9日J1リーグ24第3節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで名古屋グランパスと対戦し、1対0で新潟はゴールに迫るもなかなかゴールを奪えず後半GKと1対1になるもGK小島亨介が止めて流れを引き戻し途中出場のMF長谷川元希が移籍後初ゴールが決勝点となり新潟がJ1リーグでは2009年以来15年ぶりのホーム開幕戦勝利を手にした。

ドロー濃厚だった試合で新潟は最後まで焦る事なくゴールに迫り開幕シリーズを2勝1敗と昨年未勝利の3クラブ相手に勝ち越してっぺんを目指す戦いはここからだ!
















































ホーム開幕戦という事でJ1リーグではかれこれ15年勝利が無かった訳だけれど、その重苦しい空気を破るだけの力が今の選手たちにはあるという事を証明してくれた試合だった。名古屋も開幕2連敗で迎えていただけにこの試合では相当な危機感があったと思うが、キャスパー・ユンカーが故障により欠場しメンバーを大幅に入れ替えて挑んできた。

新潟も今季初出場の選手もいる中で戦った試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

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CFには移籍後初出場となった小野裕二が入り、堀米悠斗キャプテンが今季初先発となった。

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試合は前半こそ思うようにゴールに迫れないシーンが続いたものの、守備時は5枚になるディフェンスラインをなかなか崩せない。それでも次第にゴールに迫るシーンを作り出した新潟がチャンスを作ると決定的なチャンスで決め切る事ができずに前半は0対0で折り返した。

名古屋の攻撃はFWにユンカー、パトリックがいない事もあり迫力に欠きパスミスからの永井のシュート位しかなかった。

後半新潟は前半以上にチャンスを作り出しゴールに迫るもなかなか名古屋ゴールをこじ開けられず、名古屋はCKからチャンスを作るもここはDF陣が踏ん張り失点しない。そして決定的なピンチは後半36分のGKとの1対1でGK小島亨介が止めた事で流れが新潟にやってきた。



そして後半42分に新潟はMF長谷川元希がドリブルでゴール前に迫ったところでミドルシュートを放ちこれが相手DFに当たってそのままゴールに吸い込まれて先制しこれが決勝点となった。



これでアルビレックス新潟は開幕シリーズ3試合で2勝1敗と昨年より勝ち点を1多く重ねて好スタートを切る事に成功した。

昨年未勝利、名古屋にはダブルを食らっていただけに名古屋の調子が悪かったとはいえ確り勝ち切った事は大きい。この試合では初出場となった小野裕二がCFとして出場した。高木善朗とのコンビだったが新潟での初出場で十分な存在感を発揮したし、様々な組み合わせにより相手に戦い方を読ませないという点では色々な選手を起用する事で選手たちの競争及びチーム力の向上に繋がったのは過去2シーズンの新潟だ。

ただし今日の先発メンバーだとどうしても高さがないので高さで勝負できるシーンは相手DFが数的に少ない時なので比較的低いボール中心になってしまう。それでもチーム全体で崩していくという戦い方なのでチームとして崩すレベルアップをしていけば十分ゴールをこじ開ける事も増えてくる。

守備については新潟の場合ボールポゼッションで保持する時間が長くなるのでその分ピンチの時間も短くなるので失点する確率は少なくなるのが新潟の守備でもある。この試合でもミスからピンチを招いたがそういうミスから失点しなかった事は大きい。そして確りと守備をすれば守れるという部分でも今シーズンは守備でも確りしているという印象を3試合で与えられている。3試合とも完全に崩されて失点したシーンはない。

そして長谷川元希がトップ下でプレーした事で高木善朗との違いを出す事もできた。全く異なるタイプの2選手が試合途中から入れ替わることで相手の守備を難しくするという部分では上手く起用に成功した。

結果的には長谷川元希のシュートがそのままゴールとなり決勝点になった事も試合を組み立てられるし決定力もあるトップ下という印象を与えられた試合でもあった。

次節はアウェイで東京ヴェルディと対戦する。J2時代には苦節17年にして初勝利をした相手でもあったけれど今のクラブに苦手意識はない。城副監督の整備された守備をどう破るか?この試合に勝利して上を目指せる体制を整えたい。

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