2日YBCルヴァンカップ24決勝が国立競技場で行われ、名古屋グランパス対アルビレックス新潟は3対3で延長戦でも決着が付かずPK戦で5対4で名古屋グランパスが5人全員が決めて3年ぶり2度目のルヴァンカップ王者に輝いた。

アルビレックス新潟は2点のビハインドから後半アディショナルタイムでPKで追いつき、延長戦でも延長前半に勝ち越しを許すも延長後半に追いつきPKに持ち込んだが最後は力尽きたもののルヴァンカップ史上に残る激闘でクラブ史上に刻まれる準優勝となった。









私自身もこれだけの大舞台を経験する事は昨年のACL決勝1stレグPVの8000人の参加者の1人だった経験をしていますが6万2千人とルヴァンカップ史上最高の観客数を記録したこの大舞台で経験する事は初めてでした。

これまでに経験してきた以上のアドレナリンが出ているほどこの試合に賭ける思いは強かったし、このクラブが変わるにはタイトルを獲る事でみんなの考えが変わるターニングポイントと位置付けていたほどなのでこの大舞台の経験は間違いなく今後の人生に大きな影響を全ての関わった人たちが体現したと断言できる試合だった。

始まる前に新潟県民的行事!アルビヒストリーに刻まれるというほどその戦いの意味はこれまでとば比べ物にならなかった。アルビレックス新潟がJリーグ加盟から四半世紀経ちますがその殆どの中でこの試合は間違いなく歴代最高の試合をしたのだけは間違いない。

試合を振り返りたい。

試合は前半から果敢にゴールに迫る新潟に対して前線からの守備で手数を掛けずに攻めてくる名古屋という正反対の戦いぶりだったけれど、前半は新潟のビルドアップからのミスからFW永井謙佑にゴールを許し、前半でさらに追加点をFW永井謙佑に決められ2点のビハインドを背負って後半を戦った。

前半が終わった時点で2点差は危険な点差とここから最後まで諦めない新潟の戦いを見せます!

後半26分にMF谷口海斗のゴールで1点差として後半アディショナルタイムで途中出場のFW小見洋太がPKを獲得してこれを小見洋太が見事に決め切り延長戦に突入すると延長でも再び勝ち越しを許して迎えた延長後半6分に再びFW小見洋太が決めて同点に追いつき120分で決着が付かずPK戦となりPK戦では2人目のFW長倉幹樹が外して名古屋は全員が決めた事で新潟は最後の最後で力尽きました。

私自身長く新潟の試合をホーム中心に観続けてきたけれどこれだけ凄い試合は初めてだったし2点ビハインドを追いつけずに終わるのと延長戦でも追いついて公式記録上は引分けとなるのでは大きく違う。これだけの苦しい状況でも選手たちに最高のパフォーマンスを引き出させたのはアルビファミリーの最高のサポートをし続けたからこそ!それ以上の言葉がない。

ルヴァンカップ史上12度目のPK戦という事で優勝を決める上ではこのルールは仕方ないと思うし、これ以上のルールがない。PK戦はどんなに守備一辺倒のクラブでも不利有利がなくなるので先攻後攻はあれどどちらが不利有利というのはない。強いて言えば先に外した方が不利というだけだ。

この大舞台で自分たちのサッカーを120分間続ける事ができた事がまず見事だったし、2点のビハインドでも最後まで諦めずゴールを目指し続けた姿勢は今後どんなに辛い状況が訪れても諦める事なく戦い続けられる。

あと選手起用についてだけれど私はこの起用については来季以降そして今後の新潟を考えた時に大きな財産になったと思うし選手もこの決勝で戦った経験のある選手がいない下部カテゴリーから這い上がってきた選手ばかりだった。名古屋は3年前の経験者と昨年の王者福岡からの移籍組など決勝経験者が多数在籍していた事を踏まえると経験の差は最初から歴然としていた訳で、その中で自分たちのサッカーを120分間貫けた経験は代えがたいものだ。

特にGK阿部航斗を起用したのはアカデミー出身の阿部航斗が今後も新潟に在籍する可能性が高いし来季は正GKになる可能性が高い。小島亨介が5年目となるだけにそろそろ移籍する可能性を踏まえたら大舞台を経験する選手が残る事の意味は大きく違う。既に松橋監督の中にはリーグ戦は故障やコンディション不良以外は小島亨介を起用しカップ戦は阿部航斗を起用すると最初から決めていた。

新潟の強みはリーグ戦とカップ戦それぞれに正GKがいるという事だ。阿部航斗のカップ戦は登録ミスを除きすべての試合に出場した。中には6失点した苦い試合もあったけれどルヴァンカップ決勝まで正GKを任すクラブはこれまで私が知る限り1クラブもなかったのではないか?大体決勝ではリーグ戦の正GKを起用しているからね。

そしてこの試合では特別指定選手の稲村隼翔を起用した。ルヴァンカップ決勝進出の立役者である事は誰も認めるところだし新潟史上でも特別指定選手が10試合以上も公式戦に出場した事は1度もなく特別指定選手のままルヴァンカップ決勝に出場した経験は今後大きな財産になる。他にも長倉幹樹、奥村仁、小見洋太など若手がこの大舞台を経験できた事は今後のサッカー人生と新潟の来季以降の戦いで大きな財産を残す事になった。

PKを外した長倉幹樹はルヴァンカップ得点王となったが外した事で終始泣き崩れていたがそれだけこの大会に掛けていたという事だ。

この悔しさがさらに強くすることになるのは間違いないと思うので今後の活躍で再びこの舞台で活躍するチャンスを掴んでほしい。

国立にアルビファミリーが3万人以上集まった事は凄い事だし、この大舞台を経験した若い世代にはこの大舞台で再びこの場所で戦える事を目指してほしいしこの戦いを経験して少しこれまで以上にサッカーの凄さを知る事ができたと思います。

現実に戻ればまだJ1残留が決まっていませんがこの選手たちならこれだけの戦いができる以上必ずJ1残留を勝ち取ってくれます!

最後にこの試合は間違いなくアルビヒストリーに刻まれたし、国立決勝の舞台は新潟県民的行事になる事を全国に証明してみせた事は間違いありません!

このクラブが再びファイナルの舞台に立つ時今度こそタイトルを掲げる時になるとタイトルを目指す戦いがリスタートします。てっぺんは3つあるうち2つなら狙えるチャンスがあるとシーズン前に語ってきましたがそのうちの1つには辿り着きました。

これも選手格差なく起用し続けた松橋監督の起用法があったからこそです!けが人続出で終盤は思うような起用ができなくなっていますが誰が出場しても新潟のサッカーを体現できるサッカーは貫きましょう!

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