29日J1リーグ23第29節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイ等々力陸上競技場で川崎フロンターレと対戦し、3対2でアルビレックス新潟は前半に先制を許すもMF三戸舜介のシュートの跳ね返りをFW鈴木孝司が決めて同点に追いつくと、後半DF新井直人のゴールで逆転に成功し一時PKで同点に追いつかれるも途中出場のMF太田修介の勝ち越しゴールで再び逆転して川崎フロンターレに競り勝ち、9勝9分11敗勝ち点36得失点差-6で暫定11位に浮上した。

試合は前半開始早々は川崎にボールを握られたものの次第に新潟がボールの主導権を握っていくが前半23分に川崎がCKからMFジョアン シミッチにゴールを決められ先制を許すも新潟は前半30分にMF三戸舜介のシュートがポストに当たるもその跳ね返りをFW鈴木孝司が押し込み同点に追いつき前半を1対1で折り返した。

後半新潟は主導権を握りながら展開し後半14分にCKからDF新井直人のゴールで逆転に成功する。しかし川崎も反撃に転じて後半31分にPKを獲得してこれを途中出場のFW山田新に決められ同点に追いつかれるが、新潟は後半35分にカウンターから途中出場のMF太田修介のゴールで再び逆転に成功してこのまま逃げ切り新潟が12年ぶりに対川崎シーズンダブルを達成した。

これでアルビレックス新潟は川崎に堂々と挑んでシーズンダブルを達成し残り5試合で1桁順位を目指す。




ここ5年J1リーグでは川崎が圧倒的にボールを握る試合を観続けてきたけれど、このスタッツを観ると川崎のボール支配率37%は他のクラブから見ても衝撃的な数字だ。それだけ新潟が90分間主導権を握る時間が多かったし、ゴールを決められたシーンはCKとPKと1度しか崩されていない。新潟は川崎のゴールを2度完全に崩して決めている事を踏まえるとスコア以上に試合内容は新潟が完全に上回った試合だった。









それに90分間無警告で乗り切った事も素晴らしい。多くのJ1クラブが川崎に対してファウル覚悟で止めているケースが多いのにこの試合では新潟のプレーを川崎がファウル覚悟で止めていて2警告受けている。

前半戦は自分たちはどれ位通用するのかと半信半疑でプレーしていたシーンが多かったけれど後半戦になりJ1のレベルに慣れてきてからは自信を持ってどこが相手だろうとボールを握り主導権を持って試合を進めている。川崎に対してこれだけボールの主導権を握り続けられたらどこが相手でもこのサッカーができるという事だ。

シーズンダブルも2011シーズン以来のシーズンダブルで今回は打ち勝ったシーズンダブルになる。J2で磨き上げてきた戦術がJ1で完全に適応できた新潟は来シーズン更なる飛躍をする為に1桁順位を目指していく。

次節はホームで鳥栖と対戦する。既にJ1残留が30日に決まる可能性があるが事実上J1残留確実にした事で思い切って試合に挑める。残り5試合全て勝って1桁順位で終わろう!






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