも江藤祐樹も最初から黒島ちゃんがそれだけ危ない人物だと知っていたのは赤池幸子から色々な情報を得れば知る事は十二分に可能だった。そんな危ない人物から身を守る為には方法は1つしかない赤池幸子のそばにいる事だ。

最後の最後まで候補者4人に残された事からも二階堂、翔太も怪しんだ事は間違いない。そうでなければどうして江藤祐樹にあのホテルに来いという手紙を出したのかが説明がつかない。全ての犯行が可能だった人物こそ本当の黒幕だったという事なのだとしたらやはりラストシーンが本当の黒幕だったのではないかという事だ。

そう考えればサイコパス黒島ちゃんもまた操られた人物の1人だったと言えるのではないかという事だ。黒島ちゃんが赤池幸子との血縁者である事を知っていた人物は江藤祐樹以外では管理人の床島、赤池夫妻だけだ。他の住人は何も知らなかった。

そう考えた時にサイコパス黒島ちゃんが別人格だから刑が執行されないという可能性は残るものの赤池幸子を最終的に葬って最も得をする人物は江藤祐樹という結論になる。彼なら赤池幸子に遺言状を書かせた事にして全ての財産を奪う事も十二分に可能だ。黒幕は1番美味しいところだけ持って行ったというのがラストシーンだったのではないか?

最終話で全てを吸収できたわけではないが正直なところ黒島ちゃんが実行犯という位置づけに置かれるとは思いたくなかった。黒幕と見ていた江藤祐樹こそこの事件の実行犯と黒幕となってほしかったが、実行犯ではなく黒幕であった事はラストシーンで描かれているので最後に赤池幸子を殺したのは間違いなく彼なのだと感じる。

本当の黒幕は黒島ちゃんではないというよりも黒島ちゃんもある意味数奇な運命を歩んだ人物だったという事だ。亡くなった赤池幸子の夫は本当に罪深い事をしたという事だ。

2クールにわたって視聴してきたこのドラマの結末は最初から黒幕は黒島ちゃんと言われて1クール続いた訳ですけれど、私は正直なところ黒島ちゃんも黒幕に操られた悲劇の人物なのだと感じるし、それは総一同様に誰かを殺してしまうようなサイコパスでなければこのような運命を辿らなかったと感じる。サイコパスはこの世の中に何万人に1人存在すると言われる。もしその何万人に1人が偶然近くに出会ってしまったならそれは悲劇というしかない。

総一はたまたま未遂に終わっているけれど、榎本早苗夫妻の苦悩を序盤で描いた事により黒島ちゃんのサイコパスに対する向き合い方は多少なりとも違って感じる。黒島ちゃんがどうしてサイコパスになってしまったのかは番外編で描かれているようだが、そういう人物を利用した人物こそ本当の黒幕だったという結論がこのドラマのラストシーンだったと感じるのだった。

総評として最後まで誰が犯人で誰が黒幕なのかを考案しながら視聴してきた訳だけれどやはり途中で黒島ちゃんを黒幕から外してしまわせてしまった演出はある意味見事だったと思う。黒島ちゃんだけでこの事件すべてを操れる訳がない事位は十二分にわかっていただけに本当に操っていたのは誰だったのか?というのが本当の答えだったのかもしれない。

殺人事件の鉄則に身近な人物という点では黒島ちゃんは当たっているし、それを操っていた黒幕もまた身近な人物だったという事だ。やはりこういう事件は最も得をする人物は誰かを考え、この人なら全ての犯行が可能という事もそうだけれど、これだけ多くの死者が出てしまうと色々な要因が重なってしまうという事を改めて痛感するのだった。

10月からのドラマも続投致します。次は1年ぶりに賀来賢人主演のドラマとなりますが、こちらもかなり面白い仕掛けになっているという事で事件の謎を追っていきたいと思います。それではまた10月この時間にお会いできる事を楽しみにしています。