23日J1リーグ23第28節が行われ、アルビレックス新潟はホームデンカビックスワンで横浜FCと対戦し、3対1でアルビレックス新潟は前半にMF三戸舜介のゴールで先制し同点に追いつかれるも後半新潟はDF渡邊泰基の勝ち越しゴールでリードすると最後はMF高宇洋のゴールで横浜FCに競り勝ち、8勝9分11敗勝ち点33得失点差-7で14位に浮上した。
6ポイントマッチで残留を決定づける勝利を手にして残り6試合で1つでも順位を上げていく。
3度目の6ポイントマッチとなった訳だけれど、ここまで柏、湘南とドローが続き、横浜FCには前半戦敗戦を屈しているなど現在下位に沈むクラブに対して1勝もできずにいただけにここで勝利するとしないでは残留争いに巻き込まれるか?1つでも上位を目指せるかの分岐点になった。
しかし新潟は後半戦ここまで天皇杯で準々決勝まで進出するなど厳しい試合を戦い抜いてきた事がチーム力を大きくアップさせてきた。誰が出場しても戦力が落ちない今の新潟はJ1でのプレーレベルにも慣れて上位相手にも接戦を演じられる。後半戦敗戦した試合は3試合だけれど完敗は鹿島戦だけで神戸戦も名古屋戦も1失点で敗れただけと十分戦えている。
残留を決定づけた試合を振り返りたい。
アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1
前節から7人入れ替えて挑んだ。
試合は前半6分にMF三戸舜介のゴールで新潟が幸先よく先制する。シュートこそ正面だったがGKが弾いたボールがそのままゴールに吸い込まれた。三戸舜介のシュートはぶれるのでGK泣かせのシュートだ。
しかしその後新潟は受け身になってしまい横浜FCの時間が長く続き前半25分MFユーリララに決められて前半は1対1で折り返した。
しかし後半になると横浜FCは勝ち点3を目指してリスクを冒して攻めてきた事で後ろが手薄になり何度もチャンスを作り出す。そして後半17分に新潟はCKからDF渡邊泰基が新潟初ゴールJ1初ゴールで勝ち越してリードを奪う。
その後も押し込まれる苦しい時間が続くも後半45分に新潟は途中出場のMF高宇洋がダメ押しとなるゴールを決めて新潟は横浜FCに競り勝ち6ポイントマッチを制して順位を14位に上げた。
7人先発メンバーを入れ替えても全くそん色のない戦いができるのも今の新潟が2022シーズンからずっと誰が出場しても戦えるスタンスを導いてきたからだ。GKを除けばほぼ毎試合同じメンバーで戦う事はない。J2でも過密日程が続いても選手を入れ替えて戦い続けてJ1昇格を勝ち取ったスタンスはJ1になっても変わらない。新潟のように予算が限られて活躍したら移籍してしまうようなクラブにとって1人の主力に頼った戦いはJ1定着を難しくさせる。
J1Season1の時代は外国人選手に頼った戦いを続けて外国人選手が欠場すると殆ど勝てない試合が続いた事もあった。それにコロナによって誰か出場できなくなっても不思議じゃなくなった2020シーズン以降は誰が出場しても戦えるチーム作りが求められるようになり全ての試合にフルタイム出場する固定観念は既に死語といって良い。
誰が出場してもチーム力は落ちないチームにする事こそJ1Season2で生き残っていく術という事だ。
前回の横浜FCと戦った時にGKを除いて10人入れ替えて物議をかもしたけれど私はあの時10人入れ替えても戦えるクラブになった事を前向きに捉えていた。どんなにいい選手でも疲労が蓄積したまま戦ったらパフォーマンスは低下する事をコロナで半年で41試合戦ったあのシーズンで大きく学んだし、チームとしても誰が出場しても戦えるクラブにした方が選手たちもチャンスを掴めば常にベンチ入りできるというモチベーションアップにもなる。
特にこの酷暑の夏は中6日の日程でも体力的に厳しく選手の疲労を軽減させながら起用していく事でチームの幅も広がっている。代表招集された小見洋太が不在でも太田修介が復帰して埋めているし、CBも前節からそっくり入れ替えても問題なく機能するのは他のクラブではなかなかない。
全員移籍する事はないだけに来季へ向けても選手を何人か入れ替えなければならなくなるがそれでもこれだけ常時出場する機会を多くの選手が得ている事は戦術を継続する上で絶対に必要な事だし、主力選手が抜けても落ちないチーム作りを今の新潟はできている。
伊藤涼太郎が抜けて不安視されたけれど元々伊藤涼太郎に依存したチーム作りはしていなかっただけに既に前半戦4勝を超えて後半戦5勝をしている事からもチームとして大きく成長している証だ。
