3日J1リーグ23第16節が行われ、アルビレックス新潟はアウェイレモンガススタジアム平塚で湘南ベルマーレと対戦し、2対2でアルビレックス新潟は前半2分にDF千葉和彦がハンドでPKを献上してFW町野修斗にPKを決められて苦しい展開になるも前半30分MF伊藤涼太郎のスルーパスにFW谷口海斗が決めて同点に追いつき、後半新潟は再びFW谷口海斗のゴールで逆転に成功したが後半38分にMF小野瀬康介に同点ゴールを許してドローとなり、4勝5分7敗勝ち点17得失点差-5で13位のままだった。

試合は開始早々の1分に湘南のクロスにDF千葉和彦がハンドでPKを献上してFW町野修斗に決められて苦しい展開となり15分間浮足立ったプレーが続くが次第にペースを掴みだした前半30分にMF伊藤涼太郎のスルーパスにFW谷口海斗のゴールで同点に追いつき前半は1対1で折り返した。

後半新潟は次第にゴールに迫るシーンを作り出しゴールを狙うと後半17分にCKからFW谷口海斗のゴールで逆転に成功し追加点を狙い続けたがゴールを奪えず迎えた後半38分にMF小野瀬康介にゴールを許しVARの結果オフサイドなしとなり同点に追いつかれて終了間際にはDF新井直人のヘッドはバーを叩きドローとなった。

これでアルビレックス新潟は下位との直接対決で勝ち点差のを維持し次節はホームで京都と対戦する。



2試合連続2分で先制を許す展開となり嫌なムードが流れたけれどそれを断ち切ったのがFW谷口海斗のゴールだった。もちろんゴールをおぜん立てしたMF伊藤涼太郎のスルーパスは見事だったけれどゴール前であれだけ落ち着いてプレーした谷口海斗はようやくゴールの感覚を取り戻してきた。

元々泥臭いゴールや強引なゴールが多いけれど1度スランプになると抜け出すまで時間を要するだけにこのゴールを次に繋げてほしい。そしてこの試合では渡邊泰基が本格的にCBとしてフル出場した。

これまでルヴァン杯75分、ガンバ戦で45分プレーしたけれど90分フル出場は初めてだった。金沢時代を含めてもずっと左SBでプレーしてきたけれどチームの選手層を広げる事と自分自身がCBで出場できるようになる事でプレーの幅が広がる事も含めて起用しているが、ベテランCBが多い新潟にとって渡邊泰基が成長すれば来季以降もCBの人員は確保できるという面もある。

そして実際にプレーを見るとサイドバックの経験からパスの出し方が予想以上に上手いので経験を積んでいけば左のCBに定着できる可能性は十分ある。それに左利きのCBはかなり貴重な存在なのでパスを出す時も左サイドへパスを出しやすい側面もあり左サイドからのクリアも容易だ。

こればかりは経験を積んでいかないとCBとしてのプレーが身についていかないので来季以降を見据えた起用でもある。

そうなると今後左サイドバックも人員を増やす事も視野に入れていく事になるが、将来的に高徳の帰還を含めているという事でもあると思う。高徳も最後は新潟でプレーしたいと言っていますからね。

攻撃面ではリードしてさらに追加点を獲る事ができていない。この試合でも逆転してから追加点を奪うチャンスがあったけれどダニーロゴメスのシュートは惜しくも外れた事でこれが決まっていたらこの試合をものにできたと思う。

それでもダニーロゴメスは次第にチームに浸透してきているので後半戦が楽しみだ。次節は三戸舜介がU-22で不在なのでダニーロゴメスの出番があると思う。

しかしリードして逃げ切る事ができなかった事はまだまだ色々な課題があるけれど、今シーズン最多失点が3失点タイなのでこれを2対1で勝ち切るようにしていく事ができればチームも1つ上へ行けると思う。

次節はホームで京都と対戦する。2021シーズンに新潟と対戦経験がありその時在籍した選手もいるだけに新潟を知っているクラブとの対戦はここまで横浜FC(J2で共に昇格)、鳥栖(監督が愛媛時代経験あり)、ガンバ大阪(昨年徳島で対戦経験あり)と3敗しているだけにここで勝ち点を献上するようだと後半戦厳しい戦いを強いられる。勝ち点20に乗せて後半戦に突入する為に全力で挑まなければならない。





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