28日J1リーグ23第31節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイサンガスタジアム by KYOCERAで京都サンガF.C.と対戦し、1対0でアルビレックス新潟がDF渡邊泰基のゴールを最後まで守り抜き6試合負けなしとなり、10勝10分11敗勝ち点40得失点差-5で10位に浮上した。

試合は前半から京都の前線からのハイプレスに苦しみなかなかボールを回す事ができない展開となったが前半34分にFKからDF渡邊泰基がゴールを決めて新潟が先制する。その後決定的なピンチを迎えるも相手のハンドでノーゴールをなり前半は1点リードで折り返した。

後半前線に放り込んでくる京都に対して受け身に回る時間が増えるもGK小島亨介が決定的シーンで再三のファインセーブでゴールを許さずそのまま逃げ切り新潟は6試合連続負けなしとなった。

これでアルビレックス新潟は順位を10位まで上げて残り3試合で1桁順位を目指す。





前半戦に敗れた京都相手に新潟はアウェイで粘り強く戦った。特に高さある相手に対してGK小島亨介中心に最後まで守り通した。

京都は前半は前線からのハイプレスでボールを奪いに来る戦術で来たけれど、前回の対戦で相手の出方をメンバーを見てある程度スカウティングできていた事もあり前半思うようにボールを回せなくても粘り強く戦うという意識が全体で共有されていた。

そしてこのチームでは誰が出ても連携に綻びが出ない事で途中から誰が入っても全く慌てる事が無い。この試合では突如5バックを敷いたけれど、経験値の高い選手が多い事で5バックでも戦えるだけの土台が既にあったし、高に代えて舞行龍を投入したシーンは中盤を崩しに来ない京都には最終ラインに高さで対応できる選手の方が良いと5−3−2に変更した。

5バックになった事で中央が堅くなりセカンドボールを拾う事は難しくなったが2トップにした事でカウンターが発動できる利点を残した。これも今季2度の退場劇で1度目の名古屋は1トップにしたが前線が機能せず、2度目の札幌戦では4−3−2を敷いた事で前線とのバランスを保てるし何よりカウンターを狙える事で相手も後ろを警戒しながらプレーする事になる。それだけロングボールを出しやすくした事でボールをキープしたら前線を見る事ができた。





これもリードを奪えた事でできた戦術でもあるし、相手のやってくる事に対応する為に様々な対応力もこれから上を目指す上では必要になる。練習ではあまりやっていないシステムだが攻撃時には後ろ3枚で回す事からあまり影響なくプレーできていた。

もう少しカウンターからゴールを決める事ができたシーンもあったけれどこれは来季への課題の1つとして全体で奪うだけでなく個でも打開できる力を身についていく事が必要だ。

次節はホームで東京と対戦する。この11位との直接対決を制すれば10位以上の可能性がより高まるし1桁順位になる可能性も高まる。前半戦悔しい試合になったけれどホームでは確り借りを返す試合をしたい。





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