もちろんこれ以上上に行く為には更に得点力ある選手と守備力ある選手の加入は必要ではあるけれど誰が出場しても格差を作らない事が川崎フロンターレを見ていると今の代表選手がごっそり抜けて苦しんでいる事を踏まえると選手の固定化はしない方が良い。
これだけ誰が出場してくるかわからないのは対戦する相手にとっても対策を立てるのが難しくなるし、誰が出場しても色々な戦い方ができる事でどんな相手でも対応しやすくなる。強くなればなるほど試合日程は増えていくので強くなった時の事を既に見据えている。
特に夏場になってからは相手が後半足が止まるケースが増えた事で後半ボールを支配できる試合が増えてきた。あれだけボールを回されて前半にボールを追い続けると次第に相手の体力を奪っていくという事だ。
終盤になると後ろにスペースができる相手程その効果を発揮して選手を入れ替える事で走れる選手が前で躍動する。これも5人交代制になってから活かせている1つの要因だけれど、リードを許した横浜FCに対して後ろが手薄になった時点でゴールを奪うチャンスを多く作れていた。
これで新潟は勝ち点33に伸ばして17位以下と11点差になり最短で次節にもJ1残留が確定する。
次節はアウェイで川崎と対戦する。等々力を苦手にしている過去を払しょくする戦いをして勝ち点で川崎に並びたい。出場する選手たちがやってくれると期待しているしより上の順位を目指して戦い続ける。
6ポイントマッチで残留を決定づける勝利を手にして残り6試合で1つでも順位を上げていく。
試合終了
— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) September 23, 2023
🏆2023明治安田生命J1リーグ#アルビレックス新潟 3-1 #横浜FC#albirex pic.twitter.com/KmUb04hH39
3度目の6ポイントマッチとなった訳だけれど、ここまで柏、湘南とドローが続き、横浜FCには前半戦敗戦を屈しているなど現在下位に沈むクラブに対して1勝もできずにいただけにここで勝利するとしないでは残留争いに巻き込まれるか?1つでも上位を目指せるかの分岐点になった。
しかし新潟は後半戦ここまで天皇杯で準々決勝まで進出するなど厳しい試合を戦い抜いてきた事がチーム力を大きくアップさせてきた。誰が出場しても戦力が落ちない今の新潟はJ1でのプレーレベルにも慣れて上位相手にも接戦を演じられる。後半戦敗戦した試合は3試合だけれど完敗は鹿島戦だけで神戸戦も名古屋戦も1失点で敗れただけと十分戦えている。
残留を決定づけた試合を振り返りたい。
アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1
前節から7人入れ替えて挑んだ。
試合は前半6分にMF三戸舜介のゴールで新潟が幸先よく先制する。シュートこそ正面だったがGKが弾いたボールがそのままゴールに吸い込まれた。三戸舜介のシュートはぶれるのでGK泣かせのシュートだ。
中盤で組み立てた #島田譲 選手が前線へ侵入。サイドと見せつつ中央の #三戸舜介 選手にパスを送る。
— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) September 23, 2023
三戸選手が鋭いターンから左足でフィニッシュ。これが決まって新潟が貴重な先制点を奪う。
皆で戦い抜いた90分を #DAZN でもう一度🤳https://t.co/TXEcE7LIeu#albirex pic.twitter.com/qLZ6b9mABb
しかしその後新潟は受け身になってしまい横浜FCの時間が長く続き前半25分MFユーリララに決められて前半は1対1で折り返した。
しかし後半になると横浜FCは勝ち点3を目指してリスクを冒して攻めてきた事で後ろが手薄になり何度もチャンスを作り出す。そして後半17分に新潟はCKからDF渡邊泰基が新潟初ゴールJ1初ゴールで勝ち越してリードを奪う。
右サイドからのCK。#高木善朗 選手が素晴らしいキック。
— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) September 23, 2023
ニアサイドの選手の頭を越えたところで鋭く落ちたボールに #渡邊泰基 選手がヘディングで合わせる。
泰基選手のJ1初ゴールで新潟が勝ち越した。
皆で戦い抜いた90分を #DAZN でもう一度🤳https://t.co/TXEcE7LIeu#albirex pic.twitter.com/dXR2vn6H7v
その後も押し込まれる苦しい時間が続くも後半45分に新潟は途中出場のMF高宇洋がダメ押しとなるゴールを決めて新潟は横浜FCに競り勝ち6ポイントマッチを制して順位を14位に上げた。
交代選手たちが生み出したゴラッソ。#新井直人 選手の縦パスを受けた #長谷川巧 選手が中央へ折り返す。
— アルビレックス新潟 (@albirex_pr) September 23, 2023
ボールを受けた #高宇洋 選手がフェイントでマークを外すと右足で強烈なシュート。
皆で戦い抜いた90分を #DAZN でもう一度🤳https://t.co/TXEcE7LIeu#albirex pic.twitter.com/yMUgonS4iW
7人先発メンバーを入れ替えても全くそん色のない戦いができるのも今の新潟が2022シーズンからずっと誰が出場しても戦えるスタンスを導いてきたからだ。GKを除けばほぼ毎試合同じメンバーで戦う事はない。J2でも過密日程が続いても選手を入れ替えて戦い続けてJ1昇格を勝ち取ったスタンスはJ1になっても変わらない。新潟のように予算が限られて活躍したら移籍してしまうようなクラブにとって1人の主力に頼った戦いはJ1定着を難しくさせる。
J1Season1の時代は外国人選手に頼った戦いを続けて外国人選手が欠場すると殆ど勝てない試合が続いた事もあった。それにコロナによって誰か出場できなくなっても不思議じゃなくなった2020シーズン以降は誰が出場しても戦えるチーム作りが求められるようになり全ての試合にフルタイム出場する固定観念は既に死語といって良い。
誰が出場してもチーム力は落ちないチームにする事こそJ1Season2で生き残っていく術という事だ。
前回の横浜FCと戦った時にGKを除いて10人入れ替えて物議をかもしたけれど私はあの時10人入れ替えても戦えるクラブになった事を前向きに捉えていた。どんなにいい選手でも疲労が蓄積したまま戦ったらパフォーマンスは低下する事をコロナで半年で41試合戦ったあのシーズンで大きく学んだし、チームとしても誰が出場しても戦えるクラブにした方が選手たちもチャンスを掴めば常にベンチ入りできるというモチベーションアップにもなる。
特にこの酷暑の夏は中6日の日程でも体力的に厳しく選手の疲労を軽減させながら起用していく事でチームの幅も広がっている。代表招集された小見洋太が不在でも太田修介が復帰して埋めているし、CBも前節からそっくり入れ替えても問題なく機能するのは他のクラブではなかなかない。
全員移籍する事はないだけに来季へ向けても選手を何人か入れ替えなければならなくなるがそれでもこれだけ常時出場する機会を多くの選手が得ている事は戦術を継続する上で絶対に必要な事だし、主力選手が抜けても落ちないチーム作りを今の新潟はできている。
伊藤涼太郎が抜けて不安視されたけれど元々伊藤涼太郎に依存したチーム作りはしていなかっただけに既に前半戦4勝を超えて後半戦5勝をしている事からもチームとして大きく成長している証だ。
もちろんこれ以上上に行く為には更に得点力ある選手と守備力ある選手の加入は必要ではあるけれど誰が出場しても格差を作らない事が川崎フロンターレを見ていると今の代表選手がごっそり抜けて苦しんでいる事を踏まえると選手の固定化はしない方が良い。
これだけ誰が出場してくるかわからないのは対戦する相手にとっても対策を立てるのが難しくなるし、誰が出場しても色々な戦い方ができる事でどんな相手でも対応しやすくなる。強くなればなるほど試合日程は増えていくので強くなった時の事を既に見据えている。
特に夏場になってからは相手が後半足が止まるケースが増えた事で後半ボールを支配できる試合が増えてきた。あれだけボールを回されて前半にボールを追い続けると次第に相手の体力を奪っていくという事だ。
終盤になると後ろにスペースができる相手程その効果を発揮して選手を入れ替える事で走れる選手が前で躍動する。これも5人交代制になってから活かせている1つの要因だけれど、リードを許した横浜FCに対して後ろが手薄になった時点でゴールを奪うチャンスを多く作れていた。
これで新潟は勝ち点33に伸ばして17位以下と11点差になり最短で次節にもJ1残留が確定する。
次節はアウェイで川崎と対戦する。等々力を苦手にしている過去を払しょくする戦いをして勝ち点で川崎に並びたい。出場する選手たちがやってくれると期待しているしより上の順位を目指して戦い続ける。