15日J1リーグ25第6節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイ町田GIONスタジアムで町田ゼルビアと対戦し0対1で新潟は前半町田のクロスとロングボールに苦しみ失点すると後半4バックで挽回を目指したが町田の守備を崩す事ができずに敗れて3分3敗勝ち点3得失点差-4で19位のままだった。

試合は新潟は3バックで入るも町田のロングボールに前線のプレスが利かない展開となって苦しみ攻撃もシステム変更によりDFが多くなった事で前線の枚数を活かす事ができず押し込まれる展開が続き、前半25分に中盤で奪われたボールをサイドからMF相馬勇紀のクロスにMF西村拓真に決められて先制を許す。
その後前半は良いところなく1点ビハインドで折り返した。

後半はFW矢村健を投入して4バックにしてプレスが掛かるようになり押し込む時間もできたものの最後までゴールを奪う事ができずに敗れた。

これでアルビレックス新潟は開幕から6試合勝ちなしとなり次節はホームでガンバ大阪と対戦する。





今季の町田は人件費トップ3位以内のクラブである事は間違いなく、1トップに韓国代表オ セフン、2シャドーに西村拓真、相馬勇紀とオセフンの高さ、西村、相馬の個でゴールをこじ開けるという守っては日本代表谷晃生、元日本代表昌子源、中山雄太とこれだけの面々がいたらゴールを奪わせず3人にボールをロングボールとサイドからのクロスで繋ぐという解り易い図式なのですけれど、昨年以上に個の力が上がっているので戦術で補うには厳しいと言わざる得ない。

他のクラブでも町田のゴールをこじ開けるのは容易じゃないが、守っても代表クラスの3人を止める事は容易じゃない。実際に西村拓真、相馬勇紀にはかなり振り回されていた。

それでも最少失点の1失点で踏み止まれた事はまだ良しとしたい。優勝候補である鹿島と町田に大敗していないだけに下を向く必要はないし、これだけの個のある相手に勝つ事がかなり難しい試合だった。

新潟側の問題として3バックを形成する時にどういうメッセージの3バックなのか?という部分がある。

この試合では右ウイングバックに藤原奏哉、左ウイングバックに堀米悠斗を起用した。稲村隼翔が負傷欠場した事もありオセフンの高さに対抗する為にジェイソンゲリア、森昂大を起用してロングボール対策に出たがこの面々だと最初から守備ありきになってしまった事が前半の守備が後ろに重心がかかってしまったという事になる。

4バックなら藤原奏哉、堀米悠斗はサイドバックなので守備も意識しながら攻撃に上がるが本来相手のウイングバックを押し下げておく事が守備重視のメッセージに選手が捉えてしまった為にサイドからのクロスを上げられるシーンも見受けられた。対して攻撃は枚数を減らした事で本来はサイドが攻撃的に出なければならない所を出れずに前線3枚は思うように起用しない展開になってしまった。

新潟の1トップ2シャドーと町田では流石に実力差が厳しく連携なしに崩す事はほぼ難しかった。

3バックにしたい気持ちは私が監督でもジェイソンゲリアを起用しようとすると稲村隼翔と森昂大どちらを起用しても3バックにしたくなる気持ちがある。その理由が不動の右サイド藤原奏哉の存在だ。

昨年右サイドバックで6月以降殆どの試合でフル出場してきただけに右サイドバックの代えが利かないほどの存在になった。しかしその為に4バック以外のシステムを採用しようとすると藤原奏哉のポジションが右ウイングバックになってしまう。確かに藤原奏哉の攻撃力がないとは言いませんし、昨年右サイドバックながら5ゴールも決めているだけに決定力は十分ありますがサイドの突破力やクロスを考えた時には彼じゃないよなとなってしまう。それに守備力もあるだけに前に出してしまう事も勿体ない。

代表では4バックでは不動の右サイドバックだった菅原由勢が3バックになった事で出場できるポジションがなく呼ばれるけれど起用される事が殆どない状況に陥っている。

現在新潟では藤原奏哉問題が起きていると言っていい。終盤に守る右ウイングバックなら藤原奏哉で良いのですが立ち上がりからだと守備のメッセージになる為に私なら両ウイングバック&サイドハーフには攻撃的選手を起用する。その為の3バックなので今の選手の状況なら藤原奏哉をDMFとして中盤の攻守をさせた方が活きると私は感じる。

現時点で星雄次が負傷離脱したために中盤の守備ができる選手が不在だけにデュエル勝利数を踏まえたら中央でプレーさせた方が守備面を踏まえても良いのではないか?

攻撃を担える選手を両サイドで起用したい3バックでは藤原奏哉の起用は考える必要がある。

あと3バックになった時の連携ですが、これは3バックでプレーした経験値が今の選手では浅いためになれる時間が必要になる。ルヴァンカップではサイドバックの選手が少ない事もあり3‐4‐2‐1構成でサイドには攻撃的選手を起用して攻撃で圧倒する代表のようなサッカーを展開させる方向でやると良いとは思う。ルヴァンカップではリーグ戦に出場していない選手も多く起用される事になるだろうからここでリーグ戦へのアピールする場と昨年一歩届かなかったタイトルへのスタートとなるだけにいい結果が出るようにプレーしてほしい。

次戦はルヴァンカップ1回戦八戸戦!初対戦そして初アウェイとなるだけにかなり行くのも大変な場所になるがまず1回戦突破の為に全力で戦おう!

そしてリーグ戦はホームでガンバ大阪と対戦する。2年で1分3敗と厳しい相手だがここから5試合中ホームで4試合組まれているだけにホームが続く5試合で巻き返しを図ろう!






